かにさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

かに

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映画(360)
ドラマ(4)
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.4

割とずっと暗い。スペインのダークファンタジー
空想は全て過酷すぎる現実から逃避するための少女の妄想かなあと思った。
バッドエンドだけど綺麗。少女視点ではきっとハッピーエンドなのが唯一救い。

メルセデ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

男と女では見えている現実が違う

フェミニズムにスポットを当てながら家族の関係性、姉妹の成長が丁寧に描かれていて懐かしい感じなのに新鮮みがあった。

過去の四姉妹の無邪気なかけあいが楽しく、美しければ
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.7

テーマ曲大好き
量子力学とか科学っぽいこと言ってるけど結局ノリと勢いでゴリ押しする感じ好き

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

1.5

お粗末すぎるCGの空飛ぶ幽霊サメが出る度大爆笑してたので思ったより楽しかった
画面に出てくる全てに意味がなくて最高
カップルがサメから逃げる時の走り方が完全にランニングだったのツボだった

アツすぎる
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.3

ラスト良かった
敵は自分の手で殲滅しないと安心できないし

殺人鬼が集まってお化け屋敷作ってるところ想像すると面白い

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.1

水の表現が本当に綺麗
ケルピーとかの神話の生き物や精霊とか王国の歴史とか
ファンタジーミステリー要素が多くて楽しい

アナとエルサ二人とも物語の解決に不可欠なところが好きだけど、エルサ強すぎてパワーバ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

どこまでも美しい物語
画面の隅々まで愛が満ちている
アニメシリーズ見てなかったけど普通に楽しめた

京都アニメーション及び作品に関わった全てのスタッフに感謝…………………
水の表現が素晴らしいのはいつ
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キャロル(2015年製作の映画)

4.3

確実に今まで観た中で最も美しいラブシーン

あまりに美しく儚すぎる幸福と悲哀とのコントラストが鮮やか。
ケイトブランシェットが強すぎる。何やってても美しくて見惚れてしまう
テレーズの純粋で芯が強く自分
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

おれの考えるさいきょうにかっこいい設定の世界最高峰って感じ。クリストファーノーランだ

物理学の理論と時間と重力の概念と人間の感情という理論的でないものをこんなにそれぞれ効果的にストーリーとして設計で
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

外部の人間を定期的に招き人身御供させるフォークホラーは設定自体は普遍的だけど
徹底してずっと明るく綺麗で美学があって観てて楽しかった。
バッドトリップの演出ですらなんか綺麗だった
民俗学好きな人はさら
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.2

良く時代が反映されててさすがのディズニー

美しく花のように可憐な女性像を演じ続けるイザベラと
男以上の強さを求められ強い女性としてのプレッシャーに耐え続けたルイーサ
二人の姉の独白シーンが現代の女性
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.6

北欧の風景や敬虔な人達の清貧な生活が美しかった。純粋で素朴
ずっとミレーの絵画みたいな風景

貧民だから未知のフランス料理に恐れ慄く村人達の方に共感してた。悪夢のシーンで一気にコメディ映画か?ってなっ
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.3

虚構の世界を行き来し、女性同士の主従完成が何度も逆転しながら、それを監督して鑑賞するのは男達というこの国のグロテスクさ
そして更にそれを映画にする入れ子構造

園子温なりのポルノへの反逆、、?
正直男
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.2

唯一無二の世界観、美意識、芸術性に没入できる
好きだった

合成がやけに不自然で画面効果もチープで動く紙芝居を見てる気分だった。でもそれが正解という感じがする
ラストにかけて畳みかける展開と悪夢みたい
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.7

韓国映画で暗いノワール系以外のものを始めて観た。すごく爽やか
何年越しのすれ違いの初恋ってよくあるテーマだけど丁寧に描かれてて良かった。
時間の経過をあの手この手で表現してる
若い主人公引っ込み思案す
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.1

構図や舞台演出がとてもお洒落で華やか。
そしてとにかくファッションがめちゃくちゃ可愛い。車とか家具の小道具も全てが可愛くてそれらを見てるだけできゅんとする。
美しく着飾った女性たちがたくさん出てきて目
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

ラストが凄まじく良い。
犯人事件後そのまま何事もなく普通の顔して暮らしてるってのが本当に、胸糞悪い。
こちらを見つめるソンガンホのラストカットがとにかく良い。未解決事件をこういう風に描くんだ

ミスリ
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.4

中条あやみのスタイルの異次元さと広瀬すずのおでこの美しさ、、
基本2時間ずっとスベってたように思うけど終盤はちょっと愛おしくなってきた。邦画お決まりの笑い
スポ根ものが好きな人は好きそう

福井にもア
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.6

とにかくピーターラビットや動物たちがもふもふで可愛い。
ストーリーも分かりやすくてテンポよくて家族で観るのに良い映画
ホームアローン的な楽しさ

ユーモアセンスがイギリスっぽい

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.4

映画だからこその演出もカッコよかったけど、やっぱり本場で生でこの体験をしたい、、

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.4

現代美術のキュレーターが主人公で、アートにある程度造詣というか興味がないと見るの退屈そう

ザ・スクエアという現代美術作品がメインの物語なのかと思ってたら違った
偽善と富裕層、文化人への皮肉がすごい
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イザベラ(2006年製作の映画)

3.2

人の関係って一言では言い表せないなあと感じた。父娘が恋人みたいな空気出してるの苦手だけど
ヒロインが不安定で純粋で魔性だ。

構図や色合いがメランコリックな感じで雰囲気がなんとなくおしゃれ。汚いのに
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マリオネット 私が殺された日(2017年製作の映画)

3.1

胸糞悪いというか後味がリアルに悪い。
韓国では女性の人権問題が映画や文学の題材によくなってる印象があるけど、本当に悲痛だし自分事でもあるし苦しい。私達を踏みつけてるその足を退けて下さい

終盤刑事モノ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

最初から最後まで不穏で不条理でキモい(褒めてる)

自分の過失でこんな事態に陥ったのにマーティンを監禁するし最後は運任せだし、父親のクズっぷりにびっくりした。母親も姉も怖いけど父親のキモさ群を抜いてる
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.5

ママが殺しにくる。っていうキャッチコピー本編観てない人がつけたんか?ってくらい的外れでびっくりした。
ジャンルもホラーじゃなく、ファンタジー要素+ストリートチルドレン目線の社会問題と母親から娘への愛を
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

人の魅力に外見は実は大して重要じゃなくて、
自分自身を心から愛すことから生まれるオーラ、周りの人を楽しませられる心の余裕、ありのままの自分を受け入れる自己肯定が人を惹きつけるんだなあと思う。
その事が
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West End Girls(2020年製作の映画)

3.5

サリの困ったらとりあえず笑っちゃう感じとか、お金に困ったらとりあえずパパ活に手を出すのとか今の日本の女の子っぽいな〜って思った。
生配信アプリで稼いでいく現代の女の子とカンボジアの外国人労働者の女の子
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アイドル(2020年製作の映画)

3.5

こういう親色々と認知歪みすぎててどうしようもなさそう。

キッズアイドル業界は真っ黒だしやらせる親もおかしい
うちの子がスターとか一切思ってなくて金づるとしか思ってない感じ。けっこう胸糞悪い

大学での出来事(2020年製作の映画)

3.7

3カットだけの24分間でこんなに緊張して感情揺さぶられるのシンプルに凄い

警察との電話、友人(?)との電話、母親との電話で主役の女性の背景がある程度見えてくるのもリアルで感情移入した。息止まる…

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.6

前知識が無かったのでトランスジェンダーって事に気づいたときめちゃくちゃびっくりした。

説明が少なくてなぜそんなことが起こる?みたいな事が多く最初ついていけなかった。
袋叩きにされてるのは不倫相手だか
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

エマがあまりにも美人でイケメン

何をしてても楽しくなさそうだったアデルがエマに一目惚れして人生の春を味わった後の転落が見てて辛かった。
自分の魅力に気づけてない感じがもどかしいな。 
最愛の人のミュ
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空気人形(2009年製作の映画)

3.7

主役の女優さんが本当にお人形にしか見えなくてすごかった、、見た目もだし動き方やふとした動作が。空気の出し入れされてる時の胸の動きとか地味にすごい。

こうなってくると人間と人形は燃えるゴミか燃えないゴ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

序盤でこれ眠くなるやつだなって思ったけど意外とあっという間。美術館でぼーっと印象派の絵画を眺めてるような気分だった。
なんか心地良くて確かにずっと観てられるかもしれない。
毎日同じルーティンのように見
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.7

主人公の心情がほぼ語られなくて主題がしばらく分からなかった。
死にかけの人たちを見つめるのってなんとも言えないな。辛くなってくる気もする。自分含め生き物は全員老いて死ぬことを実感した。
違う人生を生き
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

テンポもよくて笑いどころもあって結末も想像がつかなくて目が離せなかった。
地上の人々は表面上すごくきれいないい人達だけど、地下の人々に対しては同じ人間とは思ってない虫ケラを見るような目で見てて、ラスト
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