beachboss114さんの映画レビュー・感想・評価

beachboss114

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武器人間(2013年製作の映画)

4.0

待ってました、バカなヤツ。バカが見るヤツ。だから見た。

グログロしいけどエロくはないから、お子さまに見せても安心。いや、正確には、見てるところを見られても安心。積極的に見せるのはオススメしない。
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

4.0

冒頭、スクープゲットからのタイトルバックが気持ちいいし、テンポの良い展開やご本人たちの再現っぷりも含め、UK好きにはサクっと楽しめる。

特に、アンドルーのキョトンとした目付きや挙動不審っぷりが笑えた
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

5.0

「本来、スパイとはかくあるべし」という「通向け」の諜報員映画。ドラマ版については、こちらにアップしたので、レビュー内容はほぼ被るんだけど、
https://filmarks.com/dramas/65
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

4.0

『グリーンブック』で芸術科学アカデミーに魂売ったファレリーが、俺たち低俗ビレッジに帰ってきた!

でも、もはや往年の破壊力は感じられず。とはいえ、そこそこ笑えたから、まぁいいや。

イタズラの犯行現場
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ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

4.0

ヨメがポテチを頬張りながらNetflixで見ていた『還魂』で見かけた瞬間、私の全身に電気が走ったチョン・ソミン。伊東美咲と森川由加里のハイブリッドにして、つみきみほの進化形みたいなルックスがドストライ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

開発者のイノセントな創意とか狂気とか反省とか贖罪といった定番のアプローチ以上に、科学者や政治家といった人種のドス黒い自意識や嫉妬にフォーカスしてえぐり出した終盤がすこぶる面白い。

光と音と風の速度の
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シャドー・メーカーズ(1989年製作の映画)

4.0

『オッペンハイマー』に備えて20年ぶりに復習。覚えてたのは、被曝したジョン・キューザックの顔がパンパンに腫れていくところと、最終実験でオッペンハイマーの頬が「ミッション・インポッシブル」の1作目でTG>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

ミステリーとしてはヌルいし、ラブ・ストーリーとしてもテンプレの域を出ず。

裁判自体、どこから見ても有罪にはできないものなので、ちっともハラハラしない。

にもかかわらず、この作品が得がたい魅力を放っ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

5.0

得意技を封印したガイ・リッチーのベスト・ワーク。わざわざ原題に「Guy Ritchie's」と付けた辺りにも自信の程が伺える。

喩えて言うなら、体育会系の『キリング・フィールド』か、ドライな『ディア
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ナイトホークス(1981年製作の映画)

4.0

『フレンチ・コネクション』をグレードアップさせようと、細胞をあれこれいじくってたら、最後に雑菌が混ざって培養に失敗したような仕上がり。

でも、これはこれで悪くないしキライじゃない。タイトルバックのい
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.0

筋書きやギャグは大して芸もなく、配信レベルの低めな安定感だったが、映像は大画面で見ておくべきクオリティで、抜けるような気持ち良さ。

そんだけ。

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

「マーベルに対抗してる」というより、「Xメンとカブってる」と言うべき。

巷で言われているほど悪くはない。どこまでのものを求めているかによる。そもそも、目から赤いビーム出すような連中の話にリアリティー
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

4.0

ジャスティスって名前の新しいスーパーヒーローは最後まで出てこなかった。

このサブタイトルだと、バットマンとスーパーマンがケンカした勢いで岩か何かに命が吹き込まれてジャスティスって化け物が生まれたか、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

結局、いくら理詰めで解剖したところで真相なんて第三者には分かりゃしない、って話。

それを見事に証明してくださいました、2時間半もかけて。あーしんど。

裁判経験者にしか分からない、裁判官や検事(民事
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トレマーズ(1990年製作の映画)

5.0

陸ジョーズならぬ土ジョーズ。久々に見たら、やっぱ、よう出来てますねん、映画的に。

展開は若干ユルいんだけど、見せ方が抜群に上手いし巧い。

盛り上がる大地、スポスポと埋もれていく杭、地面にドリルで吹
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のシークエンスでめちゃめちゃテンション上がったけど、あとは「ドラえもん」。

ガル姐さんの登場までがピーク。あそこでイッてもた。極上の多幸感。あとはあれこれ理屈っぽい台詞がうるさい上に画面チラチラ
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ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

4.0

公開当時、この映画で「インターポールは捜査するだけで、逮捕権はない」と学んで、銭形の父っつぁんのレゾンデートルが音を立てて崩れたのを覚えている(アナタも?)。

んなことはさておき、ところどころ都合の
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

5.0

久々に見たが、やっぱおもろいな。今さら手に汗握るほどでもないが、よくできてるわ。

タイミング良く稽古で走ってくる柔道部御一行とか、タイミング良くボヤる喫茶店とか、ところどころトンチキな描写があったり
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

真面目かよ!

ニコケイで「慟哭のリベンジ・スリラー」だよ。「俺のブタを返せ」だよ。痛快バカバカB級アクションを期待して当然だろうよ。

ラストはラスボスを血祭りに上げた後、小豚を小脇に抱えたニコケイ
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ナンズ・オン・ザ・ラン-走れ!尼さん-(1990年製作の映画)

4.0

『お熱いのがお好き』の修道女版にして、後の『天使にラブ・ソングを…』に多大な影響を与えた幻のコメディ。未DVD化でずっと探してたわ、サンキュー、Amazonプライム!

でも、「逃走中の修道女たち」な
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

キターッ! 今年の大当たり!冒頭5分で名作と確信。

これ、映画館で見ないと損するヤツ。自宅でAmazon配信で見てたらAmazon配達がピンポーンするような環境で見てたら絶対にアカン。

『暗くなる
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

5.0

本来はもっと複雑に利害関係が入り組んだ話なんだろうけど、シンプルに「貧乏人v.s.金持ちの対決」「勝ち負け」「仲間との信頼関係」という少年ジャンプみたいなシンプルな構図にまとめ上げているので、株式の知>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

4.0

精神的に成長できないキャラを描き続けるウディ・アレン。頭でっかちで大人になれず、親子ほど年の離れた恋の相手から諭される辺りは、『マンハッタン』の頃から変わっていない。

「私を会員にするようなクラブに
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

5.0

脚色なしの決死の脱出行、よくまぁ撮影できたもんだと、ただただ感心。

警察国家の非道な行状、これまたよく撮影できたもんだと、ひたすら感心。

本来なら、カメラが回っていることでウソ臭くなるところなのだ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

大人の児童文学全集。ビジュアルの創意がキラキラかつネチネチと増殖していく点では「変態アメリ」といったところ。いや、ここは「気狂いアメリ」と言うべきか。

これ見よがしで見せてくる「奇抜」と、さりげなく
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

何これ、すごいやん。今更ながら震えたわ。メイキング史上最高傑作かもしれん。

ドキュメンタリーの作りとしてはオーソドックスで、取り立てて凝ったことはしていないのだが、素材が濃すぎて凄すぎて、ただただ圧
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80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

4.0

話は都合良くデキすぎなんだけど、ちょっとした会話の端々にウィットが効いていて笑える。

アメフトのルールや魅力やスターなんてこれっぽっちも知らなくても十分盛り上がれる。

往年の名女優が揃った元気なお
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

5.0

当時、この作品と『マスク』がワンツーで来た時は衝撃だった。すんげぇ変なヤツ出て来たぞ、と。落ち込んでる時に見せられたら間違いなく癇に障るんだけど。良くも悪くも後にも先にも唯一無二のオンリーワン。世界に>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

5.0

面白かったー。場内爆笑。好きだわー、こういうの。

伏線の張り方がベタで洗練されてなかったり、ところどころ雑なんだけど、勢いとサービス精神でカバーする脚本。あれやこれやと仕掛けが盛りだくさんで、最後ま
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

反社や半グレを美化する作品には抵抗があるんだけど(ゴッドファーザーも含めて)、そこは一種のファンタジーってことで割り切って鑑賞。

さらに、山下&野木コンビってこともあって、期待を裏切られない程度には
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

エジプト感、皆無。砂ぼこりと直射日光が足りない。土地柄、グリーンバックとは相性が悪かったか。とにかく、どこにいても、どこから見ても空調が効いてる感じが興ざめ。

ストーリーはもともと鉄板だから、つまら
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

原作も映画やテレビの別バージョンも有名すぎるから、今さら謎解きや真相に驚きはしないが、今回は泣かせる演出になっていたのが新鮮。

一方で、上空から一気に寄ったり引いたりするダイナミックでスペクタキュラ
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.0

ドン・シーゲル meets カーペンター、になりそこねて残念。邦題の景気の良さに勝手に期待しすぎたか。オープニングの切れ味と舞台設定を生かしきれないまま、最後まで大したヒネリもなく着地。

全体的にエ
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アウトフィット(2022年製作の映画)

5.0

見てくれ地味な割には、展開がサスペンスフルで、あっという間。おとなしいのにクソ面白い、上質な舞台劇。

「仕立屋」と「裁断師」の違いやフランス語ができる受付嬢など、普段、気にも止めない人やモノにもそれ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

そそらないビジュアルと冴えないコピーのせいで敬遠してました(「すべての魚を味方にする男」って、売る気あんのか?)。

見てみたら導入部からグイグイと引き込まれて、水族館のシーンなんてワクワクするオープ
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

4.0

面白くなくはないんだけど、何だか冴えなくて。すべてが想定内でサプライズがないから、大してハラハラしない。

最新鋭の機材とかNFTアートとか、目新しいものがふんだんに扱われているから見た目は何かと楽し
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