ささんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Port Authority(原題)(2019年製作の映画)

-

フィン・ホワイトヘッドが約5年ぶりに日本のスクリーンに帰ってくる!と思い立って出演作積みDVDを消化。

身一つでNYに到着したばかりポールは、一緒に暮らす予定だった姉に拒絶され途方に暮れていた。しか
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

スパイダーマン初見なのでほぼ誰?状態だったけどとても楽しかった!トムホもゼンデイヤも可愛い。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ネフリで流し見。ぽやぽやしたジョブズっぽいマークライアンスがいい。
遺恨を残さず皆でせーので死ねたらそれはそれでオッケーだよね。アーメン。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

-

(コミカルなやつではなく字義通りの)顔芸映画。あとモンタージュ。サイレント作品って観ると文語体を読んでるみたいな脳みそのエクササイズになる。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ファーゴを彷彿とさせる雪景色から一転、アビジャンのカラッとした空気のギャップが気持ちいい。最初のドミノを倒したのは詐欺グループの青年だけど、実は彼も遠く離れた辺境の地に先に代償を払ってた、という綺麗な>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

-

早くも今年ベスト級!
個人的にはA24の最高到達点というか、これ系もクオリティ落とさず出せるのか...と恐れ入りました。ルックは「ライトハウス」と似ているけど、質感の違いを決定づけるのはシャープでミニ
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

-

途中まで何????て感じだけど結局壮大なラブストーリーだった。クレジットの献辞、監督が製作を決めた背景を聞くとさらに泣ける。

偶然と想像(2021年製作の映画)

-

それまで聞き手に回っていた人が語り始める潮目の勢いがすごい。朗読と一人喋りと会話と、全て少しずつ温度が違っていて人の発話ってこんなに多様なんだなぁという感じ。第3話の駅前のコントが神がかってて泣ける。>>続きを読む

セールスマン(1969年製作の映画)

-

上映後のトークが面白い、というかドキュメンタリー初心者としてはめちゃくちゃタメになる話だったので講義メモとして。
カメラと被写体、映像と観客の間をそれぞれダイレクトに繋ぐ「ダイレクトシネマ」のクラシッ
>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

-

今更初見なのだけどこれが90年代に作られてたって胸アツだ...!もっとたくさん映画観ます!キアヌリーヴスぴかぴかしてて良。

反撥(1964年製作の映画)

-

ラストナイトインソーホーの予習で観る。
道行く男たちから向けられる欲望に満ち満ちた眼差しと、部屋でひとり正気を失っていく主人公の虚ろな瞳。彼女が見る幻覚そのものを観客に味合わす不気味な演出の数々をよそ
>>続きを読む

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

-

言葉による説明も予定調和的な物語もないからこそ生まれる没入感。ずっと緊張しながら観る映画で、劇場から解放された後はどこかフワフワした足取りで帰った。こういう作品にふと出くわせると嬉しい。
サントラが変
>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ファンフィクか?ってくらい公式がノリノリで教会建ててて笑った。マイノリティに重ねてまで異種間ロマンス匂わせしてくる強火っぷり。ヴェノムは可愛い。
100分コンパクトな分ライド感あってめちゃ楽しい。リピ
>>続きを読む

The Hand of God(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

令和でこれ行けるか?とヒヤリとする箇所もあったけど、普通にギャグが効きすぎててゲラゲラ言いながら見た。喧しい親戚の集まりにどこか懐かしさを覚えつつ、一家でイタズラを謝りに行くシーンは大笑いしたし会場も>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

あっという間の90分。
子供の健気さと大人たちのクズさに心が千切れそうになったけど、温めなハッピーエンドを迎えててよかった。フィクションくらいこうであってくれ。
名前って親が子供に贈る最初のプレゼント
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

-

ギャッツビーみたいな華やか都会か血みどろ禁酒法マフィアしか印象がないアメリカの20年代、西部劇チックな田舎の風景に自動車が走る画がおもしろい。
無骨で男らしいフィルの上裸がやけに官能的。と思ったらそれ
>>続きを読む

(2021年製作の映画)

-

牛の映画。牛の鳴き声ってこんなだっけ?とか背骨すご!とナショジオ感覚で見始めたけど、次第に劇映画みたいな様相を呈して行くのがおもろい。淡々と歩く後ろ姿で語らせたり、斜めから静かに表情を見せたりもう普通>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

-

小学生並みの感想しか言えないのだけどやっぱ行政のお仕事って大切ですね。
シーンによって引き込まれたものとそうでないトピックもあったけど、4時間超しっかり観れるものになっていて凄い。というかジョーク無し
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

-

ジャンプの能力バトルアクションみたいなチーム構成でおもしろい。クロエジャオは日本のマンガが好きと聞いて納得。話がやたら複雑な割に人間模様は薄すぎて脚本大丈夫そ?ってなったけど、セレスティアルズやディヴ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

-

もはやクリシェだけどラーメン屋でラーメン頼んだらラーメン出てきた、に通ずるウェス安定の"いつもの"感。ワンシーンだけの端役にまで大物がぎっしり配置されてて楽しい。NTTD観たばっかりだからレアセドゥに>>続きを読む

オマージュ(2021年製作の映画)

-

「男だったらよかったのに」。白いシーツの向こうで顔を見合わせるシルエットに、スクリーンの陰に消えていった女性たちの奮闘を想像する。飄々としていたプロデューサーが溢した本音にグッときて(茶化しながら言う>>続きを読む

クレーン・ランタン(2021年製作の映画)

-

盲点からヌッと静かに現れてきたような作品で、勝手に分かったような顔をしてきた映画にもまだまだ未開拓領域があるのだと知らされる。端的にいえばめちゃくちゃ尖った映画だけど、一体どんな人間からこんな作品が生>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

-

良い!
結構ガチのノワールに仕上がってて、アクションとしても復讐ドラマとしても見応え有り。アメリカまで着いて来てよかった〜という感じのアタリ作なのだけど、正直今までの作品とテイストが違いすぎてこれガイ
>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

-

人生の決算期が近づいた時にまた見直したいと思う作品だった。その時までに(パットほど派手ではないにしろ)自分のスタイルを確立できたらいいなと思うし、何より社会や人と繋がりを持っておくべきだなぁと痛感した>>続きを読む

洞窟(2021年製作の映画)

-

TIFF一本目。
ジープが米粒みたいに小さいパキッとしたワイドショットから、暗闇にただ光がチラつくだけみたいな画のギャップがいい。セリフらしいセリフが一切なく、聴こえるのは風とカウベルと作業音だけって
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アレックスロウザーに気を取られてベンアフレックが出ていることに全く気が付かなかった(顎が隠れていたので)。伯爵役めちゃ良かったです。



追記:
metoo映画として見ると若干モヤるところが多いとい
>>続きを読む

ストーカー(1979年製作の映画)

-

映画は芸術であると私が信じるよすがにしている作品。
久しぶりに見たら思ってたよりシンプルな話だった。上映後のトークでゾーンって結局何なの?みたいな話をしてたけど、今回見た感じストーカーのおじさんのただ
>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

-

バズってた愛のあるネトフリ糾弾記事で紹介されてて、その足で最後まで一気に見終えちゃった。フェミニズムの初期衝動って感じで良き。アジア系の親友が主人公に「それはあんたが白人だから」みたいに言うの溜飲が下>>続きを読む

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

-

ダニクレ、5作15年本当にお疲れさま&演じきってくれてありがとう。先代見てないしそもそも見始めたのスペクターからだけど、ダニクレがボンドで本当に良かった。

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

-

ヴィルヌーヴ版の予習に。
映画としての完成形がめちゃくちゃ気になるけど、どうかずっとミステリーボックスのままでいてくれとも思う。ホドロフスキー、見た目は愛嬌のある普通のおじいちゃんなのにナチュラルに狂
>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

-

部屋でレコードかけて踊りたくなる映画。
ムーミンもトーベヤンソンのこともあまり知らないので、普通の恋愛映画というかドラマとして観た。主演が可愛い。ああいうワンルーム賃貸暮らしがしたい。

Summer of 85(2020年製作の映画)

-

凄い。こんなにも顔が良すぎて話が入ってこないと感じた映画はない。主役の顔が良すぎる。まだ少年っぽい線の細さとかシャープな感じ、本当に一瞬しか身体に宿らないキラメキが捉えられていて映画っていいなぁとなっ>>続きを読む

(1974年製作の映画)

-

オールナイトのラストとかで死んでたからまたちゃんと観たい。でも実際走馬灯の映画だし、死にながら観るのもアリ。自分の中で熟成しきった記憶は、人生で見るものの中で一番美しいものだと思う。そういうのが詰まっ>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

-

ゼロ年代の風景ってだけで激エモなのにビルマーレイとスカヨハとソフィアコッポラが存在してた瞬間があったなんて東京最高だな。現地語がわかる日本人としてしか観られないけど、きっと作り手や世界の多くの観客とは>>続きを読む