ムーティ松本さんの映画レビュー・感想・評価

ムーティ松本

ムーティ松本

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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.6

碇シンジ(主人公感マシマシバージョン)の乙骨憂太を主人公として、劇場版らしく派手な演出モリモリで打ち出されている大作。ダークファンタジーでありながら努力・友情・勝利そして愛、な王道の筋書きがたまらんで>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.5

オモロ〜〜〜〜〜〜〜〜かった。2時間半の長尺に見合う圧巻の映像や演出。迫真の演技。素晴らしかった。

自分の意志に関わらず非日常に巻き込まれなし崩し的にそれを享受していた主人公が、今度は自分の意志をも
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

女ヒーロー(ヒロイン)的なピーチとか、マリオとルイージの兄弟愛に改めて焦点があたる所とか、ドンキーコングの好敵手っぽいポジションとか、現代的な再解釈をくわえつつのオリジンって感じでめちゃ良かった。不満>>続きを読む

ゆるゆり なちゅやちゅみ!(2014年製作の映画)

4.3

最高。
潤沢な尺によって「間」の表現が多くあり、その結果会話の空気感もなんというかエモーショナル寄りになっているのがいい。
あかりがキャンプ場に向かって一礼するところでなんだか込み上げるものがありまし
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

スゴい作品だ。

日常ものに対してオタクの誰もが考える、「ここでいつものドタバタとは違う本当の異変が起こったら、各登場人物達は何を考え、どう行動するのだろう」という二次創作的妄想を、メタ的な視点を含め
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.3

モラトリアムについて考えていた際にふとこの作品のことを思い出した。

「何者でもないことへの焦燥感」をこれでもかというほど描いた作品。退屈な日常に風穴を空けるために、犯罪映画の真似をし、仲間を集め、実
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.7

「トゥットゥルー♪まゆしぃ☆です」

というお馴染みの文句から始まる、終結したハズのシュタインズ・ゲートにプラスアルファを与える物語。あまり評判がよろしくないようでしたが個人的にはめちゃくちゃ良かった
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.8

我々根暗のオタクは、そしてそういう屈折した視聴者の生き写しであるところのシンジ君は、基本的に自分の世界観にこもりがちで思想や感情といった面ばかりに気を向けているのだと思います。

そして我々は自分の内
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.8

大学のレポートで、映画などの作品に見られる他者表現について考えて述べよ~みたいなのがあったので、そんなのスパイダーバースしかないだろと思ってカタカタしたのをせっかくなので感想とします。レポートあるある>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.3

市民の味方、スーパーパワー、非日常なロマンス、秘密結社の陰謀、友との確執、熱くてロマンのある要素がパンパン詰まった最高のエンターテインメント作品ですね。
この最高の終わり方から続編がないという事実はニ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.1

スパイダーマン、愛してる
冒頭から始まるスパイダーマンのオリジンとしての学園要素、アクション要素、メッセージ性、どれをとってもサイコーですね〜、本当にかっこいいよ
スパイダーマンがなぜ世代を越えて愛さ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スーパーヒーロー映画の新境地を見た気がする。やっぱりアメコミはいいっすね〜〜〜〜

スパイダーマン自体それほど詳しくはなかったので「予習してけばよかった〜!!!」とめちゃくちゃ後悔したが、長く長く色々
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

大学の講義で観賞。

全編を通して人が人を裁くということ、そして多様性を持っている人間という個が集団になった時に意見を一致させることの難しさをひしひしと感じさせるような構成となっていた。
登場人物が多
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.5

大学の講義で観賞。
人種差別問題に焦点をあてた実話を基にしたフィクションということで、予想がつかない展開と真に迫る描写によって、最後まで興味深く観賞することができたが、シナリオについてどこまでがフィク
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シェーン(1953年製作の映画)

3.6

大学の講義の流れで観た。
『BTTF3』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など、アメリカの色んなエンターテインメントにおいて西部劇が偶像として重視される意味がわかった気がした。

南北
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.8

説明不要の最高のエンターテインメント。ジョニー・B・グッドのシーンは何回観たかわからない。

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.2

シュワ映画で1,2を争うぐらいすき。アクションとコメディの配分がちょうど良すぎる。
シュワ妻の「何かを為したい」という願望は映画オタクらにとってはとてもありがちなものであり、共感できますよね…

「ぶ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

3時間もの間、ハイテンポに、ぶっ通しで、とにかくカネ、クスリ、セックスという欲にただ忠実なイカれた主人公とそれを取り巻く面々の凄まじい勢いと通り抜けるような狂気が最高であり、またその狂気の宴が醒める時>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

4.0

劇場の小さな館で観ましたが、観客な皆バカ笑いしててめっちゃ良い雰囲気だった記憶があります。
原作は殆ど知らないんですが、アニメであった要素(特にめぐみんとゆんゆん)を目いっぱい掘り下げつつ「こういうの
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.1

コメディとSF要素が程よく絡み合って、90年代特有のポップな雰囲気(特有か?)が楽しめる良い映画。大味(褒め言葉)なSF描写、そしてウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの伝統的凸凹バディがサイコー>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

「どうせ夢なんだから、デカくいこうぜ」
コブと彼の妻、モルが追い求めていた理想的な未来を軸に、「現実と夢・理想のギャップ」というテーマをスリル満点のアクション&SFと共に描ききった娯楽的傑作。テンポよ
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

本当に意地が悪い作品だ〜〜〜、劇場で見た時はマジで「いい映画だった、いやこんな映画があっていいのか?」という二律背反な思いに駆られた

「今答えが見つかるなら全部無くしてもいい」
「それが呪いでも鼓動
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビ版を一気に観た直後から半年ぶりにprimevideoで観直した。初見時にはあっさり終わって面白みがないと思っていた敵陣営の描写ですが、そこは単純に漏れがこのアニメ特有の鬼テンポによってイマイチ理>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

"English, mother fucker! DO YOU SPEAK IT!?"
本筋と関係ないどうでもいい話、見かけからしてセクシーでハードボイルドな主演男優女優達。やたらに間延びしながらイカ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

エヴァンゲリオンという作品を、メタ的にも物語的にも終焉に導くための物語だった。
私は新劇場版をおくらばせながら観始めたニワカではあるものの、25年もの間続いてきたコンテンツにとどめを刺すためにはこれ以
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

「やり直し」を通してより良く生きることを説くコメディ・ホラー・タイムリープもの、全編通してハラハラドキドキとカタルシスに溢れていて最高!!!
主人公のビッチのパーソナリティが変化していく描写と、それを
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映画 あたしンち(2003年製作の映画)

3.6

テンポがめちゃくちゃ良い
原作の人間関係を基に掘り下げているのは大変よいですね。灰皿のシーンは激エモ

ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.5

最悪最低、だが心霊的なホラーとは違って嫌悪感がリアルに想像出来てしまう分、かなり没入感があった……
その分逃げようとするシーンや、警官が来るシーンにおいて、観客は「やれ!」「頼む!!」と本気で思ってし
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

エドガー・ライト大好き、この作品もスリーフレーバー・コルネット・トリロジーには届かないまでも普通に好きです
音楽とアクションのリミックスの良さは言うまでもないんですが、やっぱり最後らへんの勧善懲悪?感
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.7

ドラゴンボールはいつも俺たち少年の心の中にある。
序盤の惑星ベジータ云々で原作の補完をしてくれるのがまず最高(バーダックの過去もなんか違くなってるけど)で、上映時間の大部分を占める戦闘シーンもヌルヌル
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

笑いながらオチを見て、なんじゃこりゃ!!と言う台詞が口から飛び出した映画。
凶悪犯を捕まえて警察に引き渡したりせず、「とっ捕まえて殺しちゃおう!」と言えるビッチの快進撃がくそカッコイイ、とまあそれだけ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.7

かつて子供であった誰もが感じていることでしょう。

「あの頃は何もかもが楽しかった」「子供に、古き良き時代に戻りたい」
その綺麗な思い出を求めるあまり現代を否定するオトナは、過去に回帰しようと、あるい
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.4

「時代は変わった。運命はどうだ。」という大層なキャッチと共に公開されたターミネーター新章だが、ストーリー的には「2」の焼き増し感が強い、というより1→2の流れから特に新しいメッセージ性が生み出されてい>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

フィクション作品において定番のタイム・リープものアクションムービーですが、トム・クルーズを初めとしたキャストの名演とテンポの良さ、そして「ギタイ」に関連する独特の設定が噛み合い常にハラハラドキドキモー>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

「聞いてたよりもパンチが足りないかな?」と思った人は続けざまに「2」を観ましょう
冒頭から駆け抜けるテンポとアクションは最高

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.4

「ハイ、ウェイド〜」
「2」のための「1」でしたね。グロ・エロ・メタ・ボケに磨きがかかって本領発揮といった感じ、クソ面白かった
ハチャメチャでメタクソなのに一貫してる真っ直ぐなテーマ性が素敵ですね、エ
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