酸素中毒さんの映画レビュー・感想・評価

酸素中毒

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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

4.0

明暗、色使い、瞳孔、転換の繋ぎなど飽きさせない演出にて名作感をただ寄せる作品であった。

TVシリーズを観ていただけに、本作の作画にはまるで別作品の様な出来である。

2期のテイオーの様なウマ娘の物語
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

5.0

再構築された傷物語。
人と怪異の王による短く、儚く、欲深い春休みの完成形。

本作は8年前に公開された傷物語三部作の統合版である。
三部作とは違った印象を持った。
前作は物語が途切れ途切れになっていた
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ70周年を機に奴が来襲する。

ゴジラの迫力、恐怖が十二分に表現されていた。

戦艦の使い方など、何処か庵野イズムを感じる作品だった。
それとも私が毒されているだけか。

ラストの首元の意匠は、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

土壌、液体、草原、燃え盛る炎、婆の皺とジブリ描写は不変であった。
非現実感を与えてくれて、自然の恐さを誇張したその表現はここでしか味わえないものである。

そこで、本作品のテーマであるが、子供の成長で
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

M:I1から23年。
還暦トムのキレのある全力疾走に高揚した。

銃撃戦や格闘のアクション、AIを取り入れたシナリオ、キャラクターの個性とどれも素晴らしく、3時間を一瞬にしてしまった。
特にミニカーの
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.2

実写キングダムの第3弾。

話が進むに登場する主要キャラのキャストが豪華で劇場のざわめきが起こった。

次回作では王騎将軍にスポットが当たり、あの名シーンがどのように描かれるかに注目である。

五等分の花嫁∽(2023年製作の映画)

4.0

今作は補完編と言うべき作品で、これをもって五等分の花嫁の全てが語られた。

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

3.6

ファースト観了。
モビルスーツではなく二ュータイプといった精神世界がフューチャされている。
この点は描写技術が進歩した現代のモビルスーツ戦とは異なった見どころがある。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

少年達の短くも長い夏、一生を描く。

物語の根幹には虐め問題がある。
あらゆる作品で扱われてきた、ありふれたテーマではあるが、この作品においては少々異なる。
物語の着地点には、彼らの頭には虐めなど、こ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

AI×ホラーの近代感溢れる作品。
AIの論理的行動のために、人の心の隙間に効果的であるし、暴走をしたら止められない。

ラストシーンは情に訴えるのではなく、パワープレイで解決するのに思わず笑ってしまっ
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

5.0

「小説や映画の様」と謳われることが、今大会で日本代表が成し遂げた偉業の凄まじさを物語っている。
実際に映画になるのだから、面白い。

脚本はなく、ただ、プロアスリートが仕事をするだけとも言える。
しか
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

3.5

ニュータイプとは。
ロボットアニメーションから超常的なアムロとシャアの因縁にスポットが移されていく。

戦闘中に劇伴のみを流すことで、短時間で壮大な戦闘が表現されていた。

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

3.5

ガンプラという趣味を持ち、宇宙世紀の視聴は不可欠と思い、ファーストを初めて視聴。

生きていれば自然と聞いたことのある、アムロのあのセリフで思わずクスりと。

ゲド戦記(2006年製作の映画)

4.0

死を拒んで、生を手放す。
死ぬのが怖いのではなく、一つしかない命を生きるのが怖い。
これらの言葉はゲド戦記でしか聞いたことのない生死の解釈である。

アレンが生を受け入れることが物語の終着点であるが、
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.3

タイトルの「閃光」が相応しい夜戦の弾頭やレーザーが印象的であった。
地上戦では人間の目線の絶望感、空中戦はスピード感のある映像美。
ヒューマンドラマが中心であるが、戦闘シーンは流石のガンダムブランド。
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

「閃光のハサウェイ」「水星の魔女」と近年も続く根強いガンダム人気に便乗。
正直、初のガンダムシリーズの視聴。
TVシリーズを未視聴のため、完全には理解できていないものの、アムロとシャアの確執と世界観は
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

ファンタジーとリアルと厄災を織り交ぜる新海誠の世界。
CGも含めて素晴らしい仕上げで心を動かされる描写の数々。

個人的にはすずめの旅路に現れる人それぞれの日常に心が踊った。
食事に音楽と、色々と落ち
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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

3.5

オリジナルキャラクターの登場と2〜4層を省略しているため、話の繋がりが気になったが、辻褄の合わせ方が完璧であった。

原作よりもアスナに焦点が行き、また違ったSAO作品として楽しめた。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.2

期待しかない実写作品。
要所を名俳優で固められていた。

大沢たかおの王騎将軍、豊川悦司の麃公、そして個人的に好きなキャラクターである縛虎申を演じる渋川清彦。
どの方もキャラクターを、そして世界観を作
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

4.0

三玖ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜。

五等分の花嫁完結編。
原作は未読のため、本作がどのくらい纏められているのか不明だが、きれいにまとまっていたと感じる。
近年は声優陣は流石としか言いようがない。
また、劇伴
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

世代が異なり、ウルトラマン素人の感想。

前半はテンポがよく、シン・ゴジラでも見られた庵野アングルが炸裂しており、アクション作品として十分楽しめた。
後半になるほどウルトラマンの心理描写や概念世界が増
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.5

ゼロレクイエムから1年後の世界。
ルルーシュがゼロの仮面を捨て新たに歩みだす物語。

アニメでは見られなかったキャラクター同士の掛け合いなどファンの夢を叶えるために作られた作品と感じた。
ナイトメア戦
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5

謎解きの登竜門というべき作品。
この作品においては深く考えず、恐怖の中メンタルブレイクされる様を描いているものだと消化した。

リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

3.0

尺を長くしてでも、証券会社の資産量による力関係、なぜ国は金を出さないのか等説明が欲しかった。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

人生の宝となるような作品に出会えた。
ヒューマンドラマかと思えば、SFと思えば、人生を説く濃密な時間を過ごせた。

愛おしい時間こそ何度も繰り返したいし、繰り返すことでその大切さを更に知ることができる
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

ロバート・ラングドンシリーズ3作目。

ダンテの神曲を題材においた本作。
しかし、映像化では神曲にあまり触れてなく、原作のような宗教・歴史を絡めたミステリー感は薄く感じた。
また、エンディングも原作と
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

ロバート・ラングドンシリーズ第2(1)作目。

こちらも原作は既読であるが、一流アクション映画に負けず劣らずのカメラワーク、ヴァチカンの芸術品と素晴らしい映像で楽しめた。
展開はダ・ヴィンチ・コードに
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

アガサ・クリスティの名作の映像化。

書籍では読んだことがあるため終着点は見えていたが、朧げであった部分もあり楽しめた。
久々に他のアガサ・クリスティ作品にも触れようと思う。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.3

バットマンの新たなシリーズの開始点。

クリストファー・ノーラン作品しか触れてこなかったが、設定などの矛盾点がなく、ゴッサムシティの闇に触れられていた。
エレベータ前の銃撃戦によるフラッシュ、トラック
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

久々にダン・ブラウン作品に触れたくて観た。

キリストの末裔を探す旅に出るロバート・ラングドン教授の物語。
歴史を覆すことになるかもしれない展開と警察や敵対組織から追われる逃亡劇で、全く飽きさせない構
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

薬と共に生活する人たちの物語。
レントンは薬を捨てることはできたが、友人を捨てることはできなかった。
終盤に大金を手に入れた所で、ようやく裏切ることになる。
人生に大事なものは、金、次いで人、最後に娯
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

4.0

予想を超えてくる作画に見蕩れた。
調べたところ、化物語1期を担当された尾石監督の意向が強く出ているらしい。
実写とシャフトの独特な世界観が混ざった作画は、どこか某ロボットアニメを彷彿とさせた。

原作
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

インキュベータに支配された暁美ほむらが自分の世界を作り出す物語。
そこでは円環の理から一部の鹿目まどかを分離させて自分の世界に閉じ込める。
烏滸がましく、愚かな選択に思われるが、ほむらはそれを愛だと言
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

マトリックス新作記念に鑑賞。

自分の中の元祖SFアクション映画。
サングラスをした長身の男女のかっこよさ。

もう少し電脳世界のデジタルな描写が多かったイメージであったが、MIみたいな銃撃戦、格闘戦
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