べっちんさんの映画レビュー・感想・評価

べっちん

べっちん

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.5

ラッセル・クロウのエクソシスト姿が最高です。もう剣で戦いそうだし、なんなら素手でもいけそう。かなり派手にドンパチやるのもご愛嬌です。次回作が絶対にあって欲しい、ホラーとしてもバディものとしても良作で好>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

坂元監督のホラーなのかと思いきや、やはりきましたこの時代にそぐわないアクションもの。ストーリー度外視でアクションを楽しみたい方はきっと満足できるはず。ジャンルものとしてこの手の作品を作り続けてほしいで>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

日本は敗戦に何も学んでいない。水木が見てきたものは、現代に生きる私にも理解ができるほど何も変わっていない。水木しげるの世界観、子供の頃に読んでいた単行本から受けた恐ろしさが脈々と受け継がれているのも嬉>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

奇をてらうことなくシンプル。他のゴジラ作品と比べて、人間ドラマ強めだがそれもまた良し。視覚効果賞をとっただけあって海までゴジラの一部のように感じたし、深海魚のプカプカの感じは往年の作品のような雰囲気も>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

主演2人の再現度の高さで戸惑わずに済んだことが奇跡的でした。特にコメディパートの冴羽獠の声はそっくり。初見の方を置き去りににしない構成も素晴らしい。残念なのはエンジェルダスト編はもう少し没入感をが欲し>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

ストーリ・オブ・マイ・ライフと真逆のコメディ、でもメッセージ性は同様でした。うまくまとまっているが自分にはしっくりこない感じが。俳優陣も魅力的で素晴らしい、世界観もしっかりしている、もうただの好みの問>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

だめんず・うぉ~か~な女性達の前向きな姿勢に乾杯。自分を振り返る事もできる切り替えの速さが女性ならでは。世の男性も(ワタシも)見習うべき。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

紅にはじまり、紅におわる。軽快なやりとりに笑ってしまう場面もあり、皆で楽しく観るための作品かなと。映画館であれば少し物足りなさもあるかなと。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

門脇麦の演技はどんな役でも素晴らしい。ただ物語性を否定して芸術性を高めるならもっと抽象的な表現をすればよく、何となく大切な部分を放棄しているような気がしてしまう。

ある男(2022年製作の映画)

4.7

子供は親を選べない、そんなことは当たり前。どんな環境でもやり直せるはず、きっとこれはそうでない側の理屈なだけだろう。そうでもしないとやり直せない人生を過ごしてきた人はいて、それでも力強く生きている人は>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

三上の真っ直ぐな気持ちがこの歪んだ世界では通じない。誰もが自分の正義を曲げて生きている。ただ正義だけでは生活どころか生きていけない。救いはどこにあるのだろうか。

市子(2023年製作の映画)

4.5

まずは杉咲花の演技力は言わずもがな、ビジュアルが観ている側の心理をミスリードに導いています。決して可哀想な話ではなく、私にとってはミステリーというより、ホラーでした。難しい話や重い話と受け取らないで観>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.3

人間一皮剝ければ皆同じ。本当に人間の醜い部分に対する異常なまでの執着心が素晴らしい。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

かつては苦手だった独特な世界観に引き込まれ、あっという間に終盤まで。これで終わりかなぁと勝手に思っていたら、もうひと山あり、なんとも言えない幸福感。ファンタジーな世界観とアンマッチな人間の根本に問いか>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.3

原作通りのイメージのあみ子を演じた俳優が素晴らしい、まるでドキュメンタリーを観ているようでした。私はあみ子を受け入れられない、社会も受け入れられない、あみ子は受けいられないことが理解していない。社会が>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

この手の抽象的な作品が、若いときには苦手だったはずなのに、今はしっくりきます。現実的な物語は、自分の人生で経験を積んで、うんざりしているからなのか、それとも想像力が豊かになったのか。やはり観る側の気持>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

暗く重く湿った空気感が堪りません。これぞデル・トロ、やっぱり期待を裏切りません。この物語が面白くなるのかと半信半疑でしたが、どっぷりと嵌ってしまいました。それにしてもブラッドリー・クーパーの顔が変わり>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

多様性を題材にした作品だか、押し付けがましくない、可哀想ではない、ただ無条件に理解される優しい世界でもない。他人の価値観を矯正することなんてただの傲慢でしかないが、無自覚で無神経な人間が多数を占める世>>続きを読む

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.7

空気感が良い作品。夜中にゆっくり楽しみたい方におすすめ。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.8

文の行動の真意は本人さえも一生理解できないのかもしれない。保護と犯罪の境界線の判別は困難であることは間違いない。無神経に騒ぐのはゴシップが好きな平和な人達。ニュースは事実を伝えるのみで、ワイドショーの>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.3

大人になっても何かができる、簡単なようですごく難しい。ノスタルジックと未来への希望を上手く手掛けているのではと。大人編の次回作に期待です。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

キングスマン誕生の秘話が、過去作みたいな色にはならないことは理解できる。硬派な物語が次回作に繋がれるのであればいいのだが。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.8

序盤の盛り上がり、中盤は心配になりましたが、終盤は気持ちが最高潮、観てよかった。犬で始まり、犬で終わる、これで完結で文句なしです。続編はあるらしいですが。

愛なのに(2021年製作の映画)

4.8

脚本は今泉力哉、監督は城定秀夫、この組み合わせは、私にとっては最高の日常映画の一つ。テンポの良さはあるけれど、今泉力哉の脚本を壊さず、俗物っぽく仕上げ、そのリアリティが素晴らしい。登場人物は、年齢が高>>続きを読む

冬薔薇(2022年製作の映画)

4.2

決して面白い話ではないけれど、決して目をそらすことができない作品でした。父親と母親は、まるで自分の親のようで。子供との接し方が根本から間違えている、愛情は子供に伝わらなければ何の意味もない、ただのエゴ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

ストーリーは単純明快で純粋に楽しめます。あのゲームのあの場面と、感激することが多いのもプラスポイント。老若男女に愛される作品でした。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

ケイト・ブランシェットなしでは成立しないのでは、と思わせるほど。本当に圧巻です。男女関係なく権力は人を狂わせるものですが、描き方が実にホラーで個人的な趣味にも合致。ただ暗い気持ちになるだけではないので>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

週末と終末、そして典型的な大人、そして白人。あらゆる差別を許さない、それは一番差別をしているから。いつか何かでリセットされる日が来るのかもしれない。

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.1

ずっと気になっていましたが、なんとなく見過ごしていました。長期休暇の始まりにピッタリののんびりとした良作でほっこりしました。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

うーん人肉饅頭。でも明るく楽しく清々しい感じで、こちらの方が好みです。グロ抑えめなのね、挑戦したい方はぜひご覧ください。

#マンホール(2023年製作の映画)

3.7

低予算、ワンシチュエーションとくれば面白くないわけがない。だからこそ主人公の配役が勿体無かった。決して悪いわけではないけれど、ほぼ一人芝居では流石に可哀相でした。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.5

山田杏奈が観たいからずっと気になっていました。鑑賞後に原作者を知って納得。監督が原作者を理解しているからなのか、私みたいな人間にも心に響く素晴らしい作品でした。山田杏奈の女優としての才覚に脱帽です。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.4

ミュージカルは本来得意ではないはずが、今の心情にはぴったり。メンタル壊れかけの心に響きました。ミュージカルの舞台も観に行ったらどんな気持ちになるのかなと思いながら中々行けません。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

本作の社会的意義は大きいがドキュメンタリーが苦手な人は辛いかもしれません。素晴らしい二人の記者とチームに拍手、被害を申し出た方に敬意を。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.6

何となく避け続けていた作品。おしゃれ系の方が絶賛すればするほど。そんな記憶ももう今更ということで鑑賞。若い頃に観なくて良かった、きっと良さがわからないか、感化されておかしな方向に行っていたかも。ドイツ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

きっと日本でも同様の状態であったのだろうな、多かれ少なかれ。争いが起きるのことはきっと回避できない、でも起こしている当事者は傷つかない。登場人物誰一人として幸せではない、やはり戦争は無駄だなと。と思い>>続きを読む

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