映画の雰囲気はとても好きなのだが、黒人差別問題、政治問題(民主主義vsファシズム)、格差問題など問題をあまりに盛り込みすぎて焦点がぼやけている。
また、台詞で全てを語ってしまう場面が多く、それが作品>>続きを読む
思っていたより登場人物の言動に説得力があった。選択の場面が多くあり、彼らそれぞれの姿勢が見えた。
エマ・コリンのBritish Englishが相変わらず美しい響き。
奥行きのある映像とえ、そっち?となるストーリー展開。
ウィルコックス家がひたすら不快。後味が良いとは言えない。
低予算映画とのこと。確かに定まらないカメラワークなどに低予算感があるが、完成度は高いと思った。
ワンダの行動は理解しきれないが、こういう人っているよなという感じ。
前に進み続けるロードムービーというよりも、同じ場所を行ったり来たりするという点が主人公の心の状況を表しているようだった。
詳細に描いてしまうと作品の良さが壊れてしまうような気はするものの、もう少し主>>続きを読む
白黒とカラーの映像の切り替わりが多く、最初はそれがノーマ・ジーンである時とマリリン・モンローである時を区別しているのかと思ったがそうでもない。何か切り替えに意味があるのだろうか。
内容は終始同じよう>>続きを読む
イギリス、アメリカの文化の違いが(ステレオタイプなのかもしれないが)面白い。まとまりも良い。
遠距離など恋愛の障害をしっかり描いているが、彼らには言語の壁はないからそこまで大きな障害があるわけでもない>>続きを読む
英語音声、英語字幕
ハーレイ・クインのぬかりないビジュアル。物語は少々ご都合主義だが、パワーがあった。
原作に感情と恋愛要素を増した感じ。原作はどちらかというと叙事的だったが、映画では叙情的に。
その変更によって映画は成功していると思うが、マレンの食べる理由と食べる対象が原作では比較的明確だったことを>>続きを読む
いまいち理解しきれない設定に追いつこう追いつかなくてはと思っているうちに物語がずんずん進んでいってしまい、よくわからないまま終わってしまった・・・
ところどころのコメディも面白さがよく分からず(劇場で>>続きを読む
設定が面白く、当時の香港のコミュニティや国際事情も見えてくる。鮮やかなチャイナドレスが眼福。
構図を工夫していることはうかがえたし、美しかったが、あざとさを感じ少々しつこかった。
最後、アンコール>>続きを読む
過程のトリック複雑であるにもかかわらず、最後のオチだけあまりにも想像通り。
そもそも図像学は凡人に限らず研究者でさえもむやみに語ることを憚るほど複雑なものだが、物語のネタとしては格好のものだろう。た>>続きを読む
子ども・少年の目線でその時その時の新鮮な感覚を丁寧に描いていた。
途中途中も面白かったが、ラスト近くから急に面白くなり、セリフも深みが出たような印象。プロムの日のロッカーの前でのカースト上位男子との>>続きを読む
痛快な復讐劇×爽快なロードムービー。
30年以上前にこの主題を扱うのはかなり勇気が必要だったのではないか。
予想を裏切らずやらかしつつ本当の自分を見つけていくテルマとしっかり者ながら複雑な感情を抱>>続きを読む
英語音声、字幕なし。
現代の目でみると違和感があるし(貧しい女性が金持ちの男性に買われる)、少々構図、カメラワークにダサさを感じるが、可愛さはまだ共感できた。
オペラのシーンが良かった。ただ、「椿姫」>>続きを読む
時系列の並べ方が面白く、トムの表情やサマーの髪型の変化が楽しい。
トムの目線で語られていなければ成立しない物語だろう。
有名映画のパロディシーンも多く組み込まれ、映像としても面白い。
歌って踊るドリス・デイを期待して観ると少し物足りないが、可憐なドリス・デイを観ることができます。話にまとまりはない。
IMAXにて。
これは「プロパガンダ映画」という認識で合っていますか・・・?
イギリスの右翼が観たら激おこだろうなと思う。そもそもイギリス人たちはよく出演を許したなと。(イギリス人ではないかもしれな>>続きを読む
「思い出のマーニー」的な設定。
やはり、セリーヌ・シアマ作品は自分には合わないと思ってしまった。
配信で観ていたら途中でやめてしまうからある意味映画館で最後まで観て確認できて良かった。「燃ゆる女の肖>>続きを読む
寒さ、嘔吐、不自由、パールのネックレス、夫・・・
不快なものに囲まれながらも自尊心と子どもたちへの愛情は守ったダイアナ。
限界に到達した彼女をじっくり描き、ラストは爽快。アン・ブーリンの登場も新鮮で>>続きを読む
フランスらしい雰囲気とテンポ。
ちょっとした毒もあり、世界観が確立されている。
色、特に衣装の色に気を使っていることがうかがえる。
編集が面白い。展開が早く、アトラクションのような画面。
ただ、中身はとても濃い。
エルヴィスを見つめる観客の反応がドキュメンタリーのようでありながら、エルヴィス本人はリアルさとフィクションの面白さを>>続きを読む
とにかくイーライがツボ。ドタバタを繰り返し、丸く収まったかに見えて結局収まっているわけではないというのが面白い。
犬・・・
前半は???と思ったが、後半から政治的な要素が強まっていき、思っていたより理解に苦しまなかった。
ディストピアな世界観。
昔のプロパガンダ映像をまた洗脳に使うというのが皮肉。
アレックスは一度足を踏>>続きを読む
この題材を描くにはやはり15分くらいでは足りない気がするが、一応収まってはいた。
アナグマの話が面白かった。
派手なアクションシーンがあるわけではないが、常に一定の緊張感を保っているのがすごい。
その緊張感の中に主人公フランクの楽しい、寂しいという感情が織り込まれていて、それが時に彼を追うカールと呼応するのが>>続きを読む
後からじわじわくる。
「転」をもう少し早い段階で見せてほしかったけれど、あの位置にあるからこそラストに向けての疾走感が出たのだろう。
いろいろな意味で約2時間何をみせられていたのだろうと思うが、もう一>>続きを読む
美術とアニメーションが凝っており、子供騙しでない。
何よりコメディ部分が面白く、緊迫したシーンでも緊張と面白さが上手く同居していた。
人と人の間の絶妙な距離の取り方のようなものが表現されていたと思う。
問題がごちゃついているという見方もあるようだが、全ての問題が主人公ヒラリーを通じて(彼女自身が問題でもある)繋がっていることが感じら>>続きを読む
唐突な展開は面白いが、アナの性格には疑問点が多く、共感できるキャラクターではなかった。
主人公の周辺のキャラクターはとてもよく、ユーモアが光っていた。
少女たちの感情は簡単に言葉にできるものではないが、その言葉にできない部分を表現しようとしたのだと思う。彼女たちは確かに美しい存在だったのかもしれないが、決して美化すべきではない。
おもしろい関係性。
冗長に感じた部分もあったが、すれ違いの描き方が良かった。
展開は割とシンプル。
人はそう簡単に変わるものではない。各々に信念があるし、それを押し付けようとする。
正直、音楽としてあれがセッションだったのかは分からないが信念と信念のぶつかり合いが見えた。
フ>>続きを読む
今年20本目の映画。
バレンタインデー、最後の一席をギリギリゲット。
思っていたより前半の展開が早く、衝突からがかなり長かった。
男性側が犠牲になってヒロインが助かってめでたしという話は大量に存在す>>続きを読む