真栄田さんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

アニマトリックス(2003年製作の映画)

3.4

賛否は結構分かれそうだけど
俺は好きでした

川尻監督:一人だけ超和風という異色さが好きでした。流石『獣兵衛忍風帖』を作った天才ですね。多分ウォシャウスキーが川尻監督に求めてた物もこういう作品だったん
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

良改変中の良改変だった

原作の中の二つの話を良い感じにくっつけたストーリーを下敷きにして
オリジナル要素をガンガン加えて原作よりドラマを深めている

ただ個人的には
最後の奥さんのナレーションみたい
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.0

普通に面白かった

てか何かモチベーションが上がった

ただやっぱコイツら色々頑張ってんのは分かんだけどトントン拍子に行き過ぎなんだよなぁ

まぁ
そんなん言い出したらキリないすけどね

『まんが道』
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.6

リンチ監督にしてはかなりマトモ

怪しげな美人に魅かれて主人公が闇の世界にズブズブと足を突っ込んでいく
という点を見ればフィルムノワールというカテゴライズも出来そうだが
この作品にはそこに青春映画の要
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.1

様式美の世界やね

『オペラ座の怪人』をベースに『ファウスト』の要素も入れつつ
ヒッチコックの『サイコ』のパロディっぽいシーンも有ったりと色々欲張りな映画

元ネタが元ネタだけに劇っぽい演出だった

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.2

やっぱ清順すげぇなってなった

倫理観とか整合性とか諸々無視してんのに作品としては素晴らしい物が出来てる
ってのが物凄いと思った

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.3

おもしれぇー

健さんのヤクザ物と同じように
主人公が終盤まで敵からの攻撃に耐えまくって
そっから反撃するのにカタルシスを覚える系

良い意味で下品

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.6

友達に勧められて観賞

めっちゃ良かった

「ロッテ・アイスナーって何者だろう?」ってなって色々調べて知る事も多かった

不器用な男が不器用なりに家族を大切にしようとする話

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.0


「大概の事には驚かないからさぁ...」

『AKIRA』好きだって何かで言ってたけど
すげぇ露骨やん

特撮シーンには執念と言うか怨念めいた物まで感じた

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.4

都合三回位観てるけど
何度観ても内容が上手く頭に入って来ない

でも不思議と好きな作品

多分作中の全編に流れてるフィルムノワール独特の閉塞感と
ジャック・ニコルソンが探偵役というキャスティングの意外
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.2

『許されざる者』が往年の西部劇映画への現実的な回答だったのなら

これは『ダーティーハリー』への現実的な回答なのかもしれない

『許されざる者』に現実離れした夕陽のガンマンが居なかったように
この『グ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

普通にオモロい

なんかデニーロがスーさんみたいだった

生きてれば何とかなる事もあるし
何とかならない事もあるって事なんすね

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.1

とにかくリアルな戦闘

実際の戦闘には関係のない所で負傷をする兵隊等、戦争のリアルに迫っている印象

ただ俺があんまし戦争映画好きじゃないからか知らんけどそこまで良い物には見えなかった

反戦を訴えて
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荒野のガンマン/致命的な仲間(1961年製作の映画)

3.0

初監督作故の粗さは
脚本や演出等様々な部分に散見されるが

この時点で既にペキンパー独特の渇いた世界観を表現出来てる事に感心した

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.5

難しく考えたら負けって事っすね

良くも悪くも悪趣味な映画でした

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.4

やっと観れた

『パンズラビリンス』に影響を与えてるって聞いて
すごく納得

ストーリーの全部は掴めてないけど良さは何となく伝わった

主演の女の子が可愛い

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.3

奥さんが一番こえぇ

今まで観たケビン・ベーコンの中で一番かっこいいケビン・ベーコンだった

各キャラクターの心の闇が悪い方に連鎖しまくる展開で中々辛いものがあった

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.0

西部劇の終わり。

ニューシネマに分類される事もあるらしいと聞いてなんか納得。

追う側の集団と追われる側の集団との対比が印象的だった。

利益の為なら仲間を裏切ったり騙したりなんてのは当たり前の世界
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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.6

粗野に見えて実は繊細。

父親や優秀な兄へのコンプレックスを抱える主人公をジャック・ニコルソンがこれ以上ない位好演しとる。

正直感動した。

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.5

良い感じに渇いてんなぁ。

主人公のやるせない感じも好きだわ。

イメージフォーラムのペキンパー特集行きてぇなぁ。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.3

モラルもクソもない子供の世界を上手く捉えてると思った。

キーファ・サザーランドが悪役やってのが今観ると何か新鮮。

リバー・フェニックス見ると切なくなるな。


ゴイステが聴きたくなった。

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

3.5

新文芸坐で観た。

どことなくアメリカン・ニューシネマの影響を感じる。

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.5

オールナイトの一本目にこれを持って来て
ちょっと安心させてからどんどん過去のキチガイ作品を流すという新文芸坐の鬼畜編成にまんまと乗せられた。

年とって落ち着いたクローネンバーグが撮った傑作。

全編
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.1

完全なるキチガイ映画。

でも不思議とメッセージ性は感じる。

この監督にかかるとビデオ鑑賞さえSEXになるのか。

なんか
『カウボーイビバップ』の最終話周辺の回でこんなんあったような気がする。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.2

これもオールナイトで。

テレタビーズを更に怖くしたような集団もやだし
母ちゃんも最悪だし
色々すげぇ作品。

これも話の筋自体は分かり易いんだけど
ビジュアルのインパクトがヤバすぎてそっちに目が行っ
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.1

これも同じくオールナイトで観た作品。

とりあえずクローネンバーグの脳味噌を通過すると何でもセックスのメタファーになるんだなと理解した。


キャストも豪華だしテーマも普遍的だし話の筋自体も割と王道な
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.0

結構前に新文芸坐のオールナイトで観た。

話の筋自体は割とベタなはずなんだけど
全体的な空気感とか演出とかオチとかで
キチガイ映画になってる。

敵キャラがなんとなく『ダークナイト』のジョーカーを彷彿
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.5

中身が有るような無いような。

でも
不思議とメッセージ性は感じる。

とにかくかっこいいから観てて楽しい。

ただ
ステッペンウルフのあの有名な曲を「ワイルドでいこう!」とか言うダサい邦題にしてんの
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

ジャック・ブラック最高。

観るとすげぇ元気の出る映画。

個人的にジャック・ブラック主演の作品だと
これと『ぼくらのミライへ逆回転』が同率一位になってる。

裏窓(1954年製作の映画)

4.2

ストーリーの完成度が異常。

1シチュエーション物の傑作だと思う。

まぁ犯人は全然意外じゃなかったけど
見せ方が上手いのでハラハラできた。

観ようによってグランドホテル形式だと言う事も出来そう。
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めまい(1958年製作の映画)

3.5

初めてCGが使われた作品。

もう一回『12モンキーズ』が観たくなった。

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.2

これは
所謂フランケンシュタイン物にも分類されるのかもしれない。

普通に面白かった。
一作目観てから観たらもっと楽しめたと思う。

ただ
ちょい気になったのは
恐竜達が人間っぽ過ぎる所で、
終盤なん
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.7

やっぱり今回も若い世代の話で
ヤクザ界の世代交代を感じる作品。

北大路欣也がかっこいい。

そして、
田中邦衛が....。

あと、
大友が千葉さんから宍戸錠に代わってたのがちょい印象的。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.5

ここまで観て
このシリーズは暴力組織に関わった若者達の生き様を描いているんだと気づく。

武田がかっこいい。