nagaさんの映画レビュー・感想・評価

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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

ずっと緊張感のあるコメディ
ただ、おいしいドーナツを作りたかっただけなのにね

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

最後、ちょっと笑ってくれてうれしかった
モディリアニの絵画みたいな人たち

人生はあっけないから幸せなんだろうな
ずっと灰色の現実でも、二人が着ている服だけはカラフル

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

観終わった後の方が好きな映画、つまりかなり好き

散々な毎日でも、気になる人とのディナーのために新しい食器を買ったり、赤いブラウスを着たり、場末のパブでもちゃんとコップを洗ったり、そういう風に丁寧に生
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.5

肩幅広すぎるブラピを定期的に見たくなる 最後のシーンのためにある映画

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

別に好きではないけどめちゃくちゃ笑っちゃったから一応入れておく、一流のB級映画

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.7

映画らしい映画。映画を好きでいて良かったと思わせる映画。

8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

最近画家の手記を読んだ。作ることの苦しみは常人には理解しがたいことを繰り返し言っていた。その難しさを映像にしたこの映画は、理解できないところもたくさんあるが、それこそが孤独な苦しみなのだと思う。最後の>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.7

前半に美しい映像がのんびり続くので、ちょっと疲れてしまったのだけれど、それが見事に効いている。粗末でも満たされた二人っきりの暮らし、あれは彼らの理想郷だったんだなあ。

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.5

いい映画かは分かんないけど、恋人の顔とか表情が良かったから、結構思い出しちゃってる

卒業(1967年製作の映画)

4.2

今一番見たい映画が今の自分にぴったりだったときの嬉しさったらないな~

スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.0

「真夜中のカーボーイ」が大衆ウケする垢抜けた映画なら、「スケアクロウ」は間延びしていて泥臭く、そこが愛しい。「真夜中のカーボーイ」の方がちょっと好きだったけど、でも良かったです。今の自分に一番足りてな>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コロナ禍。人との繋がりが薄れ、出来ることが出来なくなり、生きている実感がなかなか湧かない。でも、裸足のダンスで、タクシーの会話で、元恋人との再会で、思い出が確かに自分を繋ぎとめてくれている。素敵な映画>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半のあらゆるエピソードが後半に畳みかけてくるのがいい。特にジムとの食事シーンはハッとした。
ティーカップで涙を隠すところ。ラブレターの添削を頼むところ。ちょっとしたシーンまで繊細。
ラストシーン。光
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好きなジャンルじゃないけどかなり好き

・ピーターもハリーも愛する父の死で復讐を決意する構成。とにかくストーリーが緻密。でもしっかりファンタジー(ファンタジー?)なので、物語の中の感情表現が繊細なこと
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

・「まだ愛し合ってるよね?」「わたしたちにはそれしかないでしょ」
・会話のドラン文法が洗練された画面に合う。重い話をお洒落に描ききる実力
・いずれ方向がずれていく息子の愛、母の永遠で無条件な愛
・ショ
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

・今のエモさが暖色系だとしたら平成のエモさは寒色系
・もう少し前に観ていたらめちゃくちゃ好きだっただろうな
・仲の良い先輩に「あなたの恋人は絶対に先輩みたいな人でしょ」って言われたけど結構そうだな。会
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

二人で歩いていたところに突っ込んできたタクシーを叩くところ、リコの羽織るぶかぶかのコート、さすらいのカウボーイに憧れてテキサスを飛び出したジョーが、リコのために帽子やブーツを躊躇いなくごみ箱に捨てると>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.5

この映画のよさを言葉で説明するのは違うような気がする。わざわざ意味を掘り起こして楽しむような映画ではない。歌詞を知らないでもいい歌はいいように、この映画はめちゃくちゃいい。わたしは音楽をしたことがあん>>続きを読む

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「花とアリス」未鑑賞

・四人の妻に婚姻届を書かせたのはよく分からなかった。ユダは成績が悪くてだらしない人物なのはリュックの背負い方から何となくわかる。でも婚姻届を書かせたのは、それも花じゃなくて知ら
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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

・初めて嵐側から会場を見たけど、あんなの全然数の暴力 正気じゃいられないような歓声の中、ひたすら淡々と踊り、完璧なパフォーマンスを見せてくれた大野智さん 尊敬しています
・力が抜けて見えるのこそすごい
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街の上で(2019年製作の映画)

3.6

下北沢版パターソンだと思いました メンソールに火がつかなくても生きていくことは出来る

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

テッドが家に女を連れ込むシーン、観た時は「最悪だ!」と思ったけれど、あれは実は必要なシーンだったと思う。テッドはビリーの父親だけれど、ビリーの為にすべてを犠牲にしているわけではなく、ちゃんと彼の選んだ>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

みんな愛のために走ってくれてありがとう。この映画が終わった後も三人は生きているんだろうなと思えてうれしい

ハナちゃんがギンのために悪者になるシーン、早口でまくし立てるハナちゃんの顔だけで画面が成立し
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像のドランらしさが今までよりも薄くて物足りなかった。でも「ドランらしさ」が映像だけではなくてストーリー(母と子の関係、同性愛、手紙のやりとり、台詞回し などなど)には色濃く出ていたから 見た目だけじ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦って勝つ単純な話ではなくて、それぞれのレースに懸ける想いが繊細に描かれておりよかった 映像がずっとカッコいい!車で風のように走る気持ちよさが映像に存分に伝わってきた

ケン・マイルズがあそこでスピー
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

居場所があるということは、そこにいられるようにルールを守るということだけれど、愛はたまにルールをはみ出してしまうことがある

・「僕がベストだよ!」 / キング・コングを観ながら亡くなるファジー
・ミ
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.5

メリルストリープってなんて魅力的な俳優さんなんだろう。イーストウッドが「自然体だけど色気が漏れちゃう知的でありながら話しやすい男 を演じている男」を演じていてやや鼻につくものの、それを差し引いても心に>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.6

観終わった後、心が完全にソニーの方へ向かってしまうけれど、それも結局メディアの力なんだろうな アルパチーノとジョンカザールのコンビをもっともっと観ていたかったです

シェーン(1953年製作の映画)

3.6

シェーンの立ち振る舞いが洗練されているのが見ていてわかるので、さすが映画と思った シェーンの過去について具体的な言及がなく、想像の余地が残されているのが好き この映画を観終わった後にはみんなの心に自然>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.9

ロビン・ウィリアムズの言葉の重みでもって初めて届く内容なので、これは映画じゃなきゃだめ この映画では、過去の悲しい出来事に関する回想シーンがほとんどないのが良かった コミュニケーションは、相手の言葉と>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.6

主役がギルバートの時点でやさしい映画だと思った 口数の多くない人でありながら人柄がしっかりと伝わってくるストーリー構成・演技がいい ずっとやさしくて胸がいっぱいになってしまった こんな兄が欲しい。こん>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.8

見やすくて人気があるのが分かる。野球にそこまで詳しくなくても十分におもしろい。みんなの心の中にはそれぞれの野球場なるものがあり、気付かないうちにキャッチボールへのあこがれを募らせているのだと思う。野球>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.7

やさしく背中を押してくれるようないい映画 旅人のために開かれた宿のようにフォレストの心は開かれていて 彼は思いついたら真っ直ぐ走るだけ そんな彼が風となり自然と周りの人も引き込まれていく 「人生はチョ>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしてはあんまりわたしのすきな部類じゃなかったけれど めちゃくちゃ泣いちゃった 何かでとびきり成功することはすごいけれど、地道にサラリーマンとして代わり映えのしない毎日を頑張っている人たちだ>>続きを読む

マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとはそうでもなかったのに何度も思い返してしまっているから多分かなり好きな映画です 前半の勢いが特によくて シャンソンだったりお洒落な映像だったり 学はないけれど知性に富んだ船乗りの美青年が>>続きを読む

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