びぃあぃじぃさんの映画レビュー・感想・評価

びぃあぃじぃ

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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.0

何もかも上手くいかず周りから白い目で見られながらも、病に苦しむ母親に必死に尽くす少年。
そこに現れ何かを諭すように話しかけてくる不思議な木の怪物。
待ち受ける運命へと揺れる少年の心の葛藤を描く感動のダ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.5

ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、まるで“90分のショートフィルム”を見たような感じ。

この映画には始まりも終わりもない。
でもそこには確実にストーリーがあって、最後にはこの3人の兄弟も見ている
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マチェーテ(2010年製作の映画)

4.0

“時代がこの映画に追いついた”
確かにそうかもしれません。
少し前まではこんな奇想天外にグロ描写を魅せる作品などあまり受け入れられなかったかも。
しかしそこはやはりロドリゲス&タランティーノ。
彼らに
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

凄いストーリーでした…
シャマラン監督はここまで考えた上でアンブレイカブルとスプリットを撮ったのか。
前2作の全てはこの結末に繋がる3部作の最終章。
彼らは英雄か悪役か。
散りばめられた伏線をいかに見
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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

4.5

史上最大の大砲を装備した世界最大の戦闘艦“大和”。
当時の日本はもう敗北したも同然の戦況。
結果は見えている。行けば生きて帰れない。
それでもなぜ帝国は大和を戦地へ向かわせたのか。

「死ニ方用意」
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.5

さすが「キングスマン」と同じ制作陣なだけあって、ユーモラスなストーリーにスタイリッシュなアクションでとにかく楽しい映画でした。
これはIMAXで観るべきだったかな…

ネタバレになってしまうので多くは
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天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011年製作の映画)

3.0

まるで海外版ベイビーわるきゅーれ といった感じに、バイト感覚でサクッと人を殺していく二人の少女。
いつも通りに手早く終わらせて買い物する予定だったのだが、今度の標的はなんと「早く殺してくれ」と言ってき
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.5

これは凄かった!
邦画No.1のゾンビ映画。
それどころか映像、グロテスクさ、奇っ怪さ、どれをとってもハリウッド映画に引けをとらないと思います。

これ続編やらないんですか!?
原作も気になります!
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アイ・フランケンシュタイン(2014年製作の映画)

2.5

孤独な人造人間となったフランケンシュタインが、ガーゴイルと悪魔との戦いに巻き込まれるストーリー。

空も飛べない、特殊な能力もないフランケンが、肉体のパワーを駆使してスタイリッシュなバトルで魅せるダー
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許されざる者(2013年製作の映画)

3.5

クリント・イーストウッド監督の同名作をリメイクした作品。
上記に対して非常に敬意を感じる映画で、多少の変更はあるものの実に丁寧な、そして見事な邦画化だと思いました。

ただクライマックスはもっと激しさ
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Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

4.0

アル・パチーノが見事な演技で魅せる感動作。
彼だけではない、他のキャスト皆の演技が本当に素晴らしい。
ピークを過ぎたロックスターに届いた40年越しの手紙。
人生を変える為に今、ビートルズの名曲と共に温
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

聖なる夜に悪い事をする輩共に、飲んだくれサンタクロースが裁きの鉄槌を下す作品。
華やかな飾りと暖かいクリスマスソングに乗せてグロテスクでバイオレンスなお仕置きが炸裂する。
一見ミスマッチのような組合せ
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ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

2.5

かつて名を知らしめていた伝説のガンマン、ブリッグス。
時が経ち家族との幸せな生活を送っていた彼に突然訪れる悲劇。
奪ったのは彼に恨みを持つ男。

ニコラス・ケイジが復讐鬼となり愛娘と共に悪を追うリベン
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ミラーズ(2008年製作の映画)

3.0

グロく衝撃的な始まりからの、目的の解らない謎めいた恐怖の連鎖。
サスペンス感の強いホラーでなかなか面白いなと思っていたのですが…

うーん、やっぱりお得意のそういう事でしたか…

せっかく前半をミステ
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

5.0

もう本当に凄い。
前回の時にも言ったけど、これがTV放送用のアニメだというのが凄い。
完全に映画クオリティで、映像の綺麗さ&格好良さと感動的な音楽で何度も泣きそうになりました。
家で見るのとは全く違い
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トラフィック(2000年製作の映画)

4.0

アメリカ社会における麻薬の現実を
製造国のメキシコ、密売する売人、取り締まる側なのに麻薬に翻弄される家族
の主に3視点から見る映画。

社会派ドラマでもありヒューマンドラマでもある、アカデミー賞4部門
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レインマン(1988年製作の映画)

5.0

亡くなった父の財産をめぐり自閉症の兄と行動する事となったチャーリー。
様々なトラブルに見舞われながらも、共に過ごすうちに少しずつ今まで感じた事がなかった感情に気付き始める。

トム・クルーズとダスティ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.5

いやぁ、笑ったx2(笑)
ファブルの勤め先、オクトパスの社長がとにかく面白い。
もちろんストーリー全体も良いのですが、この面白さは原作があってこそという事を忘れてはならない。
キレッキレなアクションも
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タイムトラベラー/きのうから来た恋人(1999年製作の映画)

3.5

若きブレイダン・フレイザーが地上を全く知らない純粋無垢な男を演じるラブコメディ。
核紛争が起きたと勘違いして30年以上も地下で生活していた夫婦の間にできた息子。
ようやく安全(?)となった今、彼は初め
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

本当に素晴らしい青春ムービーでした。
振り返るな。前を向いて進め。
簡単そうでなかなか出来ないこの考えを、軽快な80'sソングに乗せて再確認させてくれる作品。

そして最後に解ります。
この映画が誰の
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

3.5

酷評されている本作ですが、私は楽しめました。
コメディだという事を理解して見れば、おとぼけた振る舞いになまりの入った言葉使い、期待通りのジョニー・デップである。
あと頼りになるボディガードのキャラなん
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.5

大統領選を陰で指揮する敏腕クリエイター。
凄腕ながらもある出来事をきっかけに解雇されてしまった彼が打って出る、全てにやり返す大逆転の秘策とは。

選挙戦で行われる、勝つためには手段を択ばない裏の攻防に
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セルラー(2004年製作の映画)

3.5

電話が切れたら殺される。

誘拐された女性からの悲痛な叫びは一人の青年に託された。
次々に襲いかかるトラブルと迫りくるリミットで緊迫感が終始続く。
解りやすい内容で素直にドキドキを味わえます。
悪役ス
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

脚本やスパイ作戦の面白さよりも直接的な笑いを前面に押し出した、非常に子供向けの映画といった印象。

子供には大ウケでも、普段のTVシリーズが好きな大人には少し物足りなさを感じるかも(アーニャの顔芸はこ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.5

この結末は確かに読めなかった…!
まさかこんな終わり方をするなんて……

最初は「某有名作品のB級ホラー版か?」と思う内容からの、終盤突然始まる急展開に次ぐ急展開。

いくら身構えても予測不可能な、開
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

5.0

字幕版で観たのですが、めちゃくちゃ良かったです。
ディズニーから全てのファンに贈る最高のプレゼント。
冒頭のショートアニメから本編のエンドロールまで、まさに夢に満ち溢れた至福の2時間。

ディズニーが
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.0

突如始まった人間の感覚を奪う病気。
瞬く間に世界に広がり人類は五感を失っていく。

感覚を無くした人々はどう生きていけばいいのか。
それでも人は繋がっていけるのか。
五感を超える“センス”とは何かを見
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デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

4.0

有能FBI捜査官と無鉄砲な警察官。
仕方なく相棒“バディ”となった二人が難事件に立ち向かうアクションコメディ。

全く気が合わない彼女たちが力を合わせた時、笑いとパワーの溢れる最強タッグが生まれる!?
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モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

3.5

なかなか衝撃的なラストを迎える映画でした。
まさかこんな結末になろうとは…

完全なる生命体として生み出され大切に育てられていく「モーガン」。
驚異的な学習能力と発達力で成長していくが、ある日ついに“
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ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

4.0

恐ろしい実話。
自分探しの旅の最中に一国の大統領と知り合い、気に入られてしまった男。
側近として働いているうちに不穏な空気を感じ始め、後に人生最悪の体験をする事になる。

視線、会話の間、空気感で恐怖
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インベージョン(2007年製作の映画)

3.0

実に斬新なパニック(?)映画でした。
侵略型SF映画とも伝染病ウイルス映画とも違う、それらを融合した新たな作品と言えるでしょう。

寝てはいけない。
単純だけと究極に難しい状況下、冷静な判断で光を見つ
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(2023年製作の映画)

4.0

いろんな意味で凄まじい映画でした…!

信長の横行とそれを殺ろうとする刺客、互いに騙し騙されまさに狂気の攻防戦。
北野武監督らしい笑いを織り混ぜながらの天下奪い合い壮絶ドラマ。

本当にずる賢いのは一
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暗殺者(1995年製作の映画)

4.0

スタローン ✕ バンデラス、プロ ✕ プロの暗殺アクション。
全く違うタイプの暗殺者2人が同じ標的を狙ううちに、お互い闘い合う事になってしまう。

まだまだ若い、豪華な2人が共演した映画。
Coolな
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

4.0

非常に緊迫感のある脱獄ムービー。
自由への道のりを閉ざすのは10ヶ所の鍵付き扉。
木製の鍵を作るというとんでもない計画と、バレたら終わりの一回限りの逃走劇。

最後の最後までハラハラが止まらない衝撃の
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黒い家(1999年製作の映画)

4.0

間違いなく今まで見てきた邦画の中で一番ヤバいサイコスリラーでした。

⚠️この映画は予告がネタバレの為、予備知識なしで何も情報を入れずに見る事をお勧めします⚠️

ストーリーの粗なんてどうでもよくなる
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クーデター(2015年製作の映画)

4.0

単純明解で、突然クーデター起きたから非情なゲリラたちから生きて逃げろ!というサバイバルアクション。

…なのですが、これが予想以上に緊張感があり最後の最後までハラハラしっぱなし。
なかなか意表を突かれ
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