TSUTAYAが世の中から無くなりそうなのを危惧して借りた「TSUTAYA発掘良品」シリーズの中の一本。大好きなダルトン・トランボが脚本を書いていたので、みてみようと思った。
社会のシステムから脱獄し>>続きを読む
最も難解でとっつきにくい映画監督のうちの1人として知られているアントニオーニだが、割と自分は好きで、特に「難解だから煩わしい」と思ったことはない。
彼の「砂丘」という映画では、砂漠の丘陵地帯で、100>>続きを読む
神経症を患っている主婦の物語。
主人公が、自分の子供たちに「私を見た時に、あ、お母さんだって思う?それとも、変で少しおかしな人だなって思う?」と聞くと、7歳くらいの息子が拙い英語で「お母さんはお母さ>>続きを読む
きつい。絶句する。
たまたま最近観た「ピショット」も同じような話で、ギリギリの社会構造の犠牲者となってしまった子供が体験する様々な出来事を描くものなのだが、あっちの子供は、シンナーとか大麻を吸って楽し>>続きを読む
大傑作。
80年代は映画における不遇の時代として有名だが、そんなことはない。
本作が作られているということだけで、80年代は確実に、映画にとって最も素晴らしい時代の一つとしてみなすことができる。
最高>>続きを読む
PTAでもスコセッシでもフェリーニでも、天才が作る欠陥のある映画には、それ特有の危うい魅力がある。
ベルトルッチが天才なのはいうまでもない。そして、本作は確実に欠陥のある映画である。というか、普通に失>>続きを読む
ジョイスがグリフィスに影響されているように(と言っても、私は「ユリシーズ」を読んだことがないし、「イントレランス」も観たことがなく、ポーリン・ケイルがそう書いていたのを鵜呑みにしているだけなのだが)、>>続きを読む
同じくクルゾーが監督した「犯罪河岸」を思い出した。あれは偶然と必然、真実と嘘、正義と悪、愛と憎しみ、コメディとサスペンスがエンジン全開でギャンギャン回転しながら、物語が目まぐるしく展開していき、観客が>>続きを読む