フィルミさんの映画レビュー・感想・評価

フィルミ

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

きっとタランティーノしか作れないであろう、独特の世界観。絶妙なバランスで、きっちり出来上った監督の頭の中を覗いたような気分。
ハードな内容だけど、軽くて湿っぽさがないから見ていられる。意味が無さそうで
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

展開が早く最後まで飽きずに楽しめた。設定やキャストに引っかかるところもあったけど、安藤サクラの演技力や宇崎竜童の存在感で帳消しにしてくれる。
月曜日の女の子の使い方が好き。
重い話だけど、ネリの未来に
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.2

決して面白くないわけではないけれど、何だか設定に違和感を感じると思ったら、オリジナルは台湾映画とのこと。
ファンタジーにもお国柄というのがあるのだろうか。
変にちょっと感性が似てるからこそ微妙な違いが
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

アーニャ可愛すぎ!
ロイド何でも出来すぎ!
ヨルさん強すぎ!
ボンドは癒し!
何も考えずに楽しめた。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

タイトルだけで、ドロドロした話かと思ったら、淡々と話が進むけれど決して退屈ではない清々しい作品だった。バトルが起こりそうな状況でも、大きな諍いはなく、手前で引くような作りが良かった。
沁みる台詞がいく
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

3.2

福田監督への期待値が低かったので、思ったよりは面白かった。
新解釈•三國志は観るのが辛かったけれど、これはサクサク気楽に楽しめた。橋本環奈ちゃんが可愛いし、続編があったら観ると思う。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.1

テレビで何回か、ながら観していたので、内容はある程度分かっているつもりだったけど、劇場でじっくりと観て驚いた。2009年公開でこの内容とは!
私自身、当時ちゃんと観ても単なるアニメの世界として、リアル
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.2

キャストは良いし、チョドヨンもあの役の設定をギリあり得るかもと思わせてくれている。やや演出過多な気もするけどアクションも頑張ってる。
でも話として、結局何が言いたいのかいまひとつ理解できなかった。裏社
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

スピッツファンなので劇場で鑑賞。
コナンは基本的なことを知っている程度だけれど、スピード感ある展開で飽きることなく楽しめた。アニメならではの圧倒的なスケール感で、小さいことはあまり気にならない。
エン
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.1

キャストは豪華なのにB級感が…冒険ロマンスということだけど、最後までドキドキハラハラはなく終わってしまった。
ただ、前半のブラピは流石の存在感だし、ロケ地の自然が雄大で美しかった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

痛快という言葉がピッタリのアクション映画。痛々しいシーンもあるけど、あと引かずに楽しめるし、設定が変に複雑じゃないのも良かった。仕掛けで戦うところなんて、ホームアローンの大人版みたいでテンション上がる>>続きを読む

マーダー・ミステリー2(2023年製作の映画)

3.5

1より更にドタバタコメディになってた。人があっさりドンドン死んでいくけど、深刻さは皆無。お金をかけてバカバカしいことをする清々しさを感じる。

マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.4

スピード感があり、サクサクと展開していくミステリーが気楽に楽しめる。豪華ヨーロッパ旅行を視覚的にも堪能できた。

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

4.0

見応えのある作品だった。テーマが複雑で主役の二人が上手いので、最後の最後まで感情を揺さぶられる。
1830年冬の士官学校が舞台で、ある種閉ざされた重苦しい空気の中で話が進む。どんよりとした映像に士官学
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.9

前作よりミステリーとして楽しめ、2時間超でも飽きることがなかった。史実を織りまぜているからか物語としての説得力もあるし、やっぱりあの時代のイギリスの雰囲気がとても好き。 
個人的にはシャーロックがしっ
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

長回しのカメラワークで、現場に居るような臨場感や緊迫感がある。それぞれの人物をカメラが追うたびに感情移入してしまって、問題の複雑さが増幅してくる。
きっかけはひとつの悲しい事件でも、それまでの溜まって
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暗殺教室 卒業編(2016年製作の映画)

3.1

映画公開時の番宣で見かけた殺せんせーは全く受けつけなかったのに、だんだんかっこ良く見えてくるから不思議。
ただ、研究室のシーンがチープすぎて離脱しかけた。せめて雪村姉妹をもう少し演技力のある人がしてた
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暗殺教室(2015年製作の映画)

3.4

学園モノの実写版ということで、それ程期待せずに観たら、思ったより良かった。特に映像的には違和感もなく良くできていると思った。
ただ、アニメはいろんなエピソードがある中での殺せんせーの金言に感動したりも
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

音楽にのせた冒頭のカーチェイスはワクワクするし、少しレトロでカラフルな映像も良かった。
天才的なドライビングセンスを持ち犯罪者ではあるけれど、繊細で優しい性格のベイビーは魅力的で、デボラとの恋も一途で
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.9

ミュージカルに疎く、「レント」に関してもタイトルしか知らない程度の知識だけれど、入れ子式の構成ですんなり主人公のジョナサンに共感できる。何より、冒頭の曲「30/90」で持っていかれた。
20代にとって
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

噂通り難解。場所も時間もあっちに行ったりこっちに行ったりで、混乱して観ていて疲れる。
でも、時間の巻き戻しの中で少しずつ謎が明かされて、訳が分からないなりに楽しめる部分もあった。
公開当時に観ていたら
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

個別のエピソードには、いくつか好きなものがあるものの、全体的に今ひとつピンと来なかったのは、やっぱりハリーポッターをちゃんと観てないからなんだろうな…あの世界にどっぷりとは入っていけなかった。
それに
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.4

ねずみ算式に善意が広がって行くっていうのは、そんなに珍しい考え方でもないし、どうせなら次に渡していくムーヴメントのうねりみたいなものを表現してほしかった。
結末も、逆に狙いすぎて冷める。
それでも、人
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

とにかくCGが凄い。
1920年代のニューヨークの街並みやファッションも堪能できる。
ただ、ストーリー的には特に…って感じで、私には映像を楽しむ作品だった。
破壊された街が魔法で次々と元通りになる場面
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.3

原作を読んだ時、過去に戻るルールが色々ある割に設定の詰めの甘さを感じてしまって、なかなか感情移入できなかった。映画ならどうだろうと思ったけれどそこは変わらなかった。
でも、夫婦の話は良かった。短時間で
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空白(2021年製作の映画)

3.9

圧倒的な加害者がいない中での不幸な事故。関係者たちが折り合いをつけるのは、本当に難しいんだろうなと思った。
他の人に激しく責任を問う人や、必要以上に自分を責める人。あまりにも不器用に見えるけれど、同じ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

公開時以来の鑑賞だったけど、自分も歳をとっているせいか全く古くさく感じなかった。
ロマンチックとコメディとちょっとした皮肉のバランスが良くて、観終わったあとにほっこりした気持ちになれる。
ほぼありえな
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

今の時代にヤクザの義理と人情を描くとこうなるんだな〜
よく知らない世界だけど、とてもリアルだと感じた。
その一方で、父親が死んだ山本少年のような子を、今の社会がどれだけ救えるのか…暴対法はできてもなか
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.3

コメディ映画と言うよりギャグ映画?
ひとつも笑えなかったけど…
役者さん達も、全体的に演技がいつもより下手になってたような気がする。
個人技で笑わせようとしているのが、逆に空回りしていて見ててキツかっ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

子供の付き添いで、アニメも少し観ただけの初心者だけど充分楽しめた。
話の構成が分かりやすく感情移入しやすい。バトルシーンは迫力があるし、クスッと笑えるところもあって最後まで飽きることがなかった。
アニ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

いつもとテイストが違ってて、ちょっと肩すかし。
今回は人情ものってことなんだろうけど、やっぱりもっと痛快なコンゲームが観たかったな。小ネタは楽しかったけど…

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.4

ストーリーの先は読めるし、韓国社会のあるあるネタも既視感があるけど、テンポが良くチーム5人のキャラクターが魅力的だから最後まで飽きずに楽しめる。何も考えずに気楽に観るには良い映画。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

監督である劇団ひとりが、柳楽優弥に松村邦洋からたけしの物まね指導を受けてもらって、なりきった後に、ただの物まねにならないように削り落としたって言ってたけど、本当にその努力の過程が窺えるような演技だった>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

世界を周りながらの展開のはやさ、スピード感あるアクションと掛け合いで素直に楽しめた。
ルパン三世みたいと思ったのは私だけではなかったみたいだけど、銭形警部に比べてインターポールの女性捜査官のキャラが弱
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

それほど期待せずに観たら結構面白かった。
テーマが現在進行形の問題だからか、展開は強引なんだけどリアルに感じられた。テンポよく進んだ後の締め方も取って付けた感じはなく、素直に町の本屋さんや出版業界を応
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

リスベットがとにかく魅力的。賢くて強くてカッコよくて、そして可愛い。個人的には苦手な外見も、これに関してはただのファッションでなく、全てに意味があるように感じられた。
2時間半と長いけれど、最初から引
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