biwacovicさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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セールスマン(1969年製作の映画)

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聖書を売る側も、売られる側もカネの神に苦しめらている。もっと売れ/もっと買えと追い立てられるツアーが続く。見ていて辛いが、現代の生活とそう変わらないと思ってしまって逃げられない。

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

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Disney+にて。EEAAOでネタになってたので見てみた。鼠とレストランという最もアカン組合せで、鼠への忌避感と料理の根元と批評家の本質とその他諸々を絶妙に混ぜ合わせて見事な出来栄えだった。料理がち>>続きを読む

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

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EEAAOのダニエル・シャイナートの2019年作をU-NEXTにて。これもA24。よくもまあこんな話を撮ったなあといい意味で驚嘆する。小説だったらまだ分かる。映画でこれやる胆力あるからオスカー取れたの>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

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自由を求める旅と、この社会からの逃避あるいは隔絶。彼女だけでなく、彼女が関わる人たちもまたその間で生きている。悲しい、というよりもこんな風に人は死ぬのだと覚悟するような気持ちになる。スズカケにとりつい>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

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U-NEXTにて。なんとなく金曜の夜に相応しいエロとグロ。これもA24作品。

ポリス・ストーリー3(1992年製作の映画)

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ミシェル・ヨーの偉大な軌跡を辿りたくてU-NEXTにて。バイクで列車に乗り移るシーン強烈。確かにジャッキーが食われてる。

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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これをアフター・ヤンとカップリングした早稲田松竹さん流石。。という映画。無理やり混乱を生むよう作られてはいるが、終わってみると極めてシンプル。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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雰囲気は良いがSFとして評価するにはもう少しこの世界の説明が欲しくなる。なぜテクノも子供たちも中国系なのか?とか。原作にはどこまで詳述されているのか気になる。冒頭のダンスバトルは良かった。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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最高に無茶苦茶な設定、バトル、映像、下ネタ。そしてそれらが描く余りにも真っ直ぐな人生の全肯定に感動した。マルチヴァースでカンフーアクション、という出オチみたいな映画なのにちゃんとマルチヴァースにもカン>>続きを読む

1944 独ソ・エストニア戦線(2015年製作の映画)

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独ソ戦、ではあるが独ソ双方のエストニア人部隊が主役で、映画の中盤でドイツ側からソ連側に視点がスイッチする。どちらも地獄。遠い話ではない。

別れる決心(2022年製作の映画)

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パク・チャヌクの映画は面白くて下品という印象だったが、今作はとても上品。下品がダメなわけじゃないが、抜群に面白かった。デュエットの歌謡曲でもあり交響曲でもあるような。二人の関係性の遷移、高揚、出会いと>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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ダラダラ会話とギュンギュン格闘の緩急良い。ヒットしたのもわかる。まひろがルー・リードのTシャツ着てた。鶯谷、殺し屋、社会不適合者、トランスフォーマーTシャツ。よいね。

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

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優しい映画。生活保護ピンハネも溢れる優しさが覆い、破れた夢も新たな旅立ちに向かう。映画の中で映画を見る。夢の中で夢を見るような。

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

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ポニョではなく崖上のスパイ。ソ連で訓練を受けた共産党スパイと満州特務警察の騙し合い。冒頭のパラシュート降下、雪のハルビンの街、夜の闇の中に光る車のライト、残酷な拷問、死闘。双方とも組織が個人を殺してい>>続きを読む

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

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ちょうどメアリー・スチュアートの暗号書簡が
解読されたというニュースが。どう生きても地獄で大変だった。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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ちょっと気取ったレストランに行く前に観ると最高かもしれない。隅々まで悪意に満ちた悪夢。

僕は黒人(1973年製作の映画)

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ジャン・ルーシュ『私は黒人』。アンスティチュ・フランセのゴダール体験にて。

堕ちた天使(1945年製作の映画)

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『勝手にしやがれ』と併映。確かに並べてみれば類似性も。暗く、奇妙な恋愛と詐欺と犯罪が描かれる。

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

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昇進と豪華接待を受けて秒速で懐柔されるブルース・リーすごい。その後に覚醒して敵を殺しまくるのもすごい。

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

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軽いタッチで楽しい。日本人空手家(弱い)とチャック・ノリスは、何故かadidasのスニーカーを履いて戦う。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

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強烈な悪夢。でもゾンビ映画よりも実際に起こる可能性は高い悪夢。富の配分を怠る世界が陥る地獄。このまま世界が進めば近いうちに起こりうるような。パーティシーン素晴らしい。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

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検閲で上映されなかった部分を含む完全版。1989年からの2016年の物語。冒頭の開発されつつある都市の風景から暴動、殺人、過去へという流れが圧巻だった。その後も大胆に省略と暴力と都市の風景が早いテンポ>>続きを読む

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

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これは映画館では初めて。擬似家族モノでありつつ、中上健次を猛烈に意識した構成の濃厚な血縁モノでもあるという、なんか色々盛り込んでる感じが面白い。でもセックスも暴力も控えめなのが青山真治的。そして監督自>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

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マーティン・マクドナー2012年作品。これもコリンファレルが監督自身か。更にドタバタし、コミカルに振れつつも強烈に独自路線。この脚本は女性が描けていない!と自分で言う開き直りに笑。人生は虚しく、犬は可>>続きを読む

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

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マーティン・マクドナーの2008年作品。イニシェリン島の精霊のコンビはここで始まっていた。おそらくは監督自身のエゴとオルター・エゴのような関係。ダークで優しく、映画的起伏も豊かでてとても面白い。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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孤島の絶景の中でおっさんとおっさんの唐突な喧嘩が、対岸の内戦とまったく無関係(を装って)に進み、エスカレーションしていく。主人公の2人の役者が逆だったらもっと分かり易かったと思うが、この配役だからこそ>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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一欠片の狂気もなく、正気で真面目でそれなりに有能な人間が集まって、90分で大虐殺の会議をするという80年前の出来事が、そんなに遠い話に思えない。アイヒマンの有能さが1番の見どころ。こんな官僚や会社員い>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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音楽、アクションかっこいい。ユアンマクレガー弱い。マーゴットロビー強い。

辻占恋慕(2020年製作の映画)

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キレのある台詞。自らに刺さる言葉。エゴサとネガツイの決闘。痛々しいながら笑えるなら救いがある。ラストあそこまでやるなら、更なる賛否を呼ぶような跳躍があっても良かった。

遠くへ,もっと遠くへ(2022年製作の映画)

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いまおかしんじ。台詞から滲む感情を撹拌するように、無化するように突如として演じられる動きや鼻歌や語尾がかわいい。そんな対話を繰り返しながら旅が続く感じが良かった。

ウィッチ(2015年製作の映画)

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ロバート・エガース。魔女は人間が作り出す。大抵の場合は否応なしに。仕方なく。歴史はその後に不思議な現象を付加して物語るのではないか、と思う。

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

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不思議と寝なかった。生活に倦む日々。徹底的なドラマの排除。あるようでないようなシーケンス。断片だけが強烈に残る。すごい映画を作る人がいるものだ。