KOTAYOSHIDAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

2.5

全然ダメだった。基本的に荒唐無稽な設定の作品とは言え、1作目の方がまだ色々と成立していたと思う。

先ず期待していたアクションが規模がデカい割にかなり単調。1作目はまだ登場する超人が少なかったのと、そ
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ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

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本作自体も死ぬほど胸糞なのだが、題材となった現実の『フリッツル事件』が映画の7000倍最悪なので映画を観た後に事件を調べたら映画が一気に霞んでしまった。それくらい実際の事件が本当に最悪。かつ映画では「>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.0

最近流行りの「YouTuber系POVホラー」と「心霊スポット突撃型グレイヴ・エンカウンターズ系ホラー」に「水中」というソリッドシチュエーションを併せた魔改造ホラー。ところがどうしてこれが中々上手くい>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

個人的にMCUシリーズでのノレない要素でもある「CGは凄いし規模感も大きいんだけどそこが逆にチープに感じる」を感じてしまった本作。基本的にMCU自体が作品単体で評価できるものでもなくなってしまっている>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.5

日本映画にしては規模感もアクションもとても頑張っていると言ってしまえばかなり角が立つが全体的にそういった印象。印象自体は基本前作からはそこまで変わらず。この感じの語り口であれば確実にドラマの方がいいの>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.6

ちょっと変わったフランスのサスペンススリラー。個人的にこういった音声分析官といったような専門職のスペシャリストが活躍する映画が大好きなので総じて満足できた。

本作、主人公の音声分析官がとある航空事故
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355(2022年製作の映画)

3.5

5人の女性スパイがアッセンブルするスパイ映画。メインはやはりこの5人の女性スパイなのでこの5人のアンサンブルはとても良かったように思う。ストーリーも所謂王道スパイもののそれなのでそういった意味でも特に>>続きを読む

星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

3.7

2022年の中国産ヒューマンコメディ。良かった。ストーリー自体は斬新なものではないものの、主演のチンピラ葬儀屋・朱一龍とヤッカイガキ・楊恩又のアンサンブルが良く、常にぶつかって取っ組み合ってるみたいな>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

類似作品で言うとケバブ店の店主がクソ客をぶっ殺してケバブに混ぜて売る『ザ・シェフ 悪魔のレシピ』というのがあったが本作もそれに近く、いわゆる『スウィーニー・トッド』的作品で、『ザ・シェフ 悪魔のレシピ>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

ニューヨークって殺し屋しか住んでないんかシリーズの第二弾、改めて観たらやはり馬を使って殺し屋を退けるシーンが抜群に面白く、もっとああいうバカっぽい荒唐無稽なの欲しいよ!と思いましたが、中盤での犬をけし>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

4作目の公開前に復習として観直しました。ちなみに韓国では既にチャプター4が公開しているとの事で(推しているアイドルがSNSで「もう観たよ」と言っていて韓国ではもう公開されてるんかと知る。エブエブも韓国>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.7

こんなもんか~だった1作目よりより規模も大きくなった正統派続編。いや普通に面白かったです。いや普通に面白い。普通に面白いってこういう事なんだってくらい普通に面白い。本作ではテイルスとナックルズというお>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.5

かなり賛否両論あるらしい(しかも否多め)という話は知っていたので正直かなり不安だったが個人的には好きでした。しかもどちらかというと前半パートがかなり好みだった。あと僕が観に行った回はかなり人が入ってい>>続きを読む

コンティニュー(2021年製作の映画)

3.3

杉村太郎氏の名言として「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」というものがありますが、まさしくそれを体現したような映画。元元特殊部隊のロイは頑張るんですよ、目の前の困難を突破するため、めっちゃ頑張る。死ぬ気で>>続きを読む

レック(2007年製作の映画)

3.6

十年ぶりくらいに再鑑賞。やっぱりヒットするのがよく分かるくらいよく出来た作品でした。巻き起こっていることは荒唐無稽なだけにそれ以外のディティールをしっかり詰めているせいか何というかかなりリアル。低予算>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

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韓国人の友人と日本人と友人が歴史の話になるとよく口論になる、それはこの慰安婦問題に対する認識や知識の量が韓国人と日本人でかなりギャップがあるからである、監督自身のこのような経験をキッカケとして制作され>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.5

よ!景気が良いね!人はバンバン死ぬし血もドバドバでる大盤振る舞い!と思わず拍手したくなるようなスプラッターアクションスリラー。やっぱり人が簡単に死ぬ映画って本当に良いですよね。

この映画の面白い所っ
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スマイル(2022年製作の映画)

3.3

抜群に上手かったプロモーションとSNSを席巻していた絶賛ムードでかなりハードルが上がってしまっていたせいが個人的にはあまりピンと来ず...。いやよく出来てる、よく出来てるんだけど大傑作的な感じで観てし>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃ良かった。一作目のような大どんでん返しの大ネタは既にバレている状態で、かつ最後もエスターが生き残る事が分っている、という2つの足枷がある状態でよく考えたと思う。そもそもの"偽物だということ>>続きを読む

白く濁る家(2019年製作の映画)

3.5

山奥にある実家に帰ったら何やら母親の様子がおかしい...?系ホラー。和製『へレディタリー』的な感想が多いらしい?ですが、個人的にはこのヤダみは『ダーク・アンド・ウィケッド』にも近いなと感じました。あと>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

「エンタメ映画はこういうのでいいんだよ」の決定版。ちゃんと金のかかったファンタジーコメディ映画で久しぶりにスッキリした気分で映画館を出れて良かった。

全体通して良かったんですが、やっぱりダンジョン内
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マーダー・ミステリー2(2023年製作の映画)

3.8

前作の内容を何も覚えていなかったが全然大丈夫。そしてめちゃくちゃ面白い。テンポの良さ、ユーモアの良さ、荒唐無稽さ、街破壊の規模、90分以内という尺、全てが良い。本当にこういう映画ばかり観たい。

前作
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハ・ジョンウとキム・ナムギルがメインという時点で個人的には5億点。キム・ナムギル、本作も含めて退魔師を演じることがやけに多いのは何故なんだ(現在AmazonPrimeにてキム・ナムギル主演でデビルハン>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.8

自分が観た映画館では子供連れの家族がいて「子供連れで観るような映画ではないくないか...」と思ったのだが本作を観た後はそんな偏見を持っていた自分を叱ってやりたいと思った。まさしく今の10代、20代の若>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

宇多丸氏曰くところの「負け犬たちのワンスアゲイン」ものとして最高だった。本作ではちさととまひろと対となる殺し屋コンビ(丞威&濱田龍臣)が出てくるんだけどこの2人がとにかく最高。大好きになった。情けなく>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

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「面白い」とか「面白くない」みたいな評価軸で判断しにくい映画だった。それでいうと知ってるキャラクターが出てくると嬉しいみたいなMCU的な感じなのかなと。

何というかアレですよね、インターネットを介し
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クリスティ(2014年製作の映画)

3.3

ヘイリー・ベネットにもこんな時代があったよね系B級スリラー。この規模の映画にしては結構頑張っている感じがすごく伝わってくる内容だが、頑張った方向がちょっと違ったかもねという感じも否めない、ヘイリー・ベ>>続きを読む

クラシック・ホラー・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

全編通してホラー映画に対するアイロニーに溢れたイタリア産ホラー映画。イタリアのホラー映画シーンへの批判、量産される同じようなアメリカのホラー映画に対する批判、死を見世物として消費している現代社会への批>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

ポール・ヴァーホーヴェン監督にそこまで思い入れがなく、かつ史実モノが苦手な自分でもかなり楽しめた。何というかもっと堅い高尚な作品を想像していたがその100倍下を行く(褒めてる)俗っぽい内容でかつかなり>>続きを読む

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.0

友人の結婚式のため小型飛行機に乗ったら運悪く元カレと乗り合わせてしまい、加えてあろうことか操縦士は急死してしまい、目的地を見失った上にほぼ素人で運転しないといけなくてさぁ大変!的ソリッドシチュエーショ>>続きを読む

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.7

所謂「クローズド・サークル」的スリラーだが、今の時代だからこそ作られた多層的なレイヤーで構成されていて、何回も見て確認したくなるような面白さがあった。

一昔前のこういう「若いやつらが山の中のロッジに
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