mさんの映画レビュー・感想・評価

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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

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恐ろしかった。条理さをあっさりと簡潔に描いていて、そこに一切「監督の意図」みたいなものが感じられず、徹底的に不愉快・不快であった。
観終われるか不安だった、かなり恐怖な作品だった。

けれど今作アリ・
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

内容はとても好みで面白かったのだけど、今作を手放しで評価出来ないというか。重過ぎた。疲労感が半端ない。
今作を傑作だ、と言っている方たちは本当の意味でベラに共感していないのではないのかと烏滸がましくも
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小さな悪の華(1970年製作の映画)

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ようやく観られて嬉しい反面、こういう作品を手放しで褒められる年齢ではなくなってしまった。
カルト映画にしてももう少し過激さがほしいところ。まぁ、公開当初はかなり問題作だったんだろうけど。
鳥飼いなので
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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オルガの犯行後、面会室で見せたオルガの母の涙が今作で唯一テンションあがったシーンだった。

もっともらしいことを並べ、他責でしか世の中を見られなかった幼稚な子供による犯行に共感なんてできない。
顕著に
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(2023年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンあまり好きじゃなかったんだけど、とても好きになった。舞台劇っぽくてよい

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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干し草の場面がクロード・モネ感あってよかった。監督らしからぬ画の作りでつまらなかった。

白鳥(2023年製作の映画)

3.5

アンダーソンらしく可愛い中に毒っけを突っ込んだ作品。語弊があるが美しい話だった。

アシスタント(2019年製作の映画)

4.0

強く生きる、ってなんなんだろうか、と考えてしまう。この不条理に、この嫌悪に慣れてしまっていいのか。蝕まれる様子を丁寧に書き込んでいる作品であった。少しずつ踏み躙られる尊厳に苦しくなった。

エンドロー
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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『フレンチアルプスで起きたこと』が本当に死ぬほど好きなので、あのときから丸くなってしまった感じが否めない。
全員の欲望丸出しは美しく気持ち悪かった。逆転するのもスパイスとしていい。

ただ題材が大き過
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

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問題提起したいのだろうけど、後半ありきたりで失速した。
ワンカットの意味ってなんだ?BGMが良かった
似ている映画で『ニューオーダー』が挙げられているけど足元にも及ばない

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

パールのことをただのサイコパスだとか、他人事のように見る人とは仲良くなれないと思う。
パールが愛おしい。大丈夫って言って抱き締めたい。

X エックス(2022年製作の映画)

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自分が与えられないもの、欲しいもの、を難なく享受している人見るとほんと殺意湧くよね

サーモン(2023年製作の映画)

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己のミスを擦り付ける単なるクズ
映像は美しいが特筆すべき点はなし

ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

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舞台挨拶にて

深いようで浅い作品であるように感じられる。考察して、という甘えを借りた作り手側の作り込み不足。または雰囲気映画。
ストーリーは簡単だが、抽象的に作った挙げ句伏線回収などを適切に出来てい
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

私は今作で死ぬほど映画が好きなんだなぁ、と理解した作品。裏でどれだけ馬鹿やってても、どれだけ乱痴気騒ぎしていたとしても、なにかを表現している人間の苦悩やら幸福が好物だ。
コンラッド(ブラッド・ピットさ
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

パク・チャヌク監督もこんな焦ったい作品が描けるんだなぁと驚きと共に、ふんわり包み込まれる官能に居心地が良かった。
チャンク監督ということで身構えて観に行ったが、作中にも出てくる【霧】を纏ったみたいに不
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