Bellissimaさんの映画レビュー・感想・評価

Bellissima

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

想像していたより、個人的な世界観を描いた映画だった。
作り手にとっては難しいかもしれないが、オッペンハイマーとストロースの視点でカラー、モノクロで分かれ、それぞれが現在と過去を行き来するので、これはよ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

白紙で見に行った。

美しい構図。でも華美ではなく日本の光が美しく撮られていた。

役者さん、粒揃い。役所さんがすごかった。過去を振り返ったりしない主人公がいて、さまざまな事を無言で語っていた。

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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.5

『ナポレオン』はIMAXの大画面で見たかった。
CGを使わない大作映画を作れるのはもうリドリー・スコットしかいなんじゃないかという感じ。エンドロールのカメラクルーの多さにびっくりしたが、戦闘シーンは1>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.7

2001年宇宙の旅の骨が人形になり、女の子がお母さんごっこからステップアップするのに、人形をガンガン叩き壊す冒頭から、私には笑えなかった。

バービーハウスがイプセンの人形の家なんだろう。バービーハウ
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

終わってみれば長かった。が、それをまったく感じさせなかった。

なんといっても、絵を描くシーンがエモーショナルでドキドキした。これだけでこんなに感動するなんて、、、
モデルとなったリヒター展の前に見て
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

うーん、アイデアもりもり、凝った作りでテンポもよく、面白いのだが、最後まで見るとテーマが軽い。

オスカーとったらみんな映画館に行くんだろうけど、がっかりしないだろうか。深夜に一人テレビで笑いながら見
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

リンチ作品が面白かった記憶がないので、スルーしていたが、これだけオスカーを取ったので試聴。

ブレードランナー2049と同じ音楽と世界観でとても好み。ライアン・ゴスリングとティモシーが被る。

残念な
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

苦手な村上春樹。映画の評判もいいので見てみた。3時間、長く感じなかった。

途中、舞台の稽古になるころには、癖のある台詞回しにも慣れてきて心地よくなってくる。ストーリーの流れとチェーホフのセリフとのバ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

冒頭は三人の違った視点から事件を描いて、黒澤の羅生門なのかと思えば、あそこまで見るものを混沌に陥れるわけでもなく、視点が違えば情報も違う、というくらいの差で、最後のマグリットが一番長いのだが、彼女の生>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

正直、期待外れだった。

配信で見たせいもあるだろうか。

監督、無理してないだろうか。
いっぱい次作への種が蒔いてあったぽいので、次作を見るまで解らないかなあ。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

こんなキャスティングで話になるのかと思ったけれど、実力派ばかりだと違うんだね、面白かった。

ディープインパクトの風刺版みたいな感じで、ビシビシと風刺のスパイスが聞いていてあっという間に見終わってしま
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

3.8

芸術新潮のメトロポリタン美術館の特集で知り、視聴。

話の中心の【ゴールドフィンチ】(ごしきひわ)の絵は、オランダ絵画が好きではない人には馴染みのない地味な絵であるし、そもそもマウリッツハイス美術館の
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

4.0

繊細な衣装と綺麗な映像で楽しかった。

ヒロインは嫌いなタイプ(原作の意図だそう)で、感情移入できないが、最後はかわいいなと思えた。
アッパースローターを思わせる街並みは、ハリーポッターと同じレイコッ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

何気ない普段着がどれも素敵だった。
シアーシャ・ローナンは本当に魅力的。

エピソードがかなり省略されていたのはちょっと物足りなかった。

原作にあるから仕方ないんだけど、
ローリーの結婚相手は納得が
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.0

石岡瑛子展の余波で久しぶりに再鑑賞。
以前もいまいちの印象だったが、今回見直してみてもやっぱりいまいち。

これだけの大スターを集めてなんでこんな映画になってしまったんだろう。恋愛、耽美、エロス、ホラ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

どんな映画かまったく知らず、評判がいいので鑑賞。

戦時下のドイツであるにもかかわらず、きれいな色彩と美術と音楽でおとぎ話のように話が進んでいく。
美しいメルヘンの世界ではヒットラーさえ親切なおじさん
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

ほぼほぼ、リアルタイムで映画館でみたきたシリーズ。
なんと42年たっているんですね。
毎回《帝国の逆襲》を超える内容のものには出会えず、だらだら見続けてきたと思う。
今回、やはりラストは感動の涙がこぼ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

面白かった!

こんな人、実際の架橋の金持ちにいるかも、と思えるか思えないかで面白さが違うかもしれない。あと麻雀が解らないと肝心のところがわからないかも。

指輪のシーンが好きです。

キングダム(2019年製作の映画)

3.1

山崎賢人が宣伝でTV出演していたのを見てかなり期待していた。

象山影視城のセットの存在感やエキストラ、馬の数、迫力あったし、ワイヤーアクションも見応えあった。

山崎賢人の殺陣への意気込み、役作りの
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.0

動植物のリアルな表現には圧倒された。
それだけで飽きずにみれた。

ただラッセンの絵に心を鷲掴みにはされないのと同じで、どうも映画に入り込めなかった。

ライオンキングはミュージカル版が一番好き。大地
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

軽いラブストーリーなんですね。
飛行機でみるにはちょうどよかった。

ただジョンがキーの割には、ポールの歌ばかりなのはなぜ?
ま、その瞬間、じわっときましたが。

Liverpool John Len
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キング(2019年製作の映画)

3.5

ハル王子の話という感じ。

シャラメ君のフレッシュで若々しいヘンリー5世。抑えた無表情の中から緊張、ためらいなどがリアルに等身大に伝わってきてよかったと思う。

シェイクスピアファンには評判が悪いが、
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

最後まで、なにがすごいんだかよくわからないキャラもいたが、面白くはあった。
マーゴット・ロビーも可愛かったし❤️音楽がなんかしっくりこなかったのは、個人の趣味かな。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

ホアキン・フェニックスが過去の名優たちとはまた違うジョーカー像を作っていた。
時間が経つとあれこれ枝葉の部分の細かなつながりが思い出されて余韻に浸れる。

ただ、こんなに優しい人が環境によって悪人とな
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

自分もムンバイにいるかのように、はらはらドキドキした。

人種、階級、いろいろなものが極限で交差する。それぞれの立場に誇りを持った人たちの生と死。淡々とリアルに撮られているので、正義のために果敢に戦う
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.0

美術史家の方が、とても下世話な話といっていたがまさに《下世話》な話。
愛というよりは愛欲、それにとりつかれた浅はかな若い男女の昼メロみたいな話。
と思いつつクリスフル・ヴァルツをはじめ役者さんが素晴ら
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.0

チャン・イーモウの前作《グレートウォール》があまりにもひどかったので、躊躇したのですが「HERO」「LOVERS」のスタッフということで鑑賞。

三国志の映画と思って見ると相当裏切られると思うので、過
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

映画の設定が2019年11月のためでしょうか。IMAXなら見に行こうかと。

初めて見るフルスクリーンのIMAX。大きい!
さすがに車や武器のデザインに古さは感じますが、美術や衣裳が素晴らしいので古さ
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