人の優しさがどうしても欲しい時や、
自分の存在を肯定して欲しい時がある。
どこまでも人が優しく、
お伽話だと分かってるけどそれを信じたい時もある。
でも意外とそんな気分を満たしてくれる映画は少ない。>>続きを読む
90年代の結構面白い時代も生きてきたけど、
60-70年代のアメリカをナマで体験したかったと思った。
年1回くらいで観るイオセリアーニ作品。
ユルくて、とにかく事件も起こらずユルい。
会話もほとんどないし、意外と長いし、
ダメな人がダメと言う理由もわかる。
でも、結構、皮肉たっぷりだし、人間の美し>>続きを読む
初めて観た時からこの映画と監督には
とても惹かれた。
自然体すぎる演技と作り込まない画。
どこにでもあるようなテーマを
クスクス笑いながら、ニヤニヤしながら
たまにはチクチクしたりして
自分に投影し>>続きを読む
アニエス・ヴァルダ。
映画も好きだけど、アニエス自身も好き。
普通のどこでも居そうな女性。
でも普遍的で、でも普通とは違う、奇抜とも違う個性。と、そんな映画を作る人。
いまは、可愛くてチャーミン>>続きを読む
理由はわからないけど
カトリーヌ・フロが好き。
やっぱりこの映画を観て好きだなぁ
と思った。
カトリーヌ・ドヌーヴとは違う魅力。
「そんなに悪い人生じゃない」
いい言葉だな。
非科学的で、非現実的。
でも、こういう話の方がとても映画らしいし、
最後までどこまでもハッピーエンドだし、
誰も不幸にならないし、
幸せな気持ちのままで観れる。
女性や子供を産む人への敬意もあって、>>続きを読む
曲に合わせて踊るとか、曲の間に合わせて踊るとか、人生に全くどうでもいいことを意識し追求する、芸術の潔い美しさと強さを感じた。
結末を知りたくて早く読み進める小説ではなく、
時間をかけて読み進めていき、読み終えた後も問いかけられたことを考え続けてしまう小説のような映画。
物語が進むごとに、
驚きではなく僅かな発見や納得があり>>続きを読む