このレビューはネタバレを含みます
中上健次のフィルムが凄く良い。土地の触覚的な部分、良い意味での「土臭さ」、土地の感覚っていうのが生々と注ぎ込まれてる。田村正毅の映像も同様の感覚を覚える。ただそこに役者が入るとどうにも馴染めず、演じて>>続きを読む
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ソーマトロープをつくること
手を動かして見ること
ゾートロープをつくること
手を動かして覗き込むこと
映像を見ること
そして、映像を作ること
目の前の光に歓喜すること
私たちは忘れてはいけないこと
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評価とは異なり、非常に面白い作品でした。石若駿の音楽が絶えず反復されている。それはこの妹島和世の建築が地下から一階、二階と層になっているように、音楽も作品内である種の層を形作っていく。反復という点で印>>続きを読む
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1895年から4年経った1999年の作品。ここでもやはり猫。猫を撮影するのは犬よりも難しいのだろうか。猫をとるにしても餌をあげている映像が多いように思う。もしくは無理矢理ボクシングをさせるか。一度少女>>続きを読む
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これまた良い。沿道の女性たちの表情が活き活きしていて見ていて気持ちがいい。終盤にカメラの前に溜まるなと手が出てきて人をのかそうとする。そこがレースの余韻から和やかな人たちが集まる良いところなのに。広場>>続きを読む
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赤ちゃんが隣の赤ちゃんの玩具を取り上げてしまう。立派な羊の人形があるのに。盗られたほうの赤ちゃんは奪い返そうとはせず泣いてしまう。ジョナスメカスの作品に出てきそうな微笑ましい映像だ。
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猫の顔にミルクかクリームがすごいつき方しているなと思うと、子供が皿にのせたクリームらしきものを持ってくる。猫を撫でて可愛がっていると思うと、突然皿をもって猫の顔に押し当てようとする。なるほど猫の顔のク>>続きを読む
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喜劇俳優が実際の乗馬体験に体当たりでボケるのを撮影した映像と言う感じ。黒服の男の立ち振る舞いを見ていると彼は真剣に乗せようとしているのではと思ってしまう。ふざけているのに苛立っているような。数歩喜劇俳>>続きを読む
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「写真会議委員」らが船から降りてくる。彼らの手にはカメラが握られている。普段は撮る側の人間が撮られる側に転じる。映像を撮影している人間に向かってシャッターを切る男もいる。カメラという機械に慣れているか>>続きを読む