りょうたさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

りょうた

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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

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相米慎二二作目。包帯を巻かれた青年が薬師丸ひろ子に抱きついてしまうシーンはぐっときた。やくざものって国内外問わずパターンがあるよね。親しかった仲間たちが死んでいく悲しさ、そしてそれに対する復讐。今作も>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら初めての相米慎二だった。子供の社会であると同時に、圧倒的な大人の社会でもある学校という場所を舞台にした作品は、抑圧される子供たちという描き方が一般的だろう。今作はそんな大人たちを台風によ>>続きを読む

世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

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畏まったインタビュー一切なしでシュタイデルの仕事風景や会話を捉えた「だけ」とも言える作品なのに、非常に魅力にあふれている。一冊の本に対する向き合い方や考え方が抵抗なく身体に入ってくる。一つの所作や表情>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品をやっと見ることが出来た。物凄く良い作品だった!ずっと観たかったもののクリス・マルケルの作品はほとんど見た自分にとってSFの劇映画と聞いて嫌な予感が何処かにあった。表現主義的な強烈>>続きを読む

ドキュメンタリー 最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『最強のふたり』は裕福な男性とスラム街で育った青年との<出会い>の物語だった。そして、普段は気を向けることを忘れてしまうが、その二人を演じる二人の役者たちもこの作品で<出会っている>。また、役者もスタ>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジャン・ヴィゴの『新学期・操行ゼロ』の子供たちのようにアナーキーでエネルギッシュな子供たちが非常に魅力的。特筆ずべきはやっぱり主役の少年と少女。少年の生きた表情は生々しいほどリアル。どうやって撮ったの>>続きを読む