お前平田だろさんの映画レビュー・感想・評価

お前平田だろ

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

オッピーにとって権力も名誉も勝ち負けも道徳的葛藤の前ではどうでも良かったことをちゃんと理解している人はいなかったんだなや。あれだけ愛されて人に囲まれても孤独な人だったんだね。

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.5

ニヤニヤした顔でドタマぶち抜かれるシーンとディルドがビヨンビヨンってなるシーンで割と笑った。人間のちょっとしたおかしさが重なってカオスになる話のスジはコーエン兄弟様様。日本語字幕と相性が悪そうなコメデ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

グロテスクでヘンテコなんだけど、フェミニズムと両立する真の意味での啓蒙は可能だ!というアツいメッセージが伝わってきて(自分が多くの場合マジョリティだからか)結構感動した。ベラは多分人類と女性の両方の象>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

5.0

めっっっちゃ良いね。画角かな?なんか気持ち悪いけど不思議と居心地の良い世界に引き込まれるような〜

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

斜に構えてないでかわゆさを等身大に味わえばよかった。予告編で「北欧、どや?」みたいな映画ばっかだったせいで斜に構えマンになってしもうた。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

これは本当に最高映画だった。子どもの頃は親は万事大丈夫なのかと思っていたけど、本当は子どもと同じくらい混乱していたことに後々気づくっていうまあよくあるやつを心の機微機微入り込み最強に表現した感じ。トル>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

まさにスコセッシ。鏡越しにファット・デイモンが見てるシーン笑う。

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

4.0

絶対にアドンコがスポンサーやっててウケる。VICEのドキュメンタリーと併せて観ると、真剣さが伝わってより良い。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.0

パートナーと観たら'90sユーモアが薄ら寒すぎて冷や汗ものだった。1人で観ればよかった。字幕も腰を抜かすほど'90sで、「あなた昨日はバタン・キューだったのに」とかあった

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

5.0

顔の見えない善悪で判断することのマズさという、是枝監督のソウルが詰まった名作だった。家族じゃないけど家族なんだなぁ。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

第一言語を理解できなくて、男友達の多いパートナーを持つ身としては、わかりみが深過ぎるほどわかるシーンが多くてもうほんと勘弁してくれという感じだった

ルードボーイ:トロージャン・レコーズの物語(2018年製作の映画)

5.0

おじいちゃんやおばあちゃんが、人によっては照れたりノリノリだったり、昔の自分のヒットソングを歌うシーン、どれもスーパー最高だった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

最後歴代のジブリキャラクターがアベンジャーズみたいに集まってきて「さんぽ」を歌うまさかの大団円、泣けましたね。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

なぜかすごく校長先生目線で観てしまった。校長先生はずっと(自分に?)怒っていたからああいう展開になったのだと思う。でもちゃんと開き直らなくてよかったと思う。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.0

演技で小笑いをしちゃうところがちょいちょいあったけど、夢か真かって感じでまあまあ楽しめた。タイトルが一番都合の良くて、一番都合の悪い一文なのよね、ベタだけど。あとパートナーと観てたら「あなたならどう考>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

アメリカンドリームって男の独りよがりだよねってところが出ていて良かった。意図せず家族を幸せな境遇にする夫と、意図せず家族を不幸せな境遇にしてしまったおばあちゃん。

別れる決心(2022年製作の映画)

5.0

この監督は人間の浅ましさとエッチさを熟知しすぎている

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

昔観たガイリッチー作品の方が俄然面白かった気がする!これは私が大人になったということなのか、それとも本作があんまり面白くなかったからなのか分からん。もっと誰だこいつみたいなインパクトの強い脇役いっぱい>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

いやー、面白いかどうかは分からないけどマジもんの新しい映画体験だった。アートとかよく分からんが、芸術的経験ってこういう感じなんだろうな。ウィレム・デフォーの顔の造形がもう怪物のそれ。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

4.5

ロウ・イエのカメラワークはなんというか迫真感があって独特で素敵だ。政権批判映画という風にも読めるので、これを撮る度胸に乾杯。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

親になったら絶対見返そうと思った!この監督、景色をのっぺり撮るのがめちゃめちゃ良い。

ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

5.0

除け者の駆け込み寺的な場だったスキンヘッド・シーンが人の痛みにつけ込む極右にジャックされていく様と、父親を亡くした主人公ショーンが極右に居場所を見つけていく様が痛いほどリンクしていく。極右はマッチョな>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.5

三浦透子が三宅弘城の娘役なの違和感なくて笑う。演劇っぽい演出が映画だとちょっと不自然に感じてしまうところもあったけど、もっと取り上げられるべき重要な題材を扱った作品だったのは確か。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

えー、自分の理解力の問題だけど私にとってはTENETくらい訳がわからなかったので残念。メタファー推しすぎて登場人物の行動原理が謎すぎる感じになっちゃってないかな…。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

5.0

自分が感情の機微とかを語るのはおこがましいけど、混乱と怒りと哀しみの中に一貫して一定量のおかしさが潜んでいるのがものすごいバランスだと思った。『スリービルボード』でもそうだったな。コリン・ファレルの憎>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

こだわりの色彩、デザイン、そして何よりも光の感覚で、自分が経験してもいない'70sカリフォルニアにノスタルジーを感じさせてしまうマジカルさ!

'70sの純粋さの一方で、セクハラ(写真屋のオヤジよ)、
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バーバリアン(2022年製作の映画)

5.0

Wow Zach!
WKUKの熱狂的ファンとしては観なければならないと思いやっと鑑賞。
プロットの妙で観客側がブンブン振り回されていく感じが心地よかった。
ホワイト・フライトとインナーシティの問題、警
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

4.5

超本格派台湾ヒューマンドラマ。近くて遠い家族関係の微妙さという台湾映画あるあるを踏襲しつつ、レベルの高い合格点を越える映画オールウェイズ出してくれている。巻上公一みたいなお父さん役もよかった。

劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

5.0

なんかずっとウルウルしながら観てしまった。誠実さって、作るものではなく滲み出るものだよな、滲み出るものだから誠実な人は信頼されるんだよな、とじんわり思わされる映画でした。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

5.0

マ・ドンソクのフォルムが前作にも増して非現実的に……。お、おにぎりのおっさーーんッ!!!

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