ほいほいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ほいほい

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交換ウソ日記(2023年製作の映画)

3.0

学校という小さいコミニティーを生き抜くためには嫌われない、立場を弱くしないという事が何よりも大事という事なのかな。

好き。と、嫌われたくない。の境界線の中で生きる事の難しさをあまり味わったことがない
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

映画や漫画、芸術関連を作る人たちは幼少〜思春期が満ち足りなかった不満をぶつけている典型例だったのかな、と思いました。

不自由さが芸術を創り描く。

1つのことに熱中し、執着する姿はいつだってかっこい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

多元宇宙論な発想の映画が最近多い。
やっぱりみんなifな発想が好きなのかな?
もしこうでなかったら?とか、もしこうだったら?とか。

個人的に多元宇宙映画に没入できないんですよねぇ。何故か。
ちょっと
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コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.4

殺し屋は少女時代から殺し屋としての英才教育を受けていた模様。
少女の体捌きが超絶過ぎて何も言えない。
演技だからとか、決まった動きだからとか、取り直しがきくからとか。
冷や水を浴びせられる言葉はいくら
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フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.2

親ガチャ問題の葛藤。
良い時もあった…けれど、勿論嫌な時もあった。
人生を振り返った時、良い思い出ばかりの方がいいに決まっている。
けれど、人間の脳みそは厄介で、消化しきれなかった嫌な記憶というのは残
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.2

何かをしてもらった恩は必ず返さなくてはならない。
それが礼儀であり敬意だと僕は思っている。
でもこれは関係値によって変化があっても良い事だとも思う。
仲の良い友人に頼まれごとをしたときは無償でやる。
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野球部に花束を(2022年製作の映画)

3.4

元々チームスポーツが苦手な上に高校は帰宅部だったので、高校野球のお話は好きなジャンル。

野球部あるあるを元ロッテのキャッチャーの里崎が教えてくれるのが、ちびまる子ちゃんのナレーションツッコミシステム
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.5

グレムリンってこんなお話だったのねぇ。
というくらいキャラクターが有名になり過ぎていて怖い生き物だったなんて知らなかった。

それにしてもプレゼントが生き物という発想がとても恐ろしい。

準備も覚悟も
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.2

これがレオン前夜と考えるとどうにも感慨深いというか。
ちょっとしたレオンっぽさも入り混じってるんですよね。
でもレオンほどには思い入れを引っ張ることが出来ていない。
この反省の繰り返しで出来たのがレオ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ作品は前戯が長い。
長過ぎてちょっと飽きる。
そして気まずい空気が流れる。
何事も塩梅が大切なのです。

そして、最後に訪れる爽快感は何事にも変えられない、快感。

この快感を味わいたく
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.2

今まで就職をした事もなく、これからもするつもりは一切ない僕にとっては未知のお話しというか。望んで入った組織なのに、望んだ仕事を出来ないもどかしさに耐えきれないというか。

やりたくもない事を一生懸命や
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.0

ニューヨークの街並みですら牧歌的に感じてしまう2000年代初頭。
皆が前を向いて歩いている模様がとてもとても愛おしい。
ただ前向いて歩いてるだけなのにね。

感覚で人と繋がるよりも目の前の現実を大切に
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波紋(2023年製作の映画)

3.0

何か大きな出来事があった時に、人間の本性や心の奥底に眠っていた潜在意識が見えたりする。

最近で言えばコロナが人間の本質の炙り出しをする装置になっていました。
ウイルスは作られたものだとか、ワクチンを
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

4.6

近頃、ホントにこういうただただ平和な映画を求めてます。(疲れてるのかな?)

市原隼人がウキウキしながら給食を食べるだけなのに、その一挙手一投足を見ているだけで味わい深い幸福感が訪れるんですよね。
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.2

せっかちな事に対してのプライオリティを全く感じない僕としては、ちょっと没入出来ませんでした。
忙しなくするとミスが増えちゃうんですよね、僕の場合。
だからゆっくりでも確実に丁寧にこなしたい。
なんてい
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.4

岡田くんの体捌き恐るべし。
普通に強い。プロのレベルで強い。
惜しむらくは身長があと10cm高ければなぁというところ。
それさえあれば、世界中どこへ行ってもあらゆるジャンルで闘えるはず。

ホントは強
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

ちょうど雪の日に観たのですごく印象的な映画になりました。

ドタバタ劇にちょっとしたホームアローン感もあり、年内の冬時期に観るにはぴったり。

遠くの親類より近くの他人。
コミニティ内の結束の絆は、他
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.2

最近、フランスが舞台の映画を観るようになった。
きちんと言うと観られるようになった、という方が正しいのかもしれない。

というのも、僕の母親はフランスで亡くなった。
母危篤、すぐフランスに来い。

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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.2

時代背景をきちんと考慮しないとなぜ名作と呼ばれ、評価されているのか分からなくなる映画。

女性が抑圧された時代に、好きな男に振り向いてもらえなくてもめげず、家がなくなってもめげず、仕事がなくなってもめ
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.2

多分、これが深田監督の考える愛の形なんだろうと思いました。
人間はご都合主義だし、自分勝手。
でもきっと帰れる場所がどこかにはある。
それを探す物語を各々が紡いでいかなければならないのだろう、というこ
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.0

時代性もあるのでしょうが、家族全員が長男におんぶに抱っこな状態がものすごく気持ち悪い。

好きな事も出来ず、好きな女性との結婚は祝福されず、頑張って仕事してもお金はまだか?とせびられる。
そりゃ強迫性
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スチューデント(1988年製作の映画)

3.0

携帯電話が普及する以前のお話。
連絡手段がなくスレ違いになる物語は最早時代劇と成り代わってしまったような気がします。
こちらの方が情緒がめちゃくちゃあるんですけどね。

個人的には、不便さが脳の活性化
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.0

恋愛、不倫、介護、30歳を過ぎると様々な問題に直面する。
子供に要介護な親。
現実を忘れられる恋人には妻がいる。

様々な葛藤を抱えながらも、前を見て歩かなければならない。
現代社会の縮図を表したかの
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

阿部サダヲはこういう役でこそ光り輝くと思っている好事家の1人です。

人心掌握に長け、何の感情も示さずに自身の欲求を満たす。
教科書通り本物のサイコパスを描いてました。
これは凄い。

・良心が異常に
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.0

村上春樹レベルの作家原作の映画は、表現するのが難しいですよね。
本を読んでいる人の総数が多過ぎるから、どう考えても私が思ってるのとちゃう!となりやすい。
しかも村上春樹ファン通称ハルキストの方々は拘り
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

4.0

猫によって人生救われた人たちのオムニバス。

いやー、分かりますよ。分かります。
猫3匹と暮らす生活を送っている僕にとっては共感しかなかったです。

動物を飼って愛情を与えると人生観変わります。
愛情
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

ロケ地がほぼ知ってる場所で親近感湧きまくりでした。
あの食堂ホントに見た目がボロいんですよね。でもすごく人気の食堂です。
両国駅近くなので興味のある方はどうぞ。

殺しの後処理をする掃除人に共感。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

高石あかりさんの一人勝ち。
と個人的には思っちゃいました。

あー、こういう脳みそ足りてない物言いする女の子いるよねー、小理屈重ねる言い方腹立たしいねぇー。

と、これがセリフであり演技な訳ですから、
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.6

映画自体が光であり未来であり希望だった。
初めて衝撃を受けたものをあなたは覚えていますか?
そう問いかけてくる映画です。

インドの片田舎の貧困層が、この枠から抜け出すこと自体の難しさが分かりやすく表
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

部族、部落の閉鎖的な宗教的儀式を明るく爽やかなロケーションで撮っているというのが、他の映画との違いですかね。
コンテンポラリーダンスのような風景や全員で食事する様は、まるで林間学校のよう。

合間合間
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

2.8

自分がマウント取ってる人には強気で、取られている人には弱気というどうしようもない人がいかにしてまっとうな人間に近づくのか?というヒューマンストーリー。

僕の周りにこういう人を見て態度を変える人ってい
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

共犯、連帯、責任。

共犯関係は、強い結びつきを産む。
結びつきが強すぎるが故に破綻する場合と強化される場合とだいたい2パターン。

万引き家族は窃盗の罪。
ベイビーブローカーは保護責任者遺棄罪。
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

ありきたりなプロットなのに、超有名ハリウッド俳優2人が演じると画面が強い強い。
もうそれだけでご馳走様感が出て来ます。

結婚も離婚も好きにすればいいんじゃね?
よく知らない他人が口はさむ事じゃないで
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.0

タランティーノ的なニュアンスやキューブリック的要素を散りばめて作ろうとした意図が伺えました。
しかしながら要素はただ単に散り散りになってしまっただけの模様。

正直、キャストが強過ぎたのかなぁとも思っ
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アバター(2009年製作の映画)

3.6

かなり純粋な勧善懲悪が描かれていて分かりやすかったです。
力道山対フレッドブラッシー的な構図。

でも蓋を開けてみたら力道山はめちゃくちゃ性格も素行も悪いヤツだった…みたいなオチはないので安心して観て
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

ひとつの物事に立ち向かう姿は、かっこいいし感動する。
僕は、不格好でも一生懸命に頑張るひとに胸を打たれちゃうのです。
この場合、勇気が1番必要な訳ですが…。

昨今の報道と照らし合わせながら観ると面白
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