せっさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.2


地底世界で氷の光線を吐く怪獣を手なずけコングたちを支配する憎きチンパンジーをゴジラとコングが一緒に倒す話。

このコングゴジラシリーズは、怪獣達が何か会話してる様子を心の中でアテレコして見るのが結構
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名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)(2004年製作の映画)

3.5


モンスターのポスターなのにモンスター全く出てこないB級映画並みに怪盗キッドがこの話に絡んでこなくて笑う。指輪は良いのかよキッドさんよぉ。本来の怪盗という目的を完全に失っている。

今回アクションのメ
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8


ロンドンのマンションで1人寂しく暮らすアダムが、ひょんなことから故郷に帰った所死んだはずの両親と再会し、さらにマンションの住人ハリーと親密な関係を築いていく話。

日本版を見た事がないけど、お盆に死
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名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.8


当時初めて劇場で見たコナン映画。思い出補正で1番好きだけど、もう1回改めて見るとそんなに大したことないなぁ。能面と歌のインパクトが強すぎるのに、犯人が地味。最近のコナン全く見てないけどこんなもんなの
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メメント(2000年製作の映画)

4.0


10分間しか記憶が持たない男が自らの体に刻んだタトゥーと数枚の写真を頼りに妻を殺した犯人を探す話。

体にまで刻んで犯人を追う執着がさぞかし凄いと思いきや、刻んだ言葉も断片的で、写真に書いてあるメモ
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

4.0


使い慣れていない武器は争いのもと。名言すぎる。

確かにこの作品だけ、他のコナン作品とやけに毛色違う。日本の世相を語るし、断ち切れない悪しき血縁をどう乗り越えるか?という点でずっと一貫しててちゃんと
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成功したオタク(2021年製作の映画)

4.2


かつて本人からも認知され、番組共演も共に果たした"成功したオタク"だったが、本人の性的暴行事件により、行き場を失った自分の気持ちを整理するべくかつてのオタク仲間と再開し語り合うドキュメンタリー。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.5


強くあれという呪い。

80年代に有名になったプロレス兄弟が呪われた一家と呼ばれることになった経緯を描いた話。

見る前から、「強さ」「男らしさ」「マッチョイズム」「父権的」みたいな話だろうとは思っ
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.0


車を介して人と人が出会ってコミュニケーションを取ってる若者たちの姿を見て、今の時代のSNSが車だったんだなぁと思った。自分がキラキラしてるアピールも、出会いの場も、情報収集も全て車を介して行われる。
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.5


めちゃくちゃ面白かった。

修道女になるために教会に来たマーガレットが、そこで酷い目にあっているように見える少女のことを調べるうちに自身も恐ろしい協会の陰謀に巻き込まれていく話。

ここ最近のいろん
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9


たられば、たられば。

かつて子供の時恋心を抱いていた2人が、ノラの一家の韓国移住により離れ離れになり、24年越しに再会する話。

もしあの時こうだったら?次の人生では結ばれる?あの時確かに想いあっ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.6


仮想クローズド・サークルなんだけど、如何せん登場人物達が外に出ていかない理由としては弱い。それも結末に関わってくる部分なのだけど、だとしたらミステリーとしても弱い。もうそれならいっそのこと別荘に行く
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8


観光地で交通事故を起こした男が捕まり処刑を回避するために自らのクローンを作って身代わりにしたら、変な方向の快楽が花開く話。

自分が殺されている様を見るのを楽しむというドMなんだかドSなんだかよく分
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8


街中で目に付いた人を尾行してその人となりを探るのが趣味な男が、空き巣趣味の男を尾行したことで事件に巻き込まれる話。

主人公が、予め定められた運命に向かっていく様を時間軸を色々操作しながら見せるノー
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オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

3.5


ダミアンに対抗するキリスト側の人達が満を持して感はあるのに、絶対的に弱そうで案の定歯も立たないの何。もっと用心して挑めや。成長を見てきたその数十年何してたん。そして全くもって勝ち目なさそうなのに、何
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オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

3.8


過去1聖書読んでれば良かったと後悔した作品。キリスト教についての知識がないから、意味ありそうなのが全部わからん。おじさんの会社が土地を買い上げて農作を占有しようとしてるのとか、聖書に同じような話あり
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.0


不気味な球から飛び出てきた氷のお化けを退治するために新旧のゴーストバスターズが頑張る話。

前作のが評判は良かったけど、私は80年代のあのポップな色使いとチープな雰囲気のゴーストバスターズが好きだっ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.8


エクソシストと違ってダミアン自体は全くもって普通の子。完璧に普通の仮面を被った狡猾さが怖い。作品内通して目に見えて変なのは全て周りの動物や人で、何も知らない人が見れば主人公が一番真っ直ぐな虐待をする
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2


突如東京の上空に謎の物体が現れてから3年後、絶妙に世界は大きく変わらず、なんともない日常を過ごす少女たちの日常を描いた話。

出たちが高校を卒業するまでのモラトリアム感漂う日常系のアニメ。まぁなんか
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3


原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの原爆開発から戦後に審問にかけられる様子を描いた話。

ノーラン作品らしく、戦後の審問にかけられるオッペンハイマーの未来パートと原爆開発に突き進むオッペンハイマーの
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


恋人を殺した殺人犯の復讐を果たした次の日、また同じ日がやってきて何度も殺人を実行しなければいけないループにはいった男の話。

殺人だけでもかなり精神と体力に来るのに、さらに死体遺棄という重労働を課せ
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

4.0


顔圧。

用心棒で稼ぐ流れ者の男がふらっと訪れた街で2つの対立するグループを利用して、何かを企む話。

戦闘シーンや男の企てる計画に大きなひねりはなく、もはや子供騙しレベルなのだが、それを崇高な西部
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0


60年代のアメリカで妊娠が原因で心臓の病気が悪化してしまったジョイが、中絶をするために"ジェーン"という団体と出会う話。

この映画は、中絶という決断に至るまでの過程ではなく、ジョイが"ジェーン"に
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.4


少年院にいる息子と2人で暮らすことを夢見るムンジョンが、ある日介護士として働いている家の奥さんを事故的に殺してしまい、隠蔽するために自分の母親を替え玉にする話。

主人公ムンジョンの務める家が認知症
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


岡田将生が最高に岡田将生。

義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然捉えてしまった少年たちが、証拠と引き換えに犯人から金を巻き上げる計画を実行する話。

最初は普通の子よりちょっと頭の切れる少年ぐらい
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.8


21歳の女性が焼き殺された事件、捜査を進めていくと被害者は異性関係がかなり奔放だったことが分かっていく。容疑者となりうる男は数多く、捜査対象の誰もが動機を持つ。お互いに恋人がいることを許容する男、過
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.0


第1話だけやけにキモいし面白くないと思ったらそこだけ園子温が監督だった。事件あってからこの手の園子温の映画は自分の欲求を満たすものでしかないようにしか見えない。ただただ不快。でも最後の3つの話が融合
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変な家(2024年製作の映画)

3.5


変なのは家じゃなくて家族ってか。

「変な家」の面白いところって、その間取りからあることないこと考察、半ば妄想をして、もしかしたらそうかもねぇで終わらせるから面白い。だからこの映画、面白い部分が最初
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2


PART1は大領家同士の争いや世界観の説明やらで結構難しかったけど、今回はポールの成長物語がメインなので前回よりかは肩肘張らずに楽しめた。ただ、その成長物語も教母達の描く"物語"の駒でしかなく、ポー
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.7


ジョーカーとクルエラとジョン・ウィック全部盛り。

基本的に"ドッグマン"が捕まってから自分の生い立ちについて語る回想スタイル。この手の話は基本的に嘘を含むけど、この作品信頼できない語り手が度を越し
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0


アクションを戦闘というよりダンスとして見せて、アクションシーンが1番笑えるコメディスタイルはキングスマンから変わらないけど、今作は群を抜いてハチャメチャ。キングスマンでやってみたかったけどボツになっ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8


黒人映画というジャンルを敢えて大衆に寄せてテキトーに小説にしたら、人気が出ちゃう話。

黒人映画に限らず女性映画とかアジア系の映画、白すぎたハリウッド時代から徐々に作品が増えだした最初の頃は素直にめ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.1


歌い方が分からなくて困ってるボブ・ディランかわいい。全員でいる時もずっと居心地悪そうなボブ・ディランかわいい。

全員大仕事後の徹夜仕事だけど、ライオネル・リッチーが1番仕事量多いのに全然疲れた顔見
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0


ここまで派手に爆発や血まみれにして、有無を言わさず殺しまくることにちゃんと意味がある(意味というかそんなの理性より先に普通に殺されるべきだろ的な)、まさに映画でしかできない快楽だよなぁ。

KKKっ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.4


緊急性が皆無の映画。

酷評されてて、まぁまぁ理由は十分納得したけど、まだ突っ込みながら見て楽しい可愛げがある駄作で良かった(?)。

多々あるダメなところの中で、私が1番ダメだと思ったのが、マダム
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2


恩義を果たせ。

正直見る前は、わざわざ通訳を助けるために戦地に戻る英雄アメリカ人を描いて、アフガニスタン戦争のことを美化したいプロパガンダ映画なのでは?と疑っていたけど、全く真逆だった。

そもそ
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