bonyariさんの映画レビュー・感想・評価

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初の演奏のときに、
イメージしていた「宮本大」の音に近くて驚いた…。
声もイメージに近かったです。

演奏シーンの表現の多彩さたるや。

3DCGのアニメと、従来のアニメがうまくミックスされていてよ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

山王戦。

ナレーションや、おまけ漫画まで聴こえた。
左手は添えるだけ、も聴こえた。

・・・
ラストは、NBAでプレー、ドリブルの音がそのままエンディングの曲につながり終わり。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

迷いや、やるせなさや、現実が常にやってきて、
それでも人生の時間は進んでいく。


生きていく、とはこういうことだなと思った。

・・・
ラストは、たまたま出会った対戦相手が仕事中作業着のまま挨拶して
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

撮影の中でも、きっちり2分後に時間の辻褄合わせているのがすごい。
そして全編スマホ撮影というのもすごい。

・・・
ラストは、となりの美容師と仲良く話が盛り上がりつつ、テレビを消して終わり。

猫は逃げた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

不倫映画なのに、静かでほのぼのした空気感の作品。
日常感のにじんだ演技がとてもよかった。

離婚前の夫婦の空気感が等身大。
回想シーンで間を紡いでいく展開。

4人での長回しがすごかったな…。
すごく
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

できることならつらいシーンは観たくないので、前半つらかった…。

後半から妹のシーンへ。

とにかく画がきれい。
画角も、色も。
そして音楽とのリンク。

愛とは相手を受け止めるもので、許すことで、認
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

聾唖者がいきいきと描かれていてよかった。
いきいきとというか、ふつうに。
コメディさ加減もいいし、シンプルに歌がよかった。

合唱祭で、無音になる時間。
娘が父のために歌い、喉に手をあてる夜の空気。
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

田中泯の存在感たるや。

当時の風習が見られるのがまたよい。
息づかいが漂う映画。
空気が変わる。

・・・
ラストは、討ち取り手負のまま家へ、ともえが待っていた。その後、家族となるも娘の回想、明治維
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ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

フランスの感じが(実際は知らないけど)
すごく伝わってきて楽しかった。

人との距離感、ファッション、家屋、仕事観…
そういった感性が個人的につぼだった。

くすりというコメディの温度感がちょうどいい
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お腹いっぱいになるほど面白かった。
2時間半。

過去作はまばらに観た状態だったけれど十分楽しめる。

敵が5人も出てくるのに、各々それほど薄まらずにアクション。
スパイダーマンたちの会話といい、フラ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ただただ、トムクルーズがイケメン過ぎる。

悪い人が出てこない、80年代のクールな映画。

終始イケメン。

戦闘シーンが、CGじゃないんだろうなと思うと臨場感増す。
CGではない良さとはこういう場面
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い良いと言われている名作をついに。

果たして、よかったです。
冒頭時代背景の説明が続いたけれどあとは一気見。
(当時上映されたもので、当時の説明を入れるというのはどういう配慮なのだろう?)

登場
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

グリーンブックとは、黒人が泊まれるホテルリストの冊子のこと。

『最強のふたり』と似てると思ってたけれど、
あらためて観るとけっこう構造が違うなと思った。

南部では黒人差別が激しいとか、
当時の社会
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音楽(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
ストーリーとかでなく、作品の空気感やアプローチの独自感がよかった。

商業的な作品ではない感じなので、そういうのを期待している人は肩すかしをくらうかも。

感情が画風にのってくる感じ、よ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

緊迫状況での集団心理だとか、
人が持つ才能だとか、いる意味だとか、
自己超越だとか、差別だとか、
諦めないこととか、
不条理なこととか、

いろいろ教訓として読みとることはできると思うけれど、
ただキ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久々に。

あらためて、世界観が完成しているなと思った。
全体の色味から、世界の設定、金言など。
パソコンがまだボックスの時代なのに古さを感じさせない。

ワイヤーアクション感はあるけれど、それも含め
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から全編を通じて、ずっと気持ちいいくらいのアクション。
主人公たちの能力もバランスよく、ただただエンジョイできる。
ストーリーもダイナミックでとにかく飽きさせない。

映画館で観てとことん気持ちい
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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

上流社会の形式ばった慣習を笑い飛ばすドリス。
人間味を増していくフィリップ。

ドリスは無茶苦茶な行動を起こすけれど、だんだんと品が出てくる。(駐車違反者への対応とか)
無茶苦茶さが必要となる場合もあ
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原題『ARRIVAL』

ARRIVALの意味が、
「到着」と、そして「新生児」。
これ以上ないタイトル…。

言語によって世界の捉え方は変わる。
時間は過去から未来へ流れる、というのが我々の言語での
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像が美しいし、世界や設定も出来上がっている。
撮り方もとてもよかったし、ノーラン感もあった。

内容は、
長い小説を短く映画にまとめたような、余韻を削いだような印象だった。
ミステリーのようにさくさ
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても気持ちいい、少年と巨大なロボットのお話し。

何も気にせず楽しめる。大好き。
ただただ楽しい。
完成されている。


・・・
ラストは、残骸となったネジが動き始め、see you! と言って再開
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マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原題『Goodbye Bafana』

邦題で、マンデラと看守の関係性にフォーカスしてしまっているけれど、
看守と黒人の友達という地盤がありき。

黒人がはっきり当たり前に下層、危険と見なされている時
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヴェノム感(というかアメーバ感)見ていて楽しい。

ヴェノムのセリフ、翻訳がすごくフランクな感じだったんだけれど、
英語でもそうなのかな?

寄生した人間の言語感をコピーするのならば、まぁそれも然りな
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

賞賛と批判の重なり。
ファッションを創造するとは、まさにこういうことなんだろうなと思った。

常に新しいものを生み出し続ける、エネルギーたるや。
まったく手を緩めない。

当時の時代の様子や、マルジェ
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンド・コメディラブストーリー。
思ったよりラブストーリーだった。

原題『Carrie Pilby』
(主人公の名前)

悪い人もいるがバキバキの悪ではなく、
おだやかに観られる。

知識的
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

期待を、きっちり裏切らない。

コロナ禍において、
ビーチで少人数の撮影、治験というテーマに、
監督の映画への熱と役割を感じた。

夫婦が老いとともにお互いを許し、
いまを受け入れようとするのは印象的
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『アートスクール コンフィデンシャル』でも触れられていたけど、
芸術家は見返りなどを求めず、
表現せずにはいられない、
そんな人がなるんだろうと思っている。

本編ではまさにそのようなことに触れていて
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

単なる(元)アイドルを主演に起用した学園青春モノ、ではなさそうな雰囲気だったので鑑賞。

果たして、
青春、時代劇、SFなどを詰め込んだ、
というか細かいサイドストーリーや監督の映画愛など詰め込まれた
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

気持ちいいくらいの昔の中国アクション。
敬意を込めて、最高のB級映画。

お約束感満載ののコメディ展開や、
子供が観たらさらっとトラウマになる妖怪などなど。

CG技術も好きだけれど、
撮影の工夫で雰
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

皮肉なことばかりで、やるせない。

設定でもうすでに完成され過ぎている。

ルーパーがどんどん消されているのって、冷静に考えると良いことだよね?
レインメーカーが悪の黒幕的に描かれているけど(実際暴力
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

女性蔑視への、痛烈な、批判。

・・・
ラストは、時限式で全て暴かれる。復讐の完了。キャシー&ニーナの首飾りが映って終わり。

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマが何なのか複雑。

SF要素もある。
サスペンス要素もある。
若者の抑圧の悩みもある。
大人のいかさまもある。
自己解放もある。

ずっと暗めの青いトーンで雰囲気がよかった。

・・・
ラストは
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原題は『demolition(解体)』
邦題は劇中の言葉から。

愛していない妻が亡くなり、とにかく物を解体し続ける。

そこからの再生。

主人公がしているのはただただ奇行なんだけれど、後半から大き
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

システムという壁を前にすると、貧しさが貧しさを呼ぶ負の連鎖が露見される。

こういうのはサブスクで映画を観て、スマホで感想を書いているような(自分のような)人が何を言っても薄く感じる。

人生は変えら
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

夢を諦めた父と、それを叶えようとする息子。

設定が斬新過ぎて、展開が逆に読めない。
けれど夢をあきらめないという軸がずっとぶれない。

親子の和解。

・・・
ラストは、若い頃の親父とキャッチボール
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本家が好き。

もはや、どんなどんでん返しが?的に観てしまって飽きない。

・・・
ラストは、プリンセスはそのまま残る。実は前作の主人公たちのばか話を、大富豪が本当に実践していた。

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