ネオレアリスモとアラン・レネの合わせ技みたいな。上手くいっているとは言い難い。
これはストーリーが難解でよく分かんなかった。(あるいは場面の繋ぎや省略に付いていけなかったのか?)『殺しの烙印』や『東京流れ者』、『関東無宿』といった辺りは好きなんだけれど。
関係ないけど、宮下順子は往年のセクシー女優Reo.さんに似ているのに気づいてしまい、また観たくなってしまいました。
賛否両論のようですが、心に染みる良い映画だと思いました。敗れ去ったものに目を向けた発想が素晴らしかった。
過ぎたるは及ばざるがごとし。長すぎると次第に心が無になっていく。1時間でおなかいっぱいになってしまいました。キアヌの動きは年齢なりにもっさり。
先行する増村の『しとやかな獣』同様に、トゥーマッチでうるさく感じるので好みではない。この手の前衛的手法に痺れる観客がいるのも分かる。