きょさんの映画レビュー・感想・評価

きょ

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

前途有望な男性が、前途有望な女性を死に追いやってしまう。傍観者たちも罪の意識なく生きている。
考えさせられる復讐劇。社会問題への警鐘を、ポップな演出で描ききってるけど、楽しさの奥に隠しきれない怒りが見
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

見終わったあとの爽快感が気持ちいい。暑い日に綺麗なプールに飛び込むような気持ちよさがある。

タイムリープ物にもまだまだ可能性があるなぁと感じる。

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.7

観終わってしばらく余韻に浸れる爽やかな映画。
海や草原の映像も美しい。

話的にはアメリカ人の婚約者からしたらたまったもんじゃないんやけど、鑑賞者にマークよりドーシーを応援させるギミックがめっちゃあっ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.7

時系列がちょっとややこしいけど、最後ですっきり。髪色がすごい大事。
ジム・キャリーってこんな役もできるんや!

ポスターから想像してたんとちゃう世界観やったけど、伏線映画としてもロマンスとしても楽しめ
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愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

3.9

ルッキズムが問題視されてきた現代では怒られそうな作品やけど、今やからこそ観るべきなんかも。先が気になる展開が続くからずっとおもしろい。遺言のシーンとか普通に吹き出した。

グウィネス・パトルロウの特殊
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

おそらく主人公はASDなんやろな、随所にそれらしい特徴が散りばめられてた。でも彼の個性をしっかり伸ばしてあげようとするお父さんの、親子であり友人であり師弟でもあるような関係性が優しさに溢れていてよかっ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

楽しく描かれる戦時教育と、大人の洗脳から脱し成長していくジョジョ!
大人が思うよりも子供って賢いよな

ユダヤ人である監督自らヒトラーに扮して無邪気に走り回ったり窓から飛び出していったり、全体としても
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

大好きな監督と主演の組み合わせ。演出も演技力もすごすぎる。

伏線が多い、というよりも、監督からのヒントが多いって感じする。1回目と2回目で見方が変わるから、2度楽しめる。こーゆーのすごい好き。

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

『鑑賞者は主人公の才能に気づいてるけど、なかなか世間には認められず、ラストでやっと認められることでカタルシス!』っていう脚本はよくあるけど、
この作品では割とすぐに先生に認められるから、むずかゆい時間
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1

だいぶ好き。ウェス・アンダーソンの中では一番。

色彩と図形的な画作り、スローモーションや90度回るカメラワーク。このへんはいつも通りやしもちろん美しいねんけど、今作は文学の美しさも取り入れた。

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さがす(2022年製作の映画)

3.9

展開がコロっと変わるから、先が読めず飽きも来ない。
個人的に大阪の知ってる風景なのもよかった。

卓球シーンの解釈が追い付かず無念。
佐藤二朗ってこういうシリアス寄りのキャラの方がいい気がする。はまっ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

なんやろ、ちぐはぐな展開続くんやけど、見終わったあとの爽快感がはんぱない。なんでかは分からん。ウェス・アンダーソンの魔法にかかってしまった感。

3人で飯とか食べてて、1人がトイレとか行ったとき残った
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.9

フォークソングと猫の映画。

コーエン兄弟の映画は、とにかく「会話」が面白い。
めっちゃハリウッド、みたいなかっこいいセリフというよりは、
より現実に近い会話を、粋に面白く落とし込んでくれるから、ずっ
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

これ実話に基づいてるんか…。

男どもがワイワイしてる感じはトップガンと近いものがあって、見てて楽しい。マックがなんやかんやええやつで、ドーナツの病室にいっぱい花が飾られてるんも良かった。

英雄化し
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

言いたいこと多すぎるけど、少年の心が戻ってくるほどワクワク感がすごい。

「シャイニング」と「市民ケーン」は先に見といた方がええ。特にシャイニングは必須かと。他にも映画好き、アニメ好きほど楽しめるオマ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

純愛も大義もどっちも狂ってるから共感とかは全くないねんけど、かっこよければどうでもよくなるんや、という良い例。
作画もすげぇし面白かった。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

愉快すぎてずっと笑ってた。
カメラワークと映像の演出がめっちゃよくて、スケボー消火器のカットとプールのシーンが好き。

ええ人しか出てこやん話が大好きやから、その意味でも楽しい映画やった

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.1

美しい自然の映像をはじめ、音楽も脚本もタイトルも、ぜんぶ素晴らしい。

過去を深掘りしすぎないところが映画らしくて好き。語りすぎない美学を感じる。

ザックの周りにええ人が多いよなぁ。施設のじーちゃん
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

この不気味さは最高。ヒッチコックならでは。

ブルーノおるやん!となるシーンが多くて、主人公同様こちらもじわじわねっとりとブルーノに追いつめられる気分になる。
テニス観客の首振りシーンやら、パーティで
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

音楽と映像をここまでリンクさせた映画なかなか無いし、心踊っちゃう冒頭シーン。シリアスなはずの導入部分をうまく音楽でカモフラージュして、後半の展開に繋げてるのがすごい。

マイク・マイヤーズのマスクとか
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

ゾンビに全く気づかへん冒頭とか、ゾンビっぽい足取りとか、挿入歌のクイーンとか、ほぼ同じ構成の家族とか、めっちゃおもろい。
ゾンビが走らんし足が遅い理由は、死んでんのに元気いっぱいなのはおかしいから、ら
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

コメディのイメージがあったけど、映像と音楽にこだわった作風はベイビードライバーからか。ダンスシーンは最高やった。
1960年代のロンドンで、抑圧されてきた女性たちが解放され始める、と思いきや実はまだま
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アイデアがすごい。ラストシーンから逆算してプロット組むのどんだけ頭つかうんやろ。
時間を題材にする監督といえばノーラン監督やけど、その低予算コメディ版って感じ。そこまで頭使わず見られるし面白い。

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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.8

名シーンが多すぎる低予算ホラーの傑作。よく13日の金曜日と間違われるけど、チェーンソーを振り回す仮面男はこの作品。

冒頭のヒッチハイクの時点で不気味さ満点やし、食卓のシーンも、ラストシーンも最高に印
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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

3.5

もともと3部作なのに未だ続編がでてないせいで難解アニメになってしまってるけど、コアなファンは多い印象。

この感じで普通に万引きしたり不老不死なのとかは良い設定やと思う。

実際まじで意味が分からんか
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