butasuさんの映画レビュー・感想・評価

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ガントレット(1977年製作の映画)

1.5

当時どうだったのかはわからないが、「女を護送中に追われる身となる警官、二人は恋に落ちる、とにかく銃撃戦、警察内部に裏切り者が…?」というベタベタ過ぎるストーリー展開は、今観るにはさすがにしんどい。主人>>続きを読む

アウトロー(1976年製作の映画)

1.5

西部劇。ストーリーに特に何の捻りもなく、観ていて飽きてしまった。銃撃戦シーンの撮り方があまり上手くなく、今何が起こっているのかがイマイチわかりにくいのも原因の一つ。

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

B級ホラーだが、恐怖感を煽る演出が上手く、鑑賞後には爽快感と切なさが残る、良い映画だった。

とにかく前半のミスリードが秀逸。物凄く感じが良くて優しい男性だが、だからこそ怪しい。完全に彼を疑ってかかっ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

家族の一員だった壊れたアンドロイド、ヤンを直そうとするが直らなかった話。本当にストーリーはこれだけ。あとはこのヤンのメモリーがひたすら再生されて、こんな会話があったとか恋をしてたとか、そういうゆるい思>>続きを読む

の・ようなもの(1981年製作の映画)

2.0

ストーリーはほぼ無く、ひたすら仲良し会話のほのぼのした雰囲気を楽しむ映画。ラストにちょっと切なさもあるよ!

で、自分は楽しめなかったです。序盤は確かにある程度観ることができていたが、あまりにストーリ
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

既視感の強いベタな話ではあるのだが、監督と役者の上手さでなかなか心にしみる作品に仕上がっていた。

かなりの登場人物が出てくる人情物ながら、全員が無駄になっておらず、ごく短い出演時間しかないキャラクタ
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インビジブル(2000年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

透明人間になる薬を作る博士が成功したらまず真っ先にやったことは?→答え:おっぱいを見る …いや、そうかもしれないけどさ…

透明人間化したことによって凶暴化したのか、元々ヤバイ奴だったのかの描き方が中
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Pearl パール(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「X エックス」は未見だが、前日譚ということで特に問題なく楽しめた。

画作りは悪くないし話も好きな部類なのだが、いかんせんテンポが悪すぎる印象。前日譚だからということなのかもしれないが、単品映画にす
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ハード・ナイト(2019年製作の映画)

1.6

物凄くこぢんまりしたダイ・ハード。「ダイ・ハード2」のレニー・ハーリンがこんな超小規模ダイ・ハードを撮ってていいのか?舞台は最初から最後まで遺体安置所だし、敵は3人(うち雑魚2人)しかいないし。主人公>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ただのスプラッター映画。とにかく血の量が尋常ではないが、飛び散るとかではなくバケツでぶちまけるレベルの量で、さすがにやり過ぎ。こういうジャンル映画だと割り切って観ないと、不自然すぎて違和感しかない。と>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

トヨエツはずるい!

目の前のことから逃げ続けるクズ(自覚あり)が反省して人生をやり直そうとする話。主人公のクズさがやたら強調されるし実際物凄いクズなのだが、周囲の人間もちょっと擁護したくない奴ばかり
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

B級ホラーを見る感覚で観始めたのに、観終わってみたらまさかの純愛ラブストーリーだった。…それは言い過ぎかもしれないが、とにかく、心が震えるような傑作だった。

主人公の三井(高良健吾)はハッキリ言って
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

1.5

期待値は低かったがやはり楽しめなかった。単品映画として悪くない出来だとは思うが、前作と比べてしまうとやはり劣る。アクションシーンもくどい割に新鮮味がなく飽きるし、コメディシーンもあまり笑えない。ジョン>>続きを読む

ありふれた悪事(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりに重すぎる内容で、韓国という国のヤバさをこれでもかと抉り出す作品。邦画やハリウッド映画のような甘さが全く無い。悪事に加担した主人公だけどラストには改心して告発してハッピーエンドだろう、等と高を括>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど全編にわたって黒スーツの男たちが会話しているだけの低予算映画。なのにどうしてこんなに映画として面白いのだろう。あっという間の100分間だった。この後続々とフォロワーが出てきたが、やはりタランテ>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

夏帆とシム・ウンギョンはとても良かったが、映画としてはあまりに退屈。キャラクター設定も過剰で、特に明るすぎる清浦(シム・ウンギョン)の煩さにウンザリすることもしばしば。大体主人公はあんなに人の良さそう>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる「ドンデン返し」ものだが、正直先が読めてしまう。しかし映像表現がわりかし面白いので観続けることはできる。そんな作品だった。

最初は執拗に主人公につきまとう女が鬱陶しくてしょうがない。観ていて
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

1.5

スピルバーグとは思えない駄作だった。死んだ後に守護霊として彼女を見守るというストーリー自体はとてもファンタジックでスピルバーグ的なのだが、演出は平坦で退屈な上、脚本が驚くほどつまらない。

まずこのス
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逃げた女(2019年製作の映画)

1.5

やりたいことはあるのだろうが、あまりに映画として退屈すぎてきつかった。主人公が3人の女友達をそれぞれ順に訪ね延々と会話するだけの映画。会話内容はとりとめのないものでまるで面白みがないし、あえてなのかも>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

凄い映画だった。こんな内容が実話として公開されているのにちっとも話題になっていないということに驚いた。

罪に関係なく権利を守るために行動する弁護側にジョディ・フォスター、生真面目な検察側にベネディク
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスターからずっとコメディだと思っていたので、普通に真面目なトーンの映画だったのには驚いた。

小さくなるまでの前半はとても面白かった。人間を小型化する技術の発明と、小さくなった人間のための社会が構築
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ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんだか評判が芳しくないようだが、とても面白かった。

先に「ドント・ウォーリー・ダーリン」を観ていたので、余計にこちらの評価が上がってしまったのかもしれない。あまりに丸パクリだったので驚いた。しかし
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処刑人(1999年製作の映画)

2.0

ビジュアルが良すぎる。ポスターの圧倒的格好良さもそうだし、とにかくこの兄弟が映えまくるので、どのシーンも絵になる格好良さ。こりゃ間違いなく人気が出るわ、という納得の作品。

ただし内容が面白いかという
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

驚くくらい何ということのない恋愛映画だった。原作が古典らしく、すれ違った二人が結ばれるだけという、本当にシンプルなラブストーリー。

決して空気を読んだり物怖じしたりせずに常に自分の意志を明確に言葉に
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

1.5

無理だった。圧倒的に演出が合わない。物凄く鼻につくというか、ハッキリ言ってゾワゾワする。オシャレ感だけ強く中身の無い遠回りな話を延々と見せられている感じで、中身がそのオシャレ感にちっともついてきていな>>続きを読む

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!さすがターセム・シン監督、といった圧巻のビジュアルとセンス。絵的な美しさもさることながら観ていて全く飽きることのないダークファンタジックな世界の構成。随所に散りばめられたユーモアと、余すこ>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ビッグバジェットで描く最新のゾンビもの。普通に楽しめた。

まるでゲームをプレイしているかのように、次々とステージが変わり、それぞれの場所で逃げ切って生存を目指す。ファーストステージは普通の街中でのチ
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ヨーロッパ三部作」鑑賞完了。本作が一番好き。尖ってはいたが映画としては未熟だった前二作をブラッシュアップしたような出来栄え。それでもまだ映画としては未熟ではあるし、十分尖っているのだが。しかし全体と>>続きを読む

エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラース・フォン・トリアー初期の実験的作品。モノクロ映像なのに常に左上に表示されている赤文字の"EPIDEMIC"、現実(荒い映像)に劇中劇(鮮明な映像)が侵食していくかのような構成、全編に散りばめられ>>続きを読む

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半は割と冷めた目で見ていたのだが、終盤に行くに従って尻上がりに良くなり、ラストシーンでは完全に心を掴まれてしまった。

男三人女一人、10代を共に過ごした彼らは、くっついたり離れたり再会したり揉めた
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.0

映像が本当に素晴らしい。全編統一された黄色いセピア調の色彩に、独特の浮遊するようなカメラワーク。この映画自体が主人公が催眠術で過去を回想している夢であり、さらにその中で容疑者の行動に自分を同化させてい>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高だった。ジャコ・ヴァン・ドルマル監督がどストライクなのかもしれない。

大好きなのだが、何が好きなのか説明するのが難しい。まず主人公の少女エアが神様の娘であるという突飛な設定と、それをさらりと描い
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

決して悪くはないのだが、前二作があまりに好きだったので、期待値が上がりすぎてしまったのかもしれない。これまでほど心を揺さぶられることはなかった。

まずは何よりも草薙役の北村一輝の熱演について触れたい
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

2.0

アニエス・ヴァルダ監督はやはり演出が素晴らしい。精密検査の診断結果が出るまでの不安な2時間を淡々と描いた映画で、主人公の揺れ動く気持ちを繊細に描写している。ただそれはそれとして、さすがにストーリーが無>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

絵に描いたような幸福な一家だったが、夫が浮気をする話。終盤まで本当にそれだけでそれ以外は一切ない映画なので、かなり肩透かしというか「何だこの胸糞の悪いだけの映画は」と違和感を持って観ていた。それでも場>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。サクッと楽しめるザ・娯楽映画。引退した元CIAたちが現CIAに命を狙われるストーリー。話として目新しいことは特にないのだが、とにかく全編ユーモアに満ち溢れており、観ていてずっと楽しい。ちっ>>続きを読む

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