こうならないために映画を見てるし、音楽を聴いてる。そうしててもそうしたくなっちゃうから余計恐ろしい。
否が応でも引っ張り出される幼年期の記憶。特に集団下校。学校を出発して、家に近づいたところで帰りますって言い出さなきゃいけなくて、自分以外に言い出す人がいないと周りの視線が突き刺さって嫌だし、タイミング>>続きを読む
こんなこと言いたくはないけど、『シスの復讐』を、あのオープニングだけでも100回見て出直して欲しい。
顔の切り返しばかりで没入感なんてあったもんじゃない。もっとも没入感があったのは、あの1秒にも満たな>>続きを読む
タルコフスキーの言うとおり、最後の兎狩りはあまりに象徴的でブレッソンらしくない。ルノワールの撮る狩りの方がよっぽどシネマトグラフしてる。
でもそれは自身の思想に対する彼の姿勢が、チグハグだったことを意>>続きを読む
女の状況の飲み込みの速さに感動する。
主人公が利口なら、それを騙しにかかるイメージたちはもっと利口。
彼女の優れた予断力が最終的に仇となる上手い仕掛け。
観客を舐めてない。
ジョンカサヴェテス・濱口竜介・加藤拓也ラインの映画。どれだけ作れば気が済むの?見るけどさ。
撮影はがっつりプライベートライアン。
東映特有のチープなプロップも原田眞人の映画力でカバー。
怖いよ、けど誰かが行くんだよ、だから俺でいいんだよ。
ブレッソンは、映さないけど繋がってる。
ストローブ=ユイレは、映さないし繋がらない。
人物同士が巡り合っても、カット同士が交わらず、空間的なつながりが常に希薄。
たとえ人物同士の物理的接触によって空間>>続きを読む
ゾーイカザンをキャスティングした両義性に拍手。
グリーンがハロウィン三部作やこの映画に隠した真の意図は絶対にエキサイティングなものであるはずだが、どれくらいの人間がそれに続くかはわからない。自分も劇場には見に行かなかったし。
ホークシアンが描く爽快な逃避行。馬鹿な弟が犯す失態や償いのような復讐も、すべてあくまで潔く。
このレビューはネタバレを含みます
これだけ自由な撮影とおもしろい物語を見せられてしまったら、他の西部劇が観られなくなりそう。
自称看護婦の女が男を絞め殺す掴みや、主人公が銃を撃てないという状況設定がとても示唆的。ニューシネマの到来を>>続きを読む