Eeeさんの映画レビュー・感想・評価

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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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色々すっ飛ばし感は否めず。実際の言葉を使ったのは良い。オッペンハイマーの理解の足しにはなるかな。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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この映画の制作が公になってからすぐに読んだ本がある。

藤永茂 著「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」という、日本の物理学者がオッペンハイマーの記録をもとに回顧録のような形で彼の人生を綴
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

これは高評価してる人よりも低評価している人のレビューを読む方が面白い。

勝手な解釈をつらつら述べ、フェミニズム万歳!と叫ぶのは簡単かもしれないが、正直これは全く持って完璧な映画ではない。ただ私はこの
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.6

アイルランドの辿ってきた過酷な歴史と、(いまだに)敬虔なカトリック教徒の国であるという知識がないとただの幼稚なおっさんバトルブラックコメディ時々ホラーみたいな映画で終わってしまう。それそれで良いかもし>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.8

*先に申し上げますがてめえは何様だ?というレビューです。鬱憤晴らしなのでお赦しを。*

前作を観てからかなり経ってるけどまあ観たら大体思い出すやろ、と思って鑑賞開始してみたものの、、、ん?誰?あー!、
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.7

イタリア・シチリア旅の前に鑑賞。

名作中の名作とは知りつつもずっと観たことがなかった自分を恥じるくらいに良い映画だった。
マイケルよりもパパ派なので、やっぱりパパが静かに魅せる本作が一番好き。

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.2

あの子が歌って踊るなんて、本当に大丈夫かしら…?と授業参観気分で臨んだクリスマス。さすがうちのTimmyはやれば出来る子。踊り?はともかくちゃんとミュージカルしていて、ただひたすらにキラキラとした、大>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

映画を愛する者の映画。
ハリウッド黄金期の走馬灯。

アナログの極みだったであろう昔の映画の舞台裏を想像したことが、これまであまり無かったことに気づいた。

恥ずかしながら公開から観るまでの間が空きす
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.7

久々に製作陣の映画愛が炸裂するハートウォーミング映画に出会ってしまった。最近レビューを書く気にさせてくれる作品が無く、若干映画から遠ざかっていた私を強く引き寄せてくれた、そんな暖かくハッピーな(?)魅>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

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ハグリッド役のロビーコルトレーンの最後の映像なんじゃなかろうか。最後に唇を震わせて無言になるシーンがもう😭

10年以上の歳月で、居なくなってしまう人はこんなにもたくさん。美しく装飾された歴史書のよう
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.9

ブラックミラーファンとしてはただの長ったらしいブラックミラーでした。特に捻りがない。スモアのくだりはウケる。私も庶民だからチーズバーガー貪りたい。日本人だったら松屋の牛丼とかになるのかな、あれ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

分からない。正直理解できない。
とっ散らかっている。

これが良い効果になるか否かは、作品によって大きく違う。勿論それが素晴らしいものに昇華する場合もある。
これはどうだろうか。

出だしの戦時中の描
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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私の幼少期の憧れは紛れもなくインディーで、バックグラウンドには常に神様John Williamsの音楽が流れていて、映画の楽しさを教えてくれたのもこのシリーズ。
永遠のヒーローの最後の勇姿を目に焼き付
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

当日にチケットを取ろうとして惨敗する、を何度か繰り返し、やっと手にした座席。
こんなに席埋まることある?と疑りつつ観に行った私の期待値を、虎に乗った(乗ってはいなかったかも)おっさんが血と汗を撒き散ら
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.0

料理が出てくる作品ってやっぱり最高。
厨房とネズミという相反する存在を掛け合わせた設定が面白すぎる。

久々に観るとリングイニに苛々が止まらなくて疲れたが、ご愛嬌。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.1

相変わらず監督は美しいものと醜悪なものを紙一重で表現するのが巧い。

ただまあ、今回に関しては、#こんなティモシーが見たい という欲望がダダ漏れで、おいおい、、と共感性羞恥に駆られてしまった。分かるけ
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マダガスカル(2005年製作の映画)

4.3

テキーラサンライズを飲み過ぎた勢いで幾年かぶりにチラ見したら、ペンギンズがツボにハマってヒィヒィ言いながら結局最後まで観た。朝起きたらアイコンもペンギンに変わってた。二日酔い。

当時は日本語吹き替え
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.6

女として生きて労働していると、時々この世界が全員女性だったらあらゆることが上手くいくんじゃないかというこの世の終わりみたいな考えに至る時がある。無論男性との恋愛しか経験したことがなく、尊敬する父がいて>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

笑いどころがとにかく多すぎて一コメディとして鑑賞。
全体的にトリップ状態とセックスと謎宗教のプレートランチみたいな感じでした。ディナーじゃなくてあくまでもランチ。序盤から先が読めすぎて、何が起こってる
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

CODA - Child of Deaf Adult

障がいを抱える人に焦点を当てる作品は多いが、その一番近くに居る人間に寄り添った作品はなかなか無いと思った。
アメリカの小さな港町で、生まれた時か
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

4.8

またしても好きな作品に出会ってしまった。台湾映画恐るべし。

A SUN - 陽光普照

心地良い穏やかなサントラに対し、なかなかに刺激の強い映像から始まる。

最初は、英語字幕で観ていたのも相まっ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.4

“I'm shy about my new muscles”

或る日の新聞記事。

脈絡の無い、混沌とした美術展。
知らぬ政治家の訃報。
やたらと刷り色の多い特集記事。

戸棚のセトモノの包み紙に使
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.7

久々にピリッとした作品を観た。

燃やし尽くされた才能。
アンドリューがこんな味のある俳優になってたとは思いもよらず。ジムキャリー/ジャックニコルソン顔のせいで狂気じみた表情の迫力がまあすごい。

R
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.6

これはもう完全にキリアンファンのための85分。

随所に時代を感じるB級っぷりだが、変態じみた碧眼マッシュのキリアンがたまらない。
こてこてのアイリッシュなのに訛りを一切出さない下積みの徹底っぷりは素
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

「豪華キャストで贈るアクション超大作」の偏差値低めなキャッチコピーにどきどきしながら、年末の漫才特番みたいなノリで観たら、まったくその通りだった(褒めてる)。

ドウェインはなんかボリューム感半減した
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

やっと感想を吐き出せる日が。
この瞬間を待つこと2年。あの予告編を骨の髄までしゃぶったような丸1年。

、、、結果、まだ予告編だった!!!!

劇場の楽しみの一つは、大スクリーンで楽しみな映画の予告を
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

4.3

再会のシーン、ちょっとぎょっとしたんだけど、変に美化して結末を決めつけていた自分にも引いた。若い青年たちの淡い恋物語みたいな“消費される性”の具現のような映画ではない。

柔らかなノスタルジックさに泣
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.6

予告から何となく感じていた違和感を貫き通された感じで、漠然とした物足りなさを抱えながら劇場を後にしてしまった。

キャストも美術も申し分ないはずなのに、何故だろう。

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以下、何様?って
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渇き。(2013年製作の映画)

3.3

生命力抜群な役所ミュータント広司。
「クソが!!!!」は某よしこの元ネタだとかそうじゃないとか。

ハイだとなかなか死ななくなるんだろうが、皆痛みに強くてすごい。ギャルい小松菜奈が悶絶するほど可愛い。
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

4.4

孤味

漢字がわかって良かったと思う。
中国語はわからないのに、漢字のニュアンスが読み取れる幸せ。

食、女性、死、宗教、愛情が綺麗な色の紐でくるくる巻かれて、真っ白なお皿に載って出てくる感じ。
小綺
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

1.5

だから何?×18672538な映画をなぜ作ってしまうんだろう。薄っぺらい人間関係が数多存在する世の中なのは分かってるけど、映画にしてどうするのよ。せめて皮肉にするならまだしも。
そこらじゅうに転がって
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