Koshiiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Koshii

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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

落葉を促すエチレンのように、変わり気のない毎日は二人を枯らしていく。愛の信じ方は鈍っていく。それぞれの道で。

ようやく出会った二人は、改めて新しい落葉へと向かう。

BGMとなりえる楽曲たち、雑音と
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.4

韓国映画の気分で。

これまで観てきた韓国ノワールと比べてしまうと、なかなか、物足りないよ、、

マイルドでかなりカジュアルな韓国ノワール。


以下ネタバレを含みます。













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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

《アリスが永遠と、自由落下し続けて行くかの如く。》

何度も、最後のような場面が訪れ、なんとかその一つ先の最後に辿り着く。そうして、一点透視図法でいう消失点のような場所を目指し、もつれ、捻れ、堕ちてい
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

ジェシーアイゼンバーグ出てるから、観たかったの!!


あらすじ
マイホームを探すカップルは、今日も物件探しに不動産屋を尋ねる。

たまたま入った不動産屋で、「Yonder」という名の、郊外に位置する
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.7

いつぞやの深夜のテレビで放映されていて、なんやこれと気になったのが、デッドコースターと思われる作品。

本当に何故か間違えて、夜中の3時とかに目が覚めちゃったあの日のうっすらとした記憶。

シリーズ作
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.6

ずっと前からクリップしてた作品!

サスペンス系の映画の気分が続いておりまして!!


ある夜、遺体保管所から一体の死体が消失した。呼び出される警察と親族である夫。

誰かが持ち去ったのか?

リビン
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

小説も、映画化も気になっていた作品。

「湿地の娘」を巡る不穏なサスペンス劇。
彼女の暮らす湿地帯で、男の死体が発見された。

小説的なナレーションは、物語を縁取り、私たちを湿地の世界へと導く。

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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

やっぱり、大好きなのです。

本当に、この日を待ち侘びてたから、嬉しい。
映画館で君を観れて嬉しい。

こんな機会、生涯を通して、そうそうあるもんじゃなくって。

リアルタイムで劇場に足を運んで、名作
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

去年、ネトフリで配信開始してから、ずっと気になっていた作品!

普段あまりSF物を観ないのだけれど、アダム&アダムっていう分かりやすいタイトルに惹かれて鑑賞。

タイムトラベル物としては、話がシンプル
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.7

もうすぐハロウィンということで、
コンスタンティン!!

父親が好きな映画で、昔一緒に観たけど、寝落ちしてしまった思い出。

まず、挿入歌がカッコいい。
タバコに肺をやられた末期のエクソシスト。クール
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

古典的で、おしゃれです。
もう、なんていうか好きです。
ウィスキーとか飲みたい映画です。
ファッションも好き、セリフも好き。
キャラクター多いのも、ドミノ倒しように、終点に向かっていくためのピースだか
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

《What are you?》

今夜は、13日の金曜日。
ホラーサスペンスナイトといきましょう。

選ばれたのはRun.でした!

searchの監督の新作出ます!と知ってから、なかなか観る機会もな
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.8

《ここは、絶望することすら許されない不条理》

韓国ノワールにハマりはじめた頃、強烈にその予告に魅せられた。映画の予告じゃ、オールタイムイズベストかも知れない。

揚々とTSUTAYAでレンタルするも
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

WAR が大好きなので!!
観てきました!!

肉体同士の殴り合いももちろん良かったのだけれども、銃を使いこなすパターンが様になっていてカッコよかった!!

途中でWARのテーマ流れたのは嬉しい。
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マジシャン・プレスト(2008年製作の映画)

3.7

生意気やけど可愛い。

ちゃっかりものですね、君は。

人参、ハット、ウサギ、プレスト。

一体誰が主演なの?

デイ&ナイト / Day & Night(2010年製作の映画)

3.7

斬新、奇抜でユーモラス。

昼と夜の擬人化ってディズニーならこうやるのね。

そして、こうやって意思疎通をはかるのね。

素敵。。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

フォロワーさんのレビューを読んで、めっちゃ観たかったやつ!

とっても大好きな作品でした!


以下ネタバレを含みます。

















どのシーンにも、エンディングの様な寂しさを伴
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シン・シティ(2005年製作の映画)

3.6

ここは、犯罪蔓延る罪の街『シン・シティ』。


終始モノクロ映画の中、一部分だけをビビットカラーに彩る映像は洒落ている。

女の唇、スニーカーの赤、眼球。

CGを多用することで、激しいアクションを惜
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.6

異様。正常。異様。正常。異様。異常。

目と脳で捉えたかった対象は、溶け出し、形を変えて、追いつけない。

2匹の子豚。オオカミ。家。

迷妄の世界には境界など存在しない。
次元すら超越し、常に形を変
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

ちょっと前にね、友人とお泊まり映画パーティを開いた時のことですよ。

コカコーラと、ポップコーンと、少しのお酒と。あまりお酒に強くない私達は、そういう選び方をして、準備を進めました。

プロジェクター
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.8

何故、高揚するのだ?

この映画を観て、私は何故心が揺れるのだ?

ゆっくりと、確実に、毒は体内に染み込み、精神を、肉体を破壊していく。

全く違う映画を交互に見ているような、そんなデザインも、遅行す
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

初めて、リトル・マーメイドのお話を知った。

音楽が抜群によかったし、海の中の映像美にも魅了された。

人間と人魚の甘いラブロマンスは、成就の方に進み、彼らを見守るセバスチャンや、スカットル、フランダ
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.7

わんちゃん映画が観たくなる!!

エンツォでも観ようかな!!

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.7

エレメントだから、こんなにもロマンチック。

予告のフライヤー見てね、観に行こうと決めてたやつです。

金曜日のレイトショー。字幕版でやってるとこ探して、マジカルワールドオブディズニーナイト。

シン
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

4dxで何か観たくて!

語彙の欠損が著しいですが、ご容赦下さい、、、

本作、シリーズ全く追って無いんですけど、とても楽しかった!ずっと満面の笑みでドキドキとワクワクを堪能してました!

どこか昔の
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これは、感情の吐露になってしまうようなレビューで、とても読めたものじゃないけれど、こういう形でも書き残したいと思ったので。


何かが間違っているとすら思いたく無い。
柔らかい光に立ち入ることがナンセ
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.8

《仁義に揺らぎ、世界は揺らぐ。》

ヤクザの組織のトップが死んだ。
不自然な事故死。

後継者を決めるため、抗争が勃発する。

まともじゃ生きていけない死戦。

慈悲と容赦を忘れたもの達は、交錯し、激
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.6


「すべて」とは、始まりから終わりまで。

特定の音楽って絶対に、誰かにとっての宗教で、礎で、正義であって。

リリィ・シュシュもまたそういった存在であった。

リリィ・シュシュが生まれ、結末を迎える
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

3.8

原題は『2:37』

邦題の『明日、君がいない』
見終わった後に、声に出して読んでみる。これ以上に、本作を形容できる言葉も文章も見当たらない。

6人の高校生。それぞれが抱える悩みや葛藤。「お前らには
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

元刑事ってのが最高に良いな、
落ちぶれて、何でも有りのアウトローなヒーローというのが。

杜撰な捜査が蔓延るせいで、まともな真実に辿り着くことが難しい。

警察の体系そのものが破綻していて、イカれた犯
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.7


《この血溜まり、致死量。》

フィリピン沖から韓国に向け、出航した護送船。
凶悪犯罪者たちを乗せ、ベテラン刑事20名ほどが護衛に当たる。

三日間に及ぶ船旅は、血で血を争う修羅の旅と変わり果てる。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

なんとなく、ジャケットとタイトルに惹かれて。

久しぶりの邦画。サスペンスのジャンルに属していたので、鑑賞。

以下、ネタバレを含みます。














少しずつ、悲しい方向へ進んでいく
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.5

韓国映画が観たいっ!

ファン・ジョンミン役のファン・ジョンミンが観れる映画ということで。

演技力の鬼。眼力の圧倒的存在感。
支配される側に回っても、怯むことのない表情、表現。

背中しか見えないジ
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ミスト(2007年製作の映画)

3.6


そういう映画として、何処かでネタバレを喰らう前に観ておこうと思いまして。


おっ!ワンシチュエーションものか!と嬉々。スーパーマーケットの中。外は辺り一面の霧。霧の中には何かがいる。

一体何が起
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.7

最近は小説に夢中で、久しぶりの映画鑑賞。

最悪な映画体験だけれども、満足度は高い。

日常に土足で上がり込まれる嫌悪感、汚染。
厭という漢字が、感じが適切な一本。

序盤から溢れ出る不穏。大学生、犬
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

3.7

雨という魔法にかけられ、あの頃を思い出す。
束の間の魔法は解ける。あの頃と同じ雨は過ぎる。

今がある。今を踊ればいい。二人なのだから。

《魔法にかけられ、魔法に気付き、魔法はいらないと理解する。》