Koshiiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Koshii

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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.7

《感情を飲み込んで生きてはいないか?》


マイ・インターンとか、プラダを着た悪魔みたいな、働く女性にフォーカスを当てたお洒落な作品。

作家を目指すジョアンナ。NYを訪れ、この場所で執筆しようと決意
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

3.7

多分、遠回りみたいな映画だから。

映画くさい演出も、ゆるっとした展開も、中弛みを感じてしまうロードムービーであってもアリなんだろう。

数々のハプニングを点の様に結び、感動の結末を持ってくる。これが
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.6

mark300本目!!

観たい映画を観たい時に。ゆっくりマイペースに映画を観てきた訳なのですが、気付けば300本。

初めてレビューに「いいね」がついた時、コメントがついた時。そして、フォローして下
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

観終わって、とりあえず放心状態。

凄まじい映画体験。全身が、この映画を補給したがっていた。震える。喜ぶ。泣く。讃える。

語彙の全てがどっかにいってしまっても、いいやと思えるほどの満足感。

好きな
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.1

こっちは、作品のレビュー。

血生臭い王族争い。勝利に向かうのは、権力か慈愛か。

踊ります!歌います!ストーリーめっちゃ楽しい!

やっぱりインド映画、最高。

前作と合わせてぶっ続けで鑑賞した訳な
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.1

狂乱の宴。
マサラ上映開幕!!!

初のマサラ上映でしたが、なんと優しい人の多いこと!

少々のクラッカー片手にほぼ丸腰参戦だった僕に、隣の席の方が「初めてですか?」と声をかけてくださった。
そして、
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

『応答せよ、応答せよ。こちら〇〇』

104分とは決して思えない程、長い映画だった。心がもたなくなるほど残酷で苦しいシーンが多かったから。でもそれは、あみ子を描写するために絶対必要で、僕達はゆっくりと
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チェイス!(2013年製作の映画)

3.8

《Hasta la vista, baby!!》

久々のインド映画!!

アクション、コメディ、ラブロマンス、家族愛。全部やりますよ!インド映画だからね!!

では、あらすじをどうぞ!

インド大サ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

楽しい映画だったんだけど、乗り切れず、、、

伊坂幸太郎をほぼ食わず嫌いだった私。
今作が面白かったら、原作を読んでみようかなと思いトライしたのですが、ダメでした、、


偶然特急に乗り合わせた訳あり
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

《生きる意味を問え》

列車の脱線事故。乗客は皆死んだ。ただ一人の男を除いて。

さらに彼には、傷一つなかった。
これは奇跡なのか?

「生き残ってしまった」という事実が彼を悩ませる。

この時には、
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

初ヒッチコック作品!


展開の切り返し方がおしゃれで、「え、どうなるの?」と夢中になるサスペンス映画だった。

今でこそ、よくある展開なのかもしれないが、当時の話題性を鑑みると、本作がそういった作品
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.8

《It's a game》

あなたに贈り物だ。ゲームへの招待状。
人生を変えてしまうような体験であることを約束しよう。
このゲームに参加するもしないもあなたの自由。決定権はあなたにある。

もし興味
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

本作は、あまりにも鑑賞者を置いてきぼりにしてしまう、およそエンタメとは呼べない領域の作品であった。

観る側の読解力と考察力を試すという構成は、パズルのピースがある程度出揃っていないと成立しない。
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

3.6

《〇〇こそが、人格を形成するのだ》

初めてのギレルモ・デル・トロ監督作品。

クリーチャーの造形が変にリアルで、生々しい。表皮の質から骨格まで、細部へのこだわりを感じる。

異形のヒーローだからこそ
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バイオハザード(2002年製作の映画)

3.7

2000年代初期のこの雰囲気なんとも言えず、好きだ!

作られた無機質さが、近未来を表現しているのだけれども、不穏な感じが漂っていていいんですよね。

本作の元となるバイオハザードシリーズはプレイした
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.4

王道。

どれも知っているような展開の数々で、残念ながら特に好きなシーンなどは無かったです。

いい意味でも、悪い意味でもあっさりしすぎていたかなと。

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.6

真実の鉄槌を振りかざすためだけに、「V」は仮面を纏う。復讐という正義を抱えて。

汚職が蔓延るイギリスでは、もはや革命など求められていなかった。政府が与えた平穏を国民誰もが信じていた。もみ消した闇、地
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.7

これまで、地上波放送でポツリポツリと断片的には観たことがあったのだけど、通して観たのは初めてでした!

迷い込んだ世界。かなり不気味で、登場するキャラクターよりも、建物の方が不安な気分にさせられました
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

空の旅楽しんで来ましたー!
ものごっつい大作。隙のない2時間。
語り継がれる名作をリアルタイムで観れたことに対する歓び。

溢れんばかりの愛、愛、愛。トップガンを愛する人が手掛けたことがばっちり伝わっ
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ロスバンド(2018年製作の映画)

4.2

心がふるえる瞬間。音楽が心を揺さぶる瞬間に立ち会える素晴らしい作品。
思わず自分の体を抱きしめたくなるほど、愛おしい。


以下ネタバレを含みます。














それぞれが抱える悩みの
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

「Elvis has left the building」
エルヴィスは建物を出ました。

エルヴィスが会場を去ってなお観客は帰ろうとせず、そこでアナウンスされた言葉。 
私の好きな映画の劇中のセリフ
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.7

疲れを吹っ飛ばすのにちょうど良いコメディ映画。

ハートフルな展開に向かっていくところが、おバカ過ぎる。お下品な展開も、ほっこりするものが多く、是非家族皆で観たい作品!(ちょっと厳しいか、、)

まぁ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

この町では子供がよく失踪する。

人さらい『グラバー』がこの町に潜んでいるというのだ。

グラバーは子供たちを誘拐した後、黒電話が壁にかかった地下室に監禁する。
黒電話の電話線はとうに切れ、その役割を
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.3

タイトルにつられて。

「砕け散る」とは何を意味しているのか。
誰が、誰に見せてあげるのか。
砕け散れば、すなわちその人の死を意味するのか。

などなど、想像を膨らませ、ジャケ借りよりも、タイトル借り
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.6

久しぶりの韓国ノワール!

生々しい暴力が男たちの仁義に華をそえる。背景にあるのは裏切り。
そして、信頼関係は崩壊し、新たな関係が構築される。
この邪悪な信頼関係は揺らぎ、複雑に絡まり合い、歪な輪を作
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分を守るために逃げることを余儀なくされる。
そして、逃げるために自分を守ることを余儀なくされる。

「普通のティーンネイジャーのように過ごしたかった。」
「ここを出れたら、ビックマックとコーラを頼み
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今はちょっと、ついてないだけ(2022年製作の映画)

3.5

道に迷ったとき。気付けば霧の中に立っていたとき。もう自分には将来なんて無いように感じてしまう事。

本作の登場人物は、その傷の大小は違えどもそんな不安を抱えている。

その不安を「長い道のりの途中」だ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

空の旅をすでに楽しまれた方々、
離陸態勢に入っている方々。

タイムラインの熱気をこれでもかと感じ、ミーハーな私もようやく離陸態勢に入りました!!

王道のロマンス映画。迫力のある空のアクションシーン
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犬王(2021年製作の映画)

3.9

音楽を愛する全ての人に届いて欲しい。

そして、出来るなら劇場で観て頂きたい。
現実世界において、生では体験不可能であるから。しかし、映画館という夢と狂気に満ちた場所では、擬似的に生で体験できるライブ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

好きなやつ!!

「普通」って何?どうしたら「普通」?
まともじゃないといけないの??

思わず涙が出るシーンがあったのだけれど、このシーンで泣ける自分がちょっとだけ好きだなと思う。

誰かを守るため
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ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.8

好きよ!ハートフルで可愛い映画!!

物心つく前に両親を亡くした12才の少女ビバリー。彼女は母親が遺したミックステープに自分のルーツがあると確信する。

ところが、そのミックステープを再生させてまもな
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

こういう可愛い映画にはとても癒される。

コンプレックスを抱える二人。
出会いは青春映画の様。

「自分らしく生きること」を彼らは健気にも体現しており、ひっそりと応援したくなる。

のどかで、穏やかで
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5

「去年の冬、きみと別れ」

最近、映画そっちのけで小説を読み漁る日々なのですが、原作を読んだ時の衝撃が大きく、どのように映像化したのか気になり本作を鑑賞しました。


遅効性の毒のように、「仕掛け」が
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

ミニシアターを巡る旅にて。

程よく感傷的な気分になりたくて。


以下ネタバレを含みます。














以前鑑賞した「花束みたいな恋をした」のような雰囲気がフライヤーから漂い、音楽を
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

ひっさびさのマイケル・ベイ!

設定やら予告のアクションシーンのド派手さから楽しみにしていた一本でした!

以下ネタバレ含みます。














医療×カーチェイス。

スクリーンいっぱ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

いつもなら、鑑賞後すぐに映画ノートにメモするのだが、その余りの衝撃に僕の脳みそは「一旦休め!」の信号を送り、何事も無かったかのように映画館を後にした。家に帰り、ご飯とお風呂を済ませ、再びこの作品に向き>>続きを読む