hineさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

「間違ってないことをしたい」っていうのと、「きったねえ川だなー」っていうセリフが良かった。
劇中歌が、エモかった。
バクは夢を食べる生き物、睡眠時は仮死状態、とか考えると、バクは死後の世界のメタファー
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.6

とにかくベルセバの世界観、ドリーミーだけど超デリケートな男女友情のヒリヒリ具合
そんで、バンド始める楽しさとか、最高だった!
思春期の、男女の成長のスピードの違い、、、、とか思ってやるせないラストかと
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.3

原作のマンガが好きだったので、どうかな〜と思いながら観たけれど、とても面白かった!
映像ならではの表現で原作のイメージも裏切らず昇華されていた。キャストよかったー

消えた16mmフィルム(2018年製作の映画)

3.7

人生には運命とか宿命としか言えないようなハプニングがあって、面白い。そういうことががっつり描かれてて、辛さも含めてすごく面白かった。
映画制作ってやっぱ少し狂ってないとできないのかも。
編集も音楽もす
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.8

安藤サクラさんが最高に輝いている。チンピラに啖呵きるシーンがすごーくよかった!

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

洒脱なユーモアと物語の奥行きはさすが。一夜の夢のような摩天楼の魔法に翻弄される最中、
現実は夢を諦めた人の世界よ、というセリフがなんとなく刺さった。
自分より大切だと思えるものはまだ見つけられない青年
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

5.0

最高のファンタジー。何度も繰り返して聴く音楽のような映画。
現実は現実、だけど記憶は少しずつ虚構、だから思い出とか糧に生きられるのかなーとか少し思った。
ビーガン監督の前作のナマっぽいテクスチャがすご
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.6

終盤の、感情が爆発するシーンで泣けてしまった。時間が経つほどに夫婦は、お互いをインフラみたいなもののように思うけど、その生活は、ささやかで時々すてきな瞬間を積み重ねて構築されているので、リセットするに>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.0

だらりとした長回しが心地よく、のんびり観ていられる映画。
ただ、振り回される若者が、無垢なだけにあまりに悲惨にうつってしまった。最後のテロップひとつでその印象は払拭できず、意図された朗らかさに気持ちが
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滑走路(2020年製作の映画)

2.4

オンライン試写にて。
パラレルに進むストーリー。時間軸と人間関係が中盤まで把握できず、、!
芸術家の光と闇の、アウトラインをなぞったような作品と感じた。

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.2

小さなおうちで起こったささやかな出来事に戦争の影が落とされ、色濃く、忘れられない事件となる。心に残る物語だった。

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

1.8


様々に散りばめられた要素が、ひとつも実を結ばない映画だと感じてしまった。最後の曲はさいこう。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

生(性)と死を対比させるカット割がけっこうグロテスクで耐え難かった。胸くそで、すごく悲しい話。森田剛さんがモリタ君役なのが、やっぱりすごく効いてた。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

ブラックミラーシリーズなどで描かれる現代〜ちょい先の未来の恐ろしさを先駆ける内容。トゥルーマンいいやつ過ぎて泣ける。
念のため、こんにちは、こんばんは、それから、おやすみ

ライフ・イズ・ショウタイム
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タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.0

全部自分でやるっていうのは、やっぱりどうしてすごくかっこいいことだと思う。ユーモアとヒリヒリのバランスはもう、この作品から出来上がっていて、ささりました。

凱里ブルース(2015年製作の映画)

5.0

隅々まで行き届いた独特な美意識に痺れた。映像の質感が、音が、色が、台詞の言い回しが、ものすごく好みで、何度でも観たい作品。こういう映画に出会えることは幸せ。日本語字幕でしかわからないけど、作中の詩も素>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.2

不安すぎてちょっと笑ってしまうような緊張感。謎めいた片鱗が少しずつ表出し、あるシーンで大放出、ラストまで突っ走る。イカれてる。正直、予備知識(参照されてる他の映画)を知らないと、理解しきれないのだけど>>続きを読む

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.0

映画館で観れて最高だった。
アニタ・オデイがかっこよすぎて、オーディエンスの多幸感もよすぎてちょっと泣けてしまった、、
そしてルイ・アームストロングがあんなに話術にも長けたひとだったなんて!
笑った。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

パプリカのキャラクターと台詞が最高。孫悟空になるところかわいい。ひとの心を微細な仕草や動きで表現している、アニメーションの最高峰!狂ってる!平沢進の音楽もすごくいい。

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.4

思いがけない展開..断片的に差し込まれるイメージが全部回収されてラストにつながっていく編集に脱帽。
世紀末の経済破綻、その時代背景が物語に奥行きを与えていて、ひとの怖さとやりきれなさがすごかった。

映画 としまえん(2019年製作の映画)

-

としまえん好きだったので、思い出に。冒頭の、YouTuberの演出が一番印象的だった。彫像が血の涙を流す、とか、本筋にあまり関係ないような、ただ恐怖っぽいイメージはあんまり作用しないように思った。内容>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

3.0

力のある人が私利私欲に走るのは本当によくない!
見た後に調べたけど、マタイの福音書やモーゼの逸話がベースになっているみたい。すごく恐ろしいはなし。
宗教史などの予備知識があったら、より面白いのかも。

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.4

終始聴こえる自然の音と優しいタイ語の発声が、心地良く。
ブンミおじさんが未来の夢をみて、そして消滅するシーン、未来を語りながら過去の戦友たちとの記念写真のモンタージュ(でもその中では猿の精霊の姿)を映
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.0

りんこさんがものすごく自然で、もう完全にりんこさんでしかなかったから、生田斗真さんの演技力は素晴らしいんだなーって終わってから気づいた。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.4

集団の中で圧倒的にマイノリティになる感覚、その恐怖、心細さが嫌というほど伝わってくるホームパーティーが印象的。差別の根深さをディテールから描きだす会話や作り込まれた映像、予想外の展開に引き込まれた。

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

3.0

知らない土地の、なにもないところに、人々の営みや歴史、ささやかな感情などがあり、そういったものを丁寧に描いていて、じんわりと良い映画だった。ちょっと不思議。良い夏の日を過ごせた。

来る(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

わけのわからないものが怖い、ではなくて、人間の心の闇が集積していく恐ろしさが社会問題と重ねて語られていて面白かった。エセイクメンはキツかったな。でもそのブログ(虚構)が人間生活の「陽」の部分の拠り所に>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

極上のアンハッピー(?)エンド!
すごく良い映画だった。