ca324さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

2.0

カーズ1は自分の中のベスト級に大好きな作品ですが、2はこれビデオ・ストレートレベルじゃん、な出来でがっかりだったので3作目のこちらも恐る恐る鑑賞。次世代のレーシング・カーたちに立場を追われる主人公・マ>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

2.0

ウィルにかけられた10年に1度しか陸に上がれない呪いを解こうとするウィル&エリザベスの息子の話。息子世代に話が移るとはシリーズ通してみて来たファンにとっては感慨深い。ただ夏休み映画にぶつけたくて7月公>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

カーアクションをミュージカル風に撮る、というアイデアと選曲のセンスがかっこよすぎる。冒頭6分は何回でも見たい。
主役のアンセル・エルゴートも良かったし、ヒロイン・デボラ役のリリー・ジェームズ、実写「シ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.0

主役ガル・ガドットの常人ならざるかっこよさと気高さはまさに「ヒーロー」を体現していて、スローを多用したアクションシーンも美しくて見惚れます。女性だけの島で育った主人公なので、普通の人間社会に戸惑う様子>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

スパイダーマンは過去に2回(サム・ライミ版、マーク・ウェブ版)実写映画化されてますが、今回が一番年齢設定が若いからか青春映画ぽさ満点、かつMCUの時系列に組み込まれているのでMCU作品をずっと追ってい>>続きを読む

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

1.0

ワンシチュエーション・コメディらしく、次々に展開するアイデアやひねりが面白いことは面白いんですけど、どうしても奇行で面倒を引き起こす人が愛すべき人物とは思えない。この映画の中ではおじいちゃんがそういう>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

ソウル発プサン行の高速鉄道に謎のウイルスに感染した女性が紛れこみ、乗客は生き残りをかけて戦う、という設定、日本の新幹線でもぜひ観たいけど、JRは絶対撮らせてくれないよね。電車追突したり炎上したりするし>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦中、ドイツ軍によりダンケルクの海岸まで追い詰められた英仏連合軍の兵士たちの救出作戦を群像劇的な作りで、海岸から船に乗って逃げようとする陸軍兵、兵士たちを逃す為奮闘する海軍兵やイギリスの民>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

自宅で侵入者からレイプ被害にあったゲーム会社CEOの女性の物語なんですが、そういう被害女性というとしおらしく被害者然としていなさい、という風潮(某ジャーナリストからのレイプ被害を告発した女性の会見での>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.0

MI6のエージェントを演じたシャーリーズ・セロン、アクションシーンが華麗、というよりがむしゃらで痛そうなんだけどそれもまたかっこいい!
80年代音楽やネオンで彩られたものさびしいベルリンの街並み、室内
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

"Hidden Figures"というダブルミーニングの原題が素晴らしすぎるのも訳しづらかったとは思いますが、それでも「アポロ計画」はありえないし、「ドリーム」もなんだかな、な邦題。
主人公の3人がそ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

1.0

ダニエル・ラドクリフの表情筋の使い方が凄くて、片方半目で硬直するとか、人間離れしている。
火星から脱出を試みる「オデッセイ」的なサバイバルものかな?と思いきや、全然違ってもっと内面的?な内容。内気で孤
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.5

一人だけ目立つギャル的ポジションの女の子がゲームの中では太った中年男性になってしまって、そういう中身の性別が逆転する設定には体の違いを揶揄するようなギャグがつきもの(「君の名は」もそう)なので、「うわ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

これ、ナードの子供たちが主人公で、異世界の怪物や超能力といった要素を80年代のアメリカを舞台に描いたNetflix「ストレンジャー・シングス」の大ヒットを受けて、同じように落ちこぼれの子供たちが活躍す>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

これまではケネス・ブラナーが監督として作り上げた世界観で、陽の兄と陰の弟的の対比というシェイクスピア的な要素と、作品の設定元の北欧神話が生かされて、神々しいというか、他のマーベル作品のポップだったり現>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

世にも奇妙な物語みたいな作品。ただでさえ初めての恋人の実家って座りが悪いのに、黒人が普段接している、昔のような露骨な人種差別ではないけど、じわじわと感じる居心地の悪さみたいなものが伝わってくるようにな>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.5

面白かったけど、小ネタでくすっとさせるところとか「アベンジャーズ」に寄りすぎてて今までDC映画を引っ張ってきたザック・スナイダーの仰々しい神話っぽい世界観は崩れたかなって感じがしました。嫌いではないで>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.5

児童書原作でほのぼのと可愛らしいだけじゃなく、伏線の張り方回収の仕方、話の作りがとてもちゃんとしている。美術セットやロケーションもキッチュで可愛い。
パディントンと一緒に暮らすブラウンさん一家の隣人が
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.0

テンポのいいアクション演出で不謹慎なネタ満載ながら超面白かった前作後、麻薬組織によって壊滅させられた英国の本部を離れ、米国の兄弟組織、ステイツマンと共闘します。ジュリアン・ムーア演じる麻薬組織のボス、>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

松岡茉優は普通っぽいけどどこか不安定で、スイッチが入るとダーッと暴走しちゃうような役、「真田丸」での正妻役とかがやっぱり抜群にうまいけど、うますぎてパブリック・イメージが固定化されつつある気がする。多>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.5

前作ラストを受けてのルークが隠遁生活を送る島、レジスタンスの逃走劇、カジノの星からクライマックスの塩の惑星での戦いに至るまでが、一連の流れのようでいて、色々な要素がちょっとずつ雑。
レイアやローラ・ダ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.5

サーカスって今の価値観でいうと、動物に無理な芸を教えたり、特異な外見を持つ人を笑いの対象にしたりというのが色々とアウトなので、多様性を受け入れよう、という考え方の現代にどういう解釈で映画化してくるんだ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

あらすじからてっきりお役所仕事な権力に孤独に立ち向かう逞しい女性ものかと思ってましたが、良い意味で全然違って、以前見た「ELLE」の主人公の描き方に似ていて、犯罪被害者が必ずしもピュアで可哀そうな被害>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.0

カラフルな死後の世界や、がいこつモチーフなのに表情豊かで可愛らしい死者のキャラクターのデザインがさすがディズニー。
ただ、音楽をやりたいと願うミゲルに接する家族の態度があまりにひどく、最後まで家族側の
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

ブルーグリーンを基調とした冷戦下の極秘研究所や、劇場の屋根裏に住む主人公の部屋のつくり、アレクサンドル・デスプラの水を漂うような幻想的な音楽等の背景要素も好きだし、人魚姫の要素や、デルトロ監督の世界観>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

欧米に影響されず、秘密裏に独自の科学技術を進化させてきたという設定で、コスチュームやセットデザインはアフリカ文化の要素を取り入れつつ幾何学的。テーマソングもかっこいい。女性だけで構成された王家の親衛隊>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

2.5

日本人アーティスト辻一弘がゲイリー・オールドマンをチャーチルに変身させた特殊メイクでオスカーを受賞したことでも話題の作品。メイク、アップのショットでも「いやいやこれ皮膚でしょ?」としか思えなくて凄まじ>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

キャストも手堅いし、世相に合わせてスピルバーグが突貫で作った、とはいえ一定クオリティではあるんだろうな、くらいな気持ちで見に行ったのですが、今年ベストなくらい最高でした。
政府が隠し続けたベトナム戦争
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

予告で見られるもの以上にアメリカや日本の映画、漫画、アニメ、ゲームキャラクターがわんさか出てきて、全部わからなくてもとってもわくわくします。(私は実際超有名どころくらいしか発見できず)特に三つあるうち>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.0

監督が変わっちゃったからか、これぞSF映画な熱い展開がいまいち。ここでググッとテーマソングかけて!ってとことか、ここでさっきの設定生かそうよ!みたいなところがどれも肩透かしをくらったような印象がありま>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

2.5

1920年代と1970年代の物語が交互に展開され、20年代の方はサイレント映画になっているのが特徴。どちらもNYが舞台で、自然史博物館が物語の鍵になっています。博物館の裏側が見えたり、二つの時代のそれ>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

ティモシー・シャラメが演じる美少年・エリオは父親が考古学者で夏の間をイタリアで過ごしているんですが、美しい風景の中、日々を木陰で読書、湖で水泳、ピアノで作曲したりして過ごし、家族や友人と3か国語を操る>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

登場するヒーローたちの数がかなり増えたのですが、ルッソ兄弟が監督をしているだけあって、単独映画ではあまり自由自在なアクロバットが見られなかったスパイダーマンがある意味単独作以上にうまく見せ場を作っても>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

2.5

続編はさらにネタがパワーアップして、「007 スカイフォール」風のオープニングをはじめ色々な作品のパロティや、現実と交差するジョーク、主演のライアン・レイノルズの過去作弄りがたっぷりで、字幕だと着いて>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

ホワイト・トラッシュ(白人貧困層)の暴力が日常茶飯事のような荒んだ環境でトーニャが育つ姿が描かれるのですが、日本でもそうだろうけど、相当お金が必要なフィギュアをなんでわざわざシングルマザーで所得の少な>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

この家族の関係性にちょっとしたミステリー要素があり、それをずばり台詞や描写で描くんじゃなくちょっとしたことで匂わせる、人間関係や背景の奥深い描き方が是枝監督らしいなと思いました。子供たちの撮り方(演技>>続きを読む