ca324さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.0

インディーズ映画の女王、グレタ・ガーウィグ初監督作品。受賞こそありませんでしたが、オスカーでは監督賞、脚本賞、主演女優・助演女優賞にノミネートされるという高評価でした。監督の自伝的ストーリーで、サクラ>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

2.5

本国アメリカでは、本筋のエピソード8が物議をかもしたこともあってか興行的に失敗したと聞いてたけど、ストーリーラインに破綻はないし、ハン・ソロ=ハリソン・フォードの若き頃を演じるオルデン・エーレンライク>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド近くのモーテルを舞台に、貧困層の生活風景を6歳の女の子目線で描いています。小憎らしくも愛らしいリアルな子供がカメラに切り取られています。題材は「万引き家族」と似>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

何を書いてもネタバレになる気がするので難しいけど、三谷幸喜作品のみんなが頑張れば頑張るほど糸が縺れて大騒動になっちゃう感じ、「ハング・オーバー!」シリーズで一番面白い、エンドロールの裏ではこうなってま>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.0

前作から監督がダークファンタジー系作品を手掛けてきたバヨナ監督にバトンタッチとなってベーシックなホラー描写というか、ここにこうやって恐竜がいたら怖いよね、という演出がふんだんに盛り込まれて、夏映画っぽ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

ミッション:インポッシブルシリーズはしばらく劇場では見ていなかったのですが、この前テレビ放映されていた前作の「ローグ・ネイション(MI:RN」がすごく良かったので、今回は劇場へ。アクション映画はたくさ>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

2.5

レトロフューチャーっぽいデザインとか、往年のスパイ映画のような5拍子のテーマソングの醸し出す雰囲気が相変わらずとても好きな世界観。
法律で禁止されているヒーロー活動を合法化するため、ヒーロー好きの大富
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.0

会場のメトロポリタン美術館、ターゲットとなるネックレスのブランドとしてカルティエも出てくるし、VOGUE編集長のアナ・ウィンターはもちろん有名モデル、セレブがバンバン出てきて、ビジュアルでいうと「プラ>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

「インフィニティ・ウォー」が辛すぎて心の頼りにしていたアントマンの続編。1作目でしっかりキャラクターが作れているし、量子世界とかなんのこっちゃだけどコメディセンスはお墨付きですごく笑える。自白剤の件と>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.0

Twitterで出来はいいけど妙な映画、と言われているのが気になって見てきました。ドラマ「HERO」シリーズみたいな王道な感じかなと思ってたら、台詞回しが随分演劇的とはいえ、検察の業務に関する描写等は>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

アジア系キャストのラブコメディ映画でアメリカで3週連続No.1の大ヒット作品。原題「クレイジー・リッチ・アジアン」からなんで「アジアン」取ったんだろう。
シンガポールの富裕層描写がとにかくバブリーで目
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

音を立てると襲ってくる正体不明の怪物によって荒廃した近未来が舞台のホラー。この設定が効いていて、棚に無造作に置かれた薬棚から目当ての瓶だけ取ろうとする描写だけですっごくハラハラします。静かでいなきゃい>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

2.0

TOHOシネマズ日比谷のスクリーン6で鑑賞。キャパも小さいけど急角度でほぼスクリーンを見下ろす感じの作りだったので、次ここで見るなら相当前の方の席を取った方がいいかも。
大学のアカペラグループのドタバ
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

SNSでハリポタ全巻読破した人向け全国模試みたいだという意見をお見掛けして正に、と思いました。とにかく詰め込まれた情報の多さと、展開の速さに、比較的ディープなファンはあれもこれもと楽しいけれど、ハリポ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.5

舞台がサンフランシスコで、スパイダーマンといえばNYと思っていたのでちょっとびっくりしました。坂道を駆使したカーアクションはちょっとアントマンと被るかなぁ。
ヴェノム、宇宙から襲来した生命体で人間に巣
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

2.5

くるみ割り人形、バレエ自体は見たことなくて(ディズニーの「ファンタジア」で曲だけ知ってる)、絵本で読んだかも程度の知識でしたが、話は全然オリジナルで疎外感を感じる少女が両親以外の庇護者の家から異世界に>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

フレディを演じるラミ・マレク、歌声こそは彼自身の歌唱でなく、フレディの声と別のアーティストの声をミックスして作り上げたそうですが、ステージ上でのパフォーマンス等は神がかっていて素晴らしかった!他の3人>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

過去2回の映画版は未見です。二人が出会い、恋に落ち、そしてジャクソンのコンサートに彼女が飛び入り参加して、「Shallow」を歌うところまでは押さえた演出ながら盛り上がりが完璧で最高!二人のスクリーン>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

1.0

インターネットの世界観をアニメーションで具現化したそのイマジネーションがとにかく見ていて楽しい!ディズニー社のサイトに入り込む展開もあるので、セルフパロディ要素豊富なのも見どころです。商標管理、大変そ>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.5

「マネー・ショート」「バイス」の監督、SNLのライターでもあったアダム・マッケイが製作に入っているだけあって、リーマン・ショック後の性風俗産業で実際に起こった事件をパワフルなコメディと味付けしつつ同時>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

金田一少年の事件簿やTRICKを見て横溝正史っぽいなと感じるのと同じように、アガサ・クリスティっぽいなと思わせる、「お屋敷」「莫大な遺産を残して死んだ老人」「腹に一物抱えたその家族たち」「誰に呼ばれた>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦下のドイツ、ナチスを信奉する少年ジョジョとイマジナリー・フレンドのヒトラーの物語という一見悪ふざけが過ぎる設定ながら、序盤はそれをとことんおちょくり、最後は芯のあるメッセージを伝えてくる>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

2.0

同じイラク戦争前の米国内を描いた「バイス」、報道に携わるものの正義を描いた作品としてはベトナム戦争に関する政府の秘密文書暴露を描いた「ペンタゴン・ペーパーズ」、カトリック教会スキャンダルを描いた「スポ>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

エンドロールが終わった瞬間「ゲームみたいだったね」と呟く声が聞こえて、私も実際主人公について回る映像体験はRPGのプレイ動画を眺めている感覚にかなり近いと思った。それと同時にロードオブザリングみたいだ>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

2.0

このタイミングで鑑賞したせいか、キャッスルマン夫妻の関係の始まりが東出昌大と唐田えりかに見え、終盤感情をぶつけ合うシーンは東出昌大と杏を彷彿とさせた。抑圧された才能ある女性を描きたいのかなぁと見せかけ>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

1.0

元の舞台が超有名とはいえ「ジェリクル」みたいなキーワードは注釈がいるし、猫一匹一匹の自己紹介的構成は舞台だから通用するのであって、映画にするならもっと全体にストーリーの流れが必要だった。トム・フーパー>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.5

ビジネスに映える結果を出したがる上層部、そんなこと知ったことじゃない現場に挟まれてビッグプロジェクトを切り盛りするマット・デイモン。これは「オデッセイ」とは全然別物の切り口だけど、最近お仕事映画ジャン>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

1.0

「初恋の女の子と文通をしていたと思っていたのに、実は自分に想いを寄せているその子の妹が代筆していた」という設定だけで十分ドラマなのに、本筋からずれたところに気持ち悪さがこれでもかと乗ってくるので、それ>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.0

コピーの「揚げる大捜査線」が邦題でも良かったんじゃないか。潜入捜査のためにしぶしぶ始めた唐揚げ店、日本人団体客の観光ルートに入れられてしまったとか、客を少なくするために値段を釣り上げたのに却ってそれが>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

1.5

冒険活劇として新3部作がわくわくさせてくれたのって「フォースの覚醒」でミレニアム・ファルコンでジャクーを脱出してハン・ソロに出会う辺りまでだったのでは。
今回はとにかくEP7で風呂敷を広げ、EP8で行
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.5

王室紋章入りお手紙が発送されるところからクローリー家に郵便局員さんが配達に行く、その冒頭シークエンスの最後にダウントン・アビーの全貌が下から舐めるように登場する映画ならではダイナミズムで感動。
このド
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.5

衣装やヘアメイク、セットは素晴らしく、ル・ブランが描いたマリー・アントワネットみたいな、磨りガラスのような肌とぽわんと色づいた頬をしたエル・ファニングの演技もその撮り方も良かった。「フランケンシュタイ>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

メイン4人が高校卒業してしまったので「ブレックファスト・クラブ」トリビュートな人間関係が使えなくなった代わりに、遠距離恋愛がうまくいってないスペンサーとマーサ、店の経営方針で対立してしまったエディとマ>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

2.5

ここ最近ハイローにばかり触れていたので、チームごとの出囃子がないと似たような濃ゆいおじさんばかりで見分けがつかない。
イタリア系マフィアが支配する移民社会での生い立ち、カトリックの宗教観などスコセッシ
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

3.5

映画第1弾より格段に良い。ヒーロー不在の離島を一時的に1年A組が担当するという設定に仮免試験、インターンでの経験がきちんと活かされている描写が積み重ねられていて、依頼の捌き方(ヒーローと警察他行政の役>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

出だしの音楽と昔のワーナーロゴで「うわっ」と声が出てしまうくらいテンション上がりました。オーバールックホテルのセット、本当にどこかで公開してもらいたい。
原作未読なのでホラーというよりサイキック・バト
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