nobさんの映画レビュー・感想・評価

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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

年齢を重ねて時の経つ感覚が早くなってるせいでしょうか、その時その時、無駄に思える時間も大切にしないと、と鑑賞後に思わせてくれます。
観ると精神の乱れが整う、お薬のような作品だと思ってます。

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.9

始まりはよくあるタイムリープものかなと、思わせておいてからの舞台設定と展開がとても新鮮な印象でした。
大切な人と時間をあらためて心に戻してくれるような感じがして、何度も観たいと思える素敵な作品です。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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10代のおわり頃に初鑑賞して、映像の表現が素敵で好きな作品でしたが、大人になってからは好きだった事も忘れて再観する事もなくなっていた。
時間に余裕もできた今、思い出して久しぶり観ると同じ感想だった。
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はるか、ノスタルジィ(1992年製作の映画)

3.5

優しい言い方をすれば、どこはかとなく感じる違和感が印象的。そのセリフの言い回しなんかは、本作より懐かしい邦画ではあったよな、などと思いながらも時々観てます。
個人的にはSFよりのファンタジーかなぁ、と
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スター・トレックVI/未知の世界(1991年製作の映画)

3.7

子供の頃から大好きだったオリジナルシリーズを締めくくる作品で、内容も謎解き、脱走、笑い、スールー艦長、対艦戦、次世代への世界観への引継ぎ等、個人的に面白さてんこ盛りで、本作が締めくくりで本当に満足でし>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.8

個人的に原題も邦題もカッコ良くて、タイトルだけで何回も観たくなります。
もちろん内容も、好みの巻きこまれサスペンスで何度観ても飽きない作品です。
定番の美人に弱い主人公が風味良し。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

期待少なめの初鑑賞で泣かせにくる演出にあっさり涙。で、得した気分になり再鑑賞。
物語のヒミツを知って観ると、シオンの変な言動に納得してまた涙。
所々に出てくる機械っぽい表現が、シオンが人間で無い事を思
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私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.5

寒さが近づいてくると観たくなる。
そして必ず知世さんの可愛らしさ、ユーミンの曲、TOYOTAセリカのカッコよさに満足して、あーもうすぐ冬だなぁと繰り返す。
恒例行事化してる作品です。

リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

3.8

スクリーン、ロードショー誌を良く読んでいた頃の思い出深い素敵な作品です。
何年も経った今では、ジュリアス視点でリトルロマンスを楽しめるようになりました。
機会があれば映画館で観たいな、と思います。

ヒッチャー(1986年製作の映画)

3.3

変な小細工、説明無しに勢いで後半まで持っていくのが潔くて、ヒッチャーさんの変質者っぷりも印象に残ってます。
好みのジャンルではありませんが、ルトガー・ハウアーさんの渋い魅力が良い感じの作品だと感じまし
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.9

学生時代に受けた印象と大人になってから観る印象がガラッと変わった作品の一つです。
カンパネルラがとったような行動は崇高で難しいでしょうが、そういう気持ちは意識していたいなと、大人になった今、観るとそう
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飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)

3.6

これは以前TV放映でよく観ていて大好きだった。
智恵と技術を使っての生き抜き方、意見の違いからの対立と協調等々、子供心に色々と学ばせてもらった思い出。
砂漠の乾いた感じが印象に残る作品でした。

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.6

期待を裏切らない展開でドンドン物語が進んで、あっという間にエンドクレジット。
そして、あっという間に気持ちを元気にしてくれる楽しい作品ですね。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

鑑賞中はずっと笑っているのに涙が滲んで、どこか懐かしくて元気をもらえて、観賞後に少し若返った気になる素敵な作品でした。
最後にハダシが好きな映画的表現と重ねて、真っ直ぐな言葉で感情を伝えた場面は心に響
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戦闘機対戦車(1973年製作の映画)

3.5

以前、テレビで日曜日の夕方頃によく放映していて、これを観るのが楽しかった思い出。
当時の小学生にとって、戦闘機(手負いで飛べない)と戦車の一騎討ちなんてワクワクする素材と状況を使ってるから当然でした。
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.8

さえない下級武士が実は剣の達人で・・というヘタすると陳腐になりそうな設定ですが、観終わると満足感が高い作品でした。
それは全体の雰囲気から感じるのはもちろんですが、やはり主役の真田さんの説得力が占める
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.3

ずいぶん前の作品ですが、受ける印象は今でも新鮮です。
無声映画からトーキーへ変化する映画制作現場の裏側を背景に、ミュージカル映画の名作だと思ってます。
ダンスもキレキレ、水たまりビチャビチャで大満足。

ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

宇宙開発を支えた裏方に焦点をあてた実話ベースの物語で、宇宙モノ好きとしては外せないと思います。
表の宇宙飛行士にも負けない魅力的な女性達がカッコよく描かれていて、時々観なおす大好きな作品です。

華麗なるヒコーキ野郎(1975年製作の映画)

4.0

子供の頃のTV放映が初鑑賞。
主役がカッコいいのは言うまでもなく、この頃のヒコーキ乗りの命しらずっぷり、特に最後の一騎討ちがカッコよくて印象的でした。
いつか機会があれば映画館で観たいな、と思う作品で
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.9

夏になると観たくなる1品。
90分弱で無駄なくまとめて教科書みたいな作品に思えます。
ときどき画面に見切れるカモメを印象に残す程の心配りが良い。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

器用で不器用な優しすぎる男を中心にしたラブコメディで、最初から最後まで何度観ても楽しめる作品だと思います。
とても素敵なラブコメが、自分が生まれる前に創られていたのが印象的でした。

華麗なる一族(1974年製作の映画)

3.7

大人になって働きだしたら、こんなヤバい人間たちの世界なんだとビビった初鑑賞の思い出(現実は庶民なので華麗でもなんでもなかった)。
万俵大介の「小が大を喰う」のセリフが印象深いのと、奥さんの鼓太鼓が妙に
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交渉人(1998年製作の映画)

3.8

アクションと心理戦と裏切り者探し、見どころいっぱい。
言葉ひとつで犯罪者と渡り合うのがカッコよく、あぁこんな話術があったら世渡りも楽だろうな、と思ったりして楽しめました。

コレクター(1965年製作の映画)

3.5

子供の頃、TV放映でドキドキハラハラしながら観たのが初鑑賞で、車ごしの尾行映像が恐ろしくもあり、芸術的ぽくみえた思い出。
今にして思うと、あの娘があと一撃入れる勇気があればなぁ、などと思いつつ、愛は強
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

-

ずっと前に鑑賞してから時が過ぎました。
たぶん悲しすぎて、この先、再鑑賞の機会は無いかも知れませんが、作品自体は素晴らしいと思いますので複雑な印象があります。
人に勧めたいような勧めてはいけないような
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.7

懐かしの少年マンガにあるような、隣中の番長同士のケンカを思わせる胸熱展開で楽しめました。
ゴジラもコングもセリフは無いのに、唸りと表情でドラマが成立していたのが印象的で、見事に怪獣が主役してたと思いま
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故郷(ふるさと)への長い道/スター・トレック4(1986年製作の映画)

3.7

前作までの重めの話から変わって、楽しめの物語になりました。
ガラッと雰囲気を変えても良いのがスタトレ作品らしさです。
と、言いながらもST3のラストから上手く物語をまとめて、次の展開に繋ぐ分岐点になっ
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.7

ラーメンウエスタンという初のジャンル(この後ないと思います)が斬新で、本編と別の物語が並行で進んでいたり、監督の自由な発想を形にした作品なんだろうなと感じました。
鑑賞後はどちらかと言えばオムライスが
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告白(2010年製作の映画)

3.6

本作はホラー映画だと思うので、先生のヤバい行動に説得力があったと思います。
どこかフランス映画っぽさを感じたのと、松たか子さんの存在感のある演技が印象的でした。

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.5

どこか見た事のある面白設定を詰め込んで、主人公が悪い宇宙人をサクサク追い詰める。
と、いった感じの物語でしたが、ずっと記憶に残っているのは、宇宙人の性格設定が突き抜けているからだと思います。
あとはカ
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

3.4

この頃の超能力系作品は少し荒っぽい感じのつくりが良い味になっていて好きです。
本作は役者さんも揃っていて、超能力の表現も上手く映像化されていると思いました。
しかし、ど真中直球の邦題が初鑑賞から何年経
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

会話が中心で動きが少ない代わりに、役者さんの表情とか仕草の演技に集中できて楽しめます。
隙のない名作といった印象で、時々思い出したら観ている作品。
大事な事は慎重に決めましょう。と、勉強になります。

ザ・リング(2002年製作の映画)

3.3

貞子の怖さは本家ほどではなかったと思いましたが、映画作品として分かりやすくなっていて印象に残りました。
和風の独特な気持ち悪さを西洋風にアレンジしながら上手くまとめていて、完成度が高かったと思います。
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用心棒(1961年製作の映画)

4.2

物語も面白いし、三船敏郎さんの存在感、魅力が画面から溢れてる感じでした。
やっぱりチャンバラは銃撃戦よりも相手と接近するので画面映えします。
あと、三十郎は茶目っ気あるのが良い。

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.4

父親の横でTV放映を横目で観て、子供心に鉄板防御のカッコ良さが印象に残りました。
後に(用心棒)のほぼコピーだと知ったけど、これはこれで音楽といい、クリント・イーストウッドさんといい腹立つ位に良くて、
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.5

スタートレック(ST)のパロディ色が濃い本作品ですが、STに詳しくない方でも楽しめると思います。
現実にもある作品ファンの世界と、架空のSFを上手く絡めてまとめた面白い物語でした。