いくさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

カットバックを多用した群像劇めちゃめちゃ好き。
最後まで観ると時系列はすぐ把握出来るのも良いですね。ノーランが複雑すぎるだけかもしれませんが。

登場人物みんな魅力的なところさすがだなあと思いました。
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

3.9

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めちゃめちゃ面白い。
かなり作り込まれていてびっくりしました。

何もかもを理解した上でのまどかの"魔法少女になる"という発言は考えさせられます。

まどかを守るため繰り返し続けるほむらの行動が、更に
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

3.4

なんとなく取っ付きにくく長い期間観なかったのですが、後悔しました。

メインテーマは少女の思春期でしょうが
欲望や自己犠牲の正当性など扱うテーマは重ためですね。

前編のオチである、"魔法少女"の下り
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どれだけ賢くても貧しさから抜け出せず堕ちてしまうバンクがつらいです。
貧困問題に埋もれる才能への風刺でしょうか。

展開自体はハラハラしておもしろかったですし、最後に光に向かっていくリンを誇らしく思い
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劇場(2020年製作の映画)

3.7

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永田だけがクズなように見えてしまいますが、沙希も才能のない自分の代わりに永田に夢を押し付けているところが悲しいです。

それにしても松岡茉優可愛いですね。
壊れていく様子に胸が締め付けられました。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

人の善悪は主観でしかない。


ジョーカーが街の崩壊の引き金になったとマレーは言ったが、
アーサーは街のメタファーに過ぎず、貧困層の限界こそがジョーカーを生み出したのだと思った。

それにしてもアーサ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

作画の迫力がすごい。よもやよもやです。

映画では語られませんが、
アカザにも悲しい過去があり一概に憎めないのがこの作品の凄いところですね。

炭治郎の心の小人が核まで案内しちゃうところが好きです。
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

開始早々からアンちゃんへの手紙の話が出てきて泣きました。
どれだけ泣かせれば気が済むのか。
スクリーン内の至る所で鼻をすする音が聞こえました。

ただ個人的には
失ったもの、どうしようもないこと、に自
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.4

自分が誰に支えられているのか
誰に元気付けられているのか
いなくなってから気付くんだ。

花江夏樹の声とヨルシカが良い。

メメント(2000年製作の映画)

3.9

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記憶はあてにならないとよく言われますが、記憶なしで生きていくのは暗闇を歩くような恐怖感がありますね。

追いかけられているのに間違えて追いかけてしまうシーンや、自分も唾を入れた酒を飲むシーン、武器にワ
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.4

相棒の様な存在が欲しくなりますね。

北川景子が"出会った"命を燃やすものが切なすぎる。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラックホールから生還してしまうのは
プランAはダメという前提と抵触しないのか。

1つ目の星の少しの滞在で数十年経過してしまうところなど少年心をくすぐられるシーンが随所にあり楽しめた。
5つめの次元
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

思い出し記録。
個人的にはテネットはインセプションを超えなかった。

設定、用語、映像、チーム、計画、オチ
全てが最高に好き。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

噂通りの難解さだがかなり面白かった。
二度見必至ですね。

よくある過去への移動ではなく、逆行であることが今作の肝であり既存の時間モノとの違いだと思います。

ラストでも行われる、順行と逆行による挟み
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もっとチープな映画かと思っていたら音楽や世界観(特に黄泉)がすごく良かった。
最後の貧乏神など分かりやすいストーリーで観やすいですね。
安藤サクラがいい味だしてました。
何よりエンディングの宇多田ヒカ
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

伏線回収とオチが分かりやすくて良かったです。

死の瞬間を何度も繰り返すというのが、
死の瞬間、精神の無限が時間の有限を越えるという死生観に合っていて好みでした。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーオブマイライフ然り、
グレタガーウィグとシアーシャローナンの組み合わせすごく良いですね。センスがいいです。

平凡な思春期の葛藤と終了が丁寧に描かれていてるだけなのですが、最後にクリスティン
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.5

展開に無茶があるような気もしますが、死後の世界が美しく描かれていて好きです。

死んでから生きることへの考え方が変わるというのは、最も純粋な死生観という感じがして面白かったです。

個人的には犯人が死
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.7

雰囲気や家の内装が綺麗で良かったです。

亡くなる人間はいますが、大きな緩急もなく、ひとつひとつ乗り越えて成長していく感じが平和で良かったです。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

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劇場で観るジブリ2本目。

36年も前の作品なんですね…
もちろん画質などは時代を感じさせますが、ローファイと捉えると今っぽい気もします。

自然対人間という構図になっていますが(自然破壊や戦争批判は
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

衣装、小物、風景、雰囲気すべてが綺麗でそれだけでもすごく良いです。

群像劇的というかいろいろな人物にスポットしていきつつも話は綺麗にまとまっていたと思いますし、
個人的には時系列がその都度前後するの
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少女邂逅(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気がかなり好きな映画でした。

タイトルにもかけてありますが、
蚕や繭を想起させる描写がたくさんあり(スカートを上で縛られる等)、よく出来ているなと思いました。

全体を通して紬が蚕だと思わせるよ
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事故で不随になった男がAIの力を借りて動けるようになり妻の復讐をするというのが流れだが、
自我とAIの境界が崩れていくというテーマが好きで鑑賞。

最終的にAIに人格を乗っ取られるのですが、グレイにと
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ポゼッション(2012年製作の映画)

3.2

エミリーが睨む構図がかなりイイです。

それ以外はよくある悪魔ものですが、
除霊師のお兄さんの雰囲気が好きです。

お決まりのオチもよかったです。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

キューブリック節溢れるカット挿入と音楽、執拗なまでのシンメトリー描写は潜在的な恐怖心を煽ってきますね、、
結局特に出番はありませんでしたがあの双子は絵面だけで怖いです。

あのホテルに溜まっている良く
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

電気が消えると現れるという設定は
日常生活で感じる不安を体現していて
面白そうだと思い観賞しましたが、
幽霊がかなり物理攻撃を仕掛けてくるところや、主人公の背後への警戒心の成長のなさはもはや笑えます。
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.6

急に観たくなって再鑑賞

夏を感じる。
数学の問題解きたくなる。

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.3

昔みたのを思い出した。
心に剣を持っていたいな