ルイまる子さんの映画レビュー・感想・評価

ルイまる子

ルイまる子

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

すごい!こんなSF映画、リアルな未来の描き方はなかなかないし、家族の愛や崩壊や時空を超えた表現映像美、全て完璧。ノーランの最高傑作か。こんなすごい映画とは知らなかったです。

桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

4.1

素晴らしかった。自分も障がいある息子を育てたし、今もずっと彼を支え続ける気持ちは変わらない。それは永遠に続く。母親役の小雪も最初はネガティブだったが、次第に強くなっていく。辛い事は無限大、だけど幸せも>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

いい映画だった。流石韓国。なんて繊細なんだろう。カメラもいい、2人で立つ姿や目線や、バーで三人が並んで座る姿も。台詞もとてもいい。

しかし今作は白人社会に家族で移民し(成功した)ニューヨーク住みの女
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

この映画ってそんなすごい作品ですか?アメリカ人が過去の最大の悪事を肯定するために、まるで『12人の怒れる男』みたいに、一つ一つを検証し、いかにも民主的な結論に繋げて自分たちはそれほど悪くなかったよね?>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.8

井上淳一監督の若い修行時代の実話に基づいた物語だ。名古屋のミニシアターを立ち上げた若松孝二監督や仲間たちと映画漬けの日々を送る。破天荒でテキトーな様だが、実は見上げたい師の側に居て、井上青年は徒弟修行>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

2.5

満員御礼。ほぼ隙間なくお客さんが入っていました、、、なのに、なのに、、、始まり30分以内にほぼ家の謎の種明かしがされ、その後はなんか面白さからは遠い。折角、これだけ大量の客を動員出来た抜群のアイデアな>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.8

昨日の日本アカデミー賞主演女優賞、杉咲花が獲るべきだった。杉咲花の本作の市子は唯一無二だ!この映画は杉咲が演った事で百倍味わい深くなっている。

市子という女性は、プロポーズされた翌日失踪するが、彼女
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

素晴らしい脚本と役者の演技力だ。大体ストーリーを知ってから見てしまったのが残念だった。題名からサスペンスだと思い退屈した人続出らしいが、本作は
あなたはどう解釈しますか?と視聴者に問いかける。

妻は
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

不審者のドヤ街に住むボーはカウンセラーに母との話を聞いてもらう以外は、精神安定の薬を飲み、夜中も騒音に悩まされている。でも溺愛する/される?母ともうすぐ会えるから電話の話し声だけはイキイキしている。…>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.4

ジョニー・デップは完全にルイ15世に憑依しています。『ベルサイユのばら』世代はデュバリー夫人 vs  マリー・アントワネット、挨拶しない事件、首飾り事件等詳しい筈。私も数十年前、フランス、ベルサイユ宮>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

うわっ!新しい!『ケイコ目を澄ませて』に似てると思ったら同じ監督でした。

リハビリ映画だな。うつ病だった人には刺さる。あんな風に、小さな町の小学生のための学習文具を作る小さな会社で、温かい人達に囲ま
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

漫画の実写化として成功していると思う。
漫画だからなのかもしれないが、山崎賢人のマフラーが後ろ結んでないのに一切乱れず整っている点と、アシリバちゃんが最初に出てきた時のオレンジの口紅がはっきりし過ぎて
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ああ〜もう最高最高!
Perfect daysは神の領域だったが、真逆の悪趣味だが、リアリティありで尚且つ現実にチャレンジする神の領域の大傑作!しかし、女の理想ですね〜

「父権」の描き方も素晴らしい
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ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

4.0

ポールとテイト不法移民の男の子可愛かったなー。ラファエルお母さんも綺麗だったし、ニューヨークの片隅で差別され、虫ケラ扱いされる彼ら達から目が離せない。最初メキシカンだと思って見ていたが、ペルーからの移>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

いや~良かったよ!普通の生活なんか要らない、「笑い」だけに身を捧げ、自分には残された時間がない。周りに合わせてグルメやユニバなんか行ってるヒマはない。激しく燃えて散るだけ。カート・コバーンが好きで27>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.2

イ・ビョンホンssi の迫力は流石だ!また会えて嬉しいセヨ♡

そもそも、アパートの住人の中だけで王国を造るのは無理がある、そのうち食糧がなくなり死んでいくだろうに、死までどう長引かせるか、だけのスト
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マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

4.2

1805年、イギリス海軍の物語。大分前に見たが感動した。18,19世紀当時、子供を子供として扱わず、身体の小さな大人とし、容赦しないひどい扱い、また特に孤児などには人権もなくただの労働力とした時代背景>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

父親からの虐待を経験した者からすると励まされる作品だった。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

藤原竜也ってなんて顔するんだろう。すごいな。すごい役者だと改めて思った。

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.5

ウディ・アレンらしい、古き良きアメリカの楽しいカフェソサエティ。しかも人生の苦さも描いている軽快なコメディで大好きな一作。

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

憧れの作家サリンジャーが物語の中心だが、本人は出てこない。編集者になったばかりの女の子が、現実ではあり得ない夢のようなサリンジャーとの関係を築く話。ニューヨーク都市と文化の香りが作家の卵の女の子の視点>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.5

大大大映画ファンなのに、この日本映画史上トップ層にランキングされる本作をナゼダカ見ていなかったこと悔いる。20代で見ておくべき作品だった。工藤夕貴に代表される女子中学生のアンバランスな魅力はふんだんに>>続きを読む

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.8

2017年の映画だが、良い意味ですごく前の価値観をベースに作った作品に感じる。それだけ時の流れが早く、男女の関係も変化したのかな。今の恋愛映画はLGBTqが逆に主流で、正統派?男女のときめきを目一杯詰>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

あまり言う事もない。きれいな映像でミュージカル風の楽しい作品。良かった所はまさに19世紀産業革命の時代?かどうか分からないが、19世紀ロンドンの様で、台頭してきた商人たちが(映画の中では貧民が貧民を騙>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.5

1930年代ファッションが可愛くて、裁判のやり取りも面白かった。モラハラ、セクハラ男はやっつけよう、やっつけた女勝ちみたいな風潮への批判。アイデアは良いが、スピードが足りないのか?少々眠くなった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

ゲゲゲゲの鬼太郎子どもの頃よく見ていて大好きだから観に行ったが別物だった。なんかよく頭に入って来なかった。主役の水木、「オレなんかを」って自己評価低い言葉が気になった。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

リドリー・スコットだから良いに決まってるが、本作はフランス人でもないイギリス人の監督がナポレオンの真実の?姿を描く。歴史の中で捏造された英雄が実際はたまたまタイミングや運で英雄に成り得た。実際は小心者>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

現存する日本一の役者、役所広司xおじ専ヴィム・ヴェンダース監督xユニクロ柳井康治の東京おしゃれトイレxドライブ・マイ・カーの登場でアカデミー逃した『すばらしき世界』PartⅡ!!!!!!!ストーリーと>>続きを読む

遠いところ(2022年製作の映画)

3.9

沖縄コザにある『シアタードーナツ』という小劇場は社会の隙間から底流に滑り落ちた人々の声を届けようとする、そういうタイプの映画ばかりを取り扱う、気骨溢れた映画館だと感じました。沖縄の中央にある街『コザ』>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

Stick to the plan
Don't improvise
Trust no one
This is what it takes
to succeed
だったと思うが。脳裡に焼き付くくらい、主
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(2023年製作の映画)

3.9

なにかフィロソフィー的なものや教訓などが貫かれてるのかと思ったが単なるギャグ。男同士の無駄な殺し合いとプライドの張り合い。明智光秀だけは理想高く真面目過ぎるが、信長は単なるわがままな変態、秀吉は小心者>>続きを読む

花腐し(2023年製作の映画)

3.5

デジタルに移行する頃の廃れていくピンク映画業界が時代背景。しがない映画監督、綾野剛と、シナリオライター柄本佑、二人の色気男が共演。どんどんダメダメになっていくやるせない日常の様子、売れない女優の彼女、>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.8

ガッキーが『獣になれない私たち』で社会不適合の優等生を演じて以来、また新しいタイプの不適合者のキャラを確立したように思う。丸くて大きい黒目ががらんどうに見えてなかなか良かった。村田沙耶香の『コンビニ人>>続きを読む

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

3.5

3Dメガネで見れるヴィム・ヴェンダースの芸術世界の至福。

東京国際映画祭2023年 19本目

満江紅(マンジャンホン)(2023年製作の映画)

4.7

もう最高の中国歴史エンターテイメント!チャン・イーモウ監督の大スペクタクル!ムロツヨシにそっくりな小心者の兵隊と、その叔父?にあたる(よく人間関係がわかってないが叔父といえども年下かも)もう一人の準司>>続きを読む

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