camusonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.4

英語がわからない日本人の私から見ても、
ドイツ人が英語をしゃべってるのにはかなりの違和感があるのだけど、
これに関して向こうの人たちは平気なのでしょうかね?

それはそうと、しゃべっている言語を除けば
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.5

梶芽衣子が演じる主人公が、
自分を陥れた男たちへの復讐を果たすために刑務所から脱走を図るも失敗。
その後、看守や女囚人からのリンチはさらに激しくなっていく・・・という話。

裸の女囚人たちを鉄骨階段の
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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

加藤剛の出番は後半の演奏会を除くと数える程度で台詞も少なく、
主演は丹波哲郎。これは意外でした。

時間を計ったわけではなくて、正確ではないのですが、感覚的に、
前半の前半:警察老若コンビ、丹波哲郎と
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

ヴァイオレンス映画と呼ばれるものは数多くあれど、
緊張感を演出するため、または、派手なアクションを演出するための
お手軽選択肢としての暴力であることが多いと思われます。

そういう意味で、本作における
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

本作は、新興企業が先進的な取り組みとして導入したシニア向けインターン制度に、
会社をリタイアした男が採用されて・・・というような話です。

当該企業は、若い女性社長が起こした新興WEBアパレル企業と、
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品に対して、「世界は贈与でできている」の著者が、
主人公少年が人に与えてもらってないのにもかかわらず、
人に与えてしまったから死なざるを得なかった、
という謎の解釈をしているのに違和感を持ち、見
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

多くの人が指摘していますが、その御多分に漏れず、
原作の石神に比べて、堤真一は二枚目過ぎてミスキャストじゃないかと思いましたが、

なかなかどうして、風采の上がらない数学教師役をよく演じていて、
最後
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メッセージ(2016年製作の映画)

2.0

原作の短編小説「あなたの人生の物語」は、やや技巧的に過ぎる面がありながらも、
それなりに尖っているし、狙いは明瞭で、無駄な描写はほとんどなく、
個人的には、それほど大きな感動は得られなかったけれど、
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.2

沖縄現地で米軍の上陸を阻止するために作戦を練る上級軍人、
作戦を実行する下っ端軍人、大本営、現地の政治家、疎開する児童、
学徒動員された学生、野戦病院に動員された婦女子、
様々な人を巻き込んだ沖縄決戦
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.5

ハーレクインとかいうイカレタねーちゃんの映画だと思って見始めたわけですが、
敵と戦うための囚人選抜チームの一人という位置づけで、
見た目で一番存在感はあるものの、がっつり主役というわけでもない。
実際
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

2.7

タイの天才女子高生が、カンニングでお金を稼ぐことを覚え、
しまいにゃ、世界をまたにかけたカンニングにまでエスカレートするという話。

個人的には、テンポが少し遅く感じて、いまひとつ乗り切れませんでした
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.7

原作となるビデオゲーム「サイレントヒル」は実は未プレイ。
その後のシリーズについては、
「サイレントヒル2」はほぼリアルタイムで購入して、
マルチエンディングのうちの1つのエンディングは経験済み。
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トップガン(1986年製作の映画)

2.0

大衆向け商業娯楽作品なので、細かい難癖をつけるつもりは毛頭ないのですが、
全体的に作品のクウォリティが低いような感じがして、
80年代当時とは言え、よく成功したものだなと思ってしまいました。
まあ、で
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

公開当時はまったくノーマークでしたが、
コロナ関連で先見の明があったと話題になっているようなので、
視聴してみることにしました。

感染発生の2日目から始まり、
日を経過するごとに、感染が広まる様子、
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

結構な話題作だったので、見てみることに。

バットマンシリーズの予習として「ダークナイト」だけは見ている状況です。

バットマンシリーズに詳しくないのですが、
バットマンの悪役ジョーカーが、悪役ジョー
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.2

ネイティブアメリカンが住む、雪に閉ざされた村で起きた殺人事件の話。
「ウィンド・リバー」とはワイオミング州の地名(山脈名、インディアン居留地名)です。

いわゆるインディアンと聞くと、まずはステレオタ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

2.5

フランスの時代もの。
主人公の女性画家が、雇われて孤島に出向き、
お屋敷に住むお嬢の肖像画を描くという話。

屋敷は海にほど近く、東尋坊のような崖がありつつ、
広い砂浜もあるというちょっと不思議な地形
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

映像の精緻さ、ディーテールへのこだわり、
次が読めない展開など、
アクションエンターテインメントとして、
緻密に計算された穴のない作品。

内容としては、
・ジョーカーの神出鬼没のキチガイっぷり(アク
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.0

クリント・イーストウッドがボクシングジムの老経営者役。
ウエイトレスのバイトで身銭を稼ぐ30代の女ボクサーが、
強引に弟子入りを請い、
イーストウッドもついには折れるという流れ。

おそらく、終盤の展
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.2

原作小説既読。

話の筋としては、おおむね原作を踏襲しているのですが、
最終盤の展開、人間関係が改変されていて、
原作で最も感動が得られるであろう場面のインパクトが、
かなり弱くなってしまったと思いま
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野性の証明(1978年製作の映画)

3.7

森村誠一の原作は未読。

これのテーマ曲を、今、思い出そうとしているのですが、
「♪男はオオカミ~」のアートネイチャーの歌が邪魔してなかなか思い出せません。
四半世紀の間、一度たりとも思い出すことのな
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.2

人魚は一般的に上半身が人間、下半身が魚なわけで、
さすがにそこを逆にするようなことはしないまでも、
長さのバランスがおかしなことになってます。

体長の3/4が魚で、ウナギのような形態になっていて、
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ねらわれた学園(1981年製作の映画)

2.2

過剰演技もここまで来るとミュージカルとして捉えられなくもないですね。
序盤、学園での新入部員勧誘活動のシーンで、
実際にミュージカル調になるところがあって、
これは、この映画の見方のヒントなのかなと思
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

男女一組の出会いから別れまでの500日を描いた作品。
特別な事件が起きるわけではありません。
男性から見てちょっとエキセントリックな女性との関係が、
出会って、気持ちが近づいて、でもすれ違って、溝は埋
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

1.5

原作小説「All You Need Is Kill」は既読。

原作小説が、使い古された退屈な設定を使っても、
アイデア次第で、こんなに新鮮な感触が得られるものなのか…
という種類の作品なので、
原作
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坊っちゃん(1977年製作の映画)

2.0

原作「坊つちやん」既読。

最近原作を読んで面白かったので、映像化作品も見ることに。
中村雅俊版。
過去に何度も映像化されているようですが、映画版としては最新版のようです。
米倉斉加年の赤シャツだけは
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タッカー(1988年製作の映画)

3.5

1940年代後半にアメリカ自動車業界に話題を巻き起こした
タッカーの伝記的作品です。

いい映画だと思うのですが、今一つ燃えないのは、
敵が、すべて小役人、小物臭が強くて、しょぼいところですかね。
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.2

森村誠一の原作は未読。
「野性の証明」の前作。角川映画。くらいの前知識しかないまま見ました。

かなり粗は目立つものの、日本映画らしくないスケールの大きさに驚き。
鑑賞後に佐藤純彌のクレジットを見て納
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穴/HOLES(2003年製作の映画)

2.5

少年向けの原作小説「HOLES」は英語学習を兼ねて既読。

原作を思い出しながら見ましたが、かなり原作に忠実だと思います。
ひいひい爺さんの代から続く呪いで不運な目にあう少年が主人公。
窃盗の濡れ衣を
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チー公大作戦〜メダカを救え!村長選挙〜(2010年製作の映画)

1.0

2001年製作も2005年公開の日本映画。2010年に再公開。
監督のyoutubeチャンネルに無料公開されている2010年版を見ました。

えーと。紛うことなき駄作です。
高松英郎、岡田眞澄の遺作と
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痴人の愛(1949年製作の映画)

2.0

谷崎潤一郎の長編小説は、
これまで、読みたいと思っていたもののなかなか手が付けられず、
お手軽に映画を先に見てしまおうという気持ちになったので見ることに。

小沢昭一が主人公。小沢昭一が主役の映画を初
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コンクラーベ 天使と悪魔(2006年製作の映画)

2.7

コンクラーベとは、根比べのことではなくて、
ローマ教皇の選挙のことです。

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読んだり、
映像化作品を鑑賞したりしたことで興味が湧いたので、
ついでに、見ることにしました
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ツォツィ(2005年製作の映画)

3.2

スラム街のギャングもの。
同ジャンルの金字塔「シティ・オブ・ゴッド」が2002年なので、
南アフリカ版の追随作品と思われますが、かなり純朴な作品です。

少年ギャングのリーダーが主人公。
富裕層の邸宅
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.0

冷戦中のヨーロッパが舞台で、
いかにもヨーロッパらしい色見のない渋味のある街の景色、
IT化前のモダンなオフィスインテリアなどが興味深く、
映像的には飽きることがありませんでした。

ということで良質
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

「屍人荘の殺人」を読んだ影響で見たくなったので見てみました。
この題材で、この時代で、モノクロは珍しいと思いました。

アクションシーンで、パンチが当たってないのに、
当たったことにして吹っ飛んだり、
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

2.0

世界で一番下品な人間と称されるドラァグ・クイーンが主人公。
ある夫妻が、その称号まかりならんと、
挑戦を仕掛けてくるというおバカ映画。

他にテーマがあって、味付けとしての変態趣味なら結構笑えるのだと
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