camusonさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー(2009年製作の映画)

4.0

ホエール・ウォッチングのツアーに参加した人たちが、
捕鯨で生計を立てていた一家の恨みを買い、
船上で惨殺されるスラッシャー作品。

序盤は、ツアー客のエセ日本人のオッサンに大笑い。
あと、ツアー客のお
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

2.7

サウジアラビアの活発でお転婆な娘が主人公。
親父は汚れたつなぎを着てたりするので整備工か工場労働者でしょうか?
家は結構立派で、テレビゲームと大型テレビまであって、
親父が遊ばない間にピコピコ遊んだり
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

顔がツルンとしていたので、
主人公がデ・ニーロであることに気付いたのは、
開始から30分くらいたってからでした。

タクシードライバーの目から見る
大都市ニューヨークの営み。

大統領選挙活動をしてい
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

2005年のアメリカ/カナダ映画。レンタルDVDで見ました。
前作が面白くて衝撃的だったので。

前作で最期に活躍したゲーム作者が、
本作では逮捕されるところからゲームが始まります。
相変わらず、ビデ
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.5

(あらすじ)
東独に住む主人公の母親は、夫に西独に逃げられ、
その後、その寂しさを紛らわすかのように、
社会主義教育に傾倒していく。

反体制デモに息子(主人公)が参加しているのを目撃し、
ショック
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

4.2

原作を読んでから見ようと思って、
原作を5年以上前に購入していたのですが、
ちょっと読んでる暇が無いので、映画から見ることにしました。

世間から断絶した修道院の禁欲世界。
抑え込むからこそ、その裏側
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.5

3つの物語が交差してそれぞれの結末を迎えるという構成。

深みがありそうなのですが、
さて、面白いかというと、さして面白くもないです。


浮浪者風の汚いおっさんが、
枯れて、浮き世から解脱したような
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グロテスク(2008年製作の映画)

3.7

初めてのどきどきデートの男女が、
ある男に襲撃を受け監禁され、
拷問・人体破壊に苛まれるという話。

まだ恋が始まる前段階の男女のくすぐったい関係と、
容赦ない人体破壊行動との落差、
あまり狂人然とし
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.3

インドネシアで1960年代に起きた100万人規模の大虐殺(赤狩り)の
加害者に密着したドキュメンタリー映画。

当時はプレマン(free manの訛りらしい)と呼ばれる近所のチンピラが、
大虐殺の実行
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

2.5

facebookの創設秘話。主人公は創設者マーク・ザッカーバーグ。

私が、個人的にfacebookに興味がなく、
当然ザッカーバーグにも興味がないことから、
見るのが遅くなってしまいました。

fa
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.3

ファミリーコメディー。
極端ながら、いてもおかしくないと思わせる主要人物の
丁寧なキャラづくりの勝利ですね。
そこがしっかりしてるので、
ストーリーがごく自然に流れていきます。


特に自己啓発セミナ
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ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

4.3

山椒魚は悲しんだ。T_T

酔っ払って音楽に合わせて指揮者のまねごとしちゃうこと。
アルアル(笑)わかるよ、うんうん。
本職かっ!

しかし・・・
こんなにも残念じゃない貧乳があるものかと。
これが微
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.2

「天井桟敷」と聞くと、まず寺山修司のアングラ劇団のイメージがあって、
詳しくは知らないのですが、禍々しいイメージがあって、
乱歩の屋根裏の散歩者の近縁的な位置づけ?と連想していたのですが、
調べてみた
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雷撃隊出動(1944年製作の映画)

3.2

雷撃とは日本海軍の航空機による対戦艦魚雷攻撃のこと。

戦意高揚映画ですが、
南国で軍服も半ズボンで、
やあ久しぶりと同志が酒飲んだり、
碁を打ったり、トランプで遊んだり、
慰安映画を見たりと、
楽し
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NO(2012年製作の映画)

4.2

実話に基づいた話。
ピノチェト軍事独裁政権下の1988年。
国際的圧力から政権信任の国民投票を行うことに。

SI(信任)とNO(不信任)の両陣営に許された選挙活動は、
テレビの深夜枠15分×27日間
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WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴッド(1995年製作の映画)

4.7

今井雅之が特攻隊ものを舞台劇でやっていて、
海外でも評判が良かったというような話は聞いていました。

舞台を見に行くのはハードルが高いので、映画版を見ておこうかなと。

やはり舞台で場数を重ねているだ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.0

外国人のフィルターを通した東京の景色は、
日本人として、興味深く見ることができましたが、
それ以外は結構退屈な話でした。

日本人だと楽しめる要素があると思いますが、
海外で何が評価されたのかはよくわ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

1.5

裕福な家庭の邸宅に雇われた少女の視線で、
家庭内の出来事を描いていくという主旨だとは思うのですが、
実のところ何を伝えたかったのかがまったく不明です。

ほとんど言葉が発せられることがなく、
映像だけ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

2.5

Blu-ray BOXを購入していたので見ることにしました。

時代を行ったり来たりして忙しい割に、単調なんですよね。
PART1から4年空いた分の復習で、
PART1の現代(今は過去)と絡ませてるの
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切腹(1962年製作の映画)

4.6

タイトルが単刀直入ですね。
シナリオはそれほど単純ではなく、
後段になって、前段の顛末のいきさつが分かる
まったく飽きさせない展開です。

これまで仲代達矢という役者の良さがなかなか分からなかったので
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.3

卵とゴルフボールは冴えたアイディアですね。

卵の男の鈍臭さと図々しさと来たら・・・
デンジャラスのノッチみたいな人を、長袖半ズボンにしたのも、いいセンスです。

終盤はあっさりしていて、あまりネチっ
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アフガン零年(2003年製作の映画)

4.2

冒頭。ブルカを着た人たちの群れが逃げ惑う姿と、
お香屋の少年がお香をぶん回しつつ人懐こくつきまとってくる映像で引き込まれました。
ブルカ団が群れになって動くとマジ恐い。蟲的な怖さがあります。

タリバ
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蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

2.7

タイトルからミステリアスで妖艶で、
ブラジル映画であることから野性味溢れる濃い~い作品を期待したのですが、
まったく想像していたものと違いました。

牢獄の中の2人の男の会話にほぼ終始しています。
2
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

第二次大戦時に敵国ドイツの暗号情報解読を成し遂げた英国人の
実話に基づく物語。
主人公は学者で、天才肌な変人で、研究第一で友達できないタイプ。
元々チームワークという概念を持たず、孤立気味だったのです
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マッハ!(2003年製作の映画)

4.3

原題はองค์บาก。オンバクという発音で、たぶん仏像の意味。

センスのない邦題が多くて、色々とまいっているところですが、
これは当たりの部類じゃないでしょうか。
邦題に何の脈絡もないところが逆にす
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ベネズエラ・サバイバル(2005年製作の映画)

3.7

原題はSecuestro Express(特急誘拐)。
速攻でなるべく足の付かないうちに身代金をゲットする誘拐手法のことで、
ベネズエラで流行している社会問題を扱った作品となっています。


首都カラ
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.2

1979年のイラン革命時の在イランアメリカ大使館人質事件を題材にした作品です。

以下少し長くなりますが、人質事件の説明です。
革命前のイラン国王は、親欧米路線の近代化政策と
イスラム教の弾圧を進めて
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.8

人間、衣食足りると刺激を求めるのでしょうか。

沢田研二が演じる高校の物理学教師は、
傍目には何の鬱屈も不満もなく、
好き勝手に生きてるいように見えますが・・・
たいした理由もなく、狂気の行動をとると
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エーゲ海の誘惑(2008年製作の映画)

1.5

ウクライナ映画は初めてということで、期待してみたのですが、
舞台はギリシャだし、言語は英語だし、ウクライナのウの字も見られない作品です。

新婚さんが、エーゲ海の島に大邸宅を買って、
画家の夫は絵を描
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.0

文化大革命期の中国。
主人公の若い女性(高校生くらい?)が、
農家にホームステイ(※1)するところから始まります。
ホームステイ先に居候してた、爽やかイケメンと恋に落ちる
というような話です。

そも
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太平洋の地獄(1968年製作の映画)

4.4

太平洋の無人島に漂着した日本兵とアメリカ兵の物語。
他の人間は一切登場せず。
アメリカ映画らしくないです。

最初は敵対していたけど、孤島に二人きりということもあってか、
相手を殺すまでには至らず。
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雪国(1965年製作の映画)

3.7

映画は1957年の東宝、1965年の松竹がありますが後者。
前者は未鑑賞。

11月以来、湯沢(石打)の友人別荘には行っていないですが、
また行く機会もあるでしょう。
ということで湯沢を舞台にした本作
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スペイン一家監禁事件(2010年製作の映画)

3.5

スーパーのビニール袋をかぶせられ、後ろ手に縛られ、
おそらく激しく殴打されビニール内部で顔がグチャグチョになっているであろう男が、
意識を取り戻し、ヨタ歩きする冒頭の長回しで一気に引き込まれました。
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ビューティフル・デイズ(2004年製作の映画)

3.5

原題がAda Apa dengan Cinta?。英題がWhat's Up with Love? 。
無難ではありますが、印象に残らない邦題ですね。

それはさておき、インドネシアの女子高生が主人公。
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.2

母親を亡くした9歳の少女と
聖書訪問販売の詐欺師とのロードムービー。

娘の母親と突き合いがあり葬式に参列した詐欺師は、
方角が同じということから、嫌々ながら、娘を遠くに住む親類の家まで送ることに。
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

4.4

20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、
走りまくる女性ローラの話。

無限にある可能性の中の3つのカケラの話。

各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、
このアニメが雑で下手なのが
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