ぱりぱりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ぱりぱり

ぱりぱり

映画(338)
ドラマ(20)
アニメ(0)

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

タバコって一人で考え事している人が吸うのが一番似合うと思う
だから、二人で会話しながらタバコを吸う画にはそこまで惹かれないかも

噛み合わない会話がくどくて登場人物にそこまで愛着は湧かなかったけど、見
>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

私の好きなAndrew Scottが好きな映画に挙げていたので鑑賞
どこに惹かれたかとか具体的な感想は知らないけれど、この映画が好きな人って人の評価に晒されて他人との距離も自分との距離も分からなくなっ
>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.5

媚びずに、だからといって(90年代の眉毛たちとは違って笑)傲慢に見えないところがすごい

人一倍、他人の感情に敏感で、それは子供時代の孤独とかにあったのかもしれないけれど、楽しい感情からネガティブな感
>>続きを読む

転々(2007年製作の映画)

4.0

いろいろ背負ってるはずだけど一人で軽快に生きている人っていいなー!憧れる

誰かと一緒に長い距離を散歩したら、その為人が掴めるんじゃないかと思った。
ダラダラ散歩したいな〜

擬似家族シーンがすごく印
>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

ずっと一人ぼっちで時にはボロボロになっても、歩みを止めずにトボトボ歩き続けるアデルの背中を応援したい

いつも場違いだけど、それを取り繕ったり周りに上手く合わせたりせず、それでも自分なりに一生懸命生き
>>続きを読む

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

3.0

誰ももう信じない、全ては取り引きで決まる。そう思っているけど、誰かを信じたいっていう痛切な叫びなのかな?

あんまりよく分からなかったな〜
でも音楽が良かった

おくりびと(2008年製作の映画)

3.0

生死になにか言葉で表せる以上の神秘性があるのだろうとは思いつつも、実際にそのような経験がない私からするとこの映像と感動的な音楽をもってしても、掴めそうで掴めなかった。もっといろんなことを経験してから見>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.5

見るタイミングによって大きく評価が変わりそうな作品。私はすごくぴったりなタイミングで見たんだと思う。

敷かれたレールに沿って私は生きてきたけれど、それなりに大変なこともある
だけど、私はレールから外
>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

不器用な人が出てくる映画好き!!

お互いに言葉で自分の気持ちを伝えようってよく言うけれど、この映画みたいに言葉以上に確かなものを信じたいな〜と思う

喋れば喋るほど、表情を作れば作るほど、なにか大切
>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

-

すごい...
最終的にホラー映画として完結するけど、オカルト的なクライマックスよりもそれに至るまでの、日常生活で誰もが経験するような不快感を狙ったちょっとした演出が絶妙
好きではないけど、すごい映画.
>>続きを読む

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

3.5

意外と今と変わらないのかもしれない...そしてこの家族たちは太平洋戦争に巻き込まれていったんだと思うと切ない
だけど、大人が大人の世界を持っているように、子供たちが子供たちなりの世界を持っていたところ
>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

4.0

正義、友情、恋愛がもつれあう。正義に全てを解決できるほどの力はない。
「正しい」ことをしてるんだから罪悪感なんて感じなくていい、というのは正論かもしれないけど、葛藤のない人間ってつまんないと思う。
>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

映画ってやっぱり画面だったり(CGとか俳優のルックスとか)ストーリーにインパクトがないと観客が惹きつけられにくいけど、その点ロメールは映画としては地味なのに面白いのが不思議

結局みんな自分が考えてい
>>続きを読む

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

3.5

この鷹揚さと陽気さは昭和っぽい

平均(タイラヒトシ)はあの陽気さと適当さがいいんだけど、想像以上に無責任笑
でも、平よりも、騙されたり振り回される周りの人たちの単純さと人の良さの方がこの作品を支えて
>>続きを読む

継承盃(1992年製作の映画)

3.0

評価そんなに高くないけど、笑えるんだけどな〜

証券マンからヤクザの道に入っちゃった真田広之が人が良すぎていつも困ってるのも面白いんだけど、
アル中ダメダメ組長、緒形拳が可愛く見えてしまう笑
笑いのネ
>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

サイコパス映画だと思っていたけど、実際見てみて、いやいやこれは誰にでも起こりうるという意味で怖い話なんじゃないかと思いました

多分スクリプトだけ見たら、妻子もちの男性が後ろめたさなく不倫をするという
>>続きを読む

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

3.5

舞台芸術のようなセットにハッとさせられる。デジタルに移行してた当時にアナログでこんなに攻めるって、みんな騒然としただろうな

そして豪華なキャストの中でもジュリーがずば抜けていい... 退廃的なジュリ
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

マイクミルズはどんな人に対しても眼差しが暖かい
意外とそういう映画ってないから、それだけでもう好きな作品になっちゃう

ただ、後半から展開がフェミニズムにガラッと変わって、そっちに行かなくてもいいのに
>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.0

以前BSで放送していた時に鑑賞

北朝鮮のことを全然知らなくて、正直にいうと想像したり考えたりしたことがなかった。きちんと考えたことがある人なら、まあそうだろうな〜という内容かもしれないけど、私には全
>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

4.0

明るく進むんだけど、見終わった後ちょっぴり切ない...この組み合わせに私は弱い...良い映画

当たり前だけど、人間はみんな食べる
メインストーリーは簡潔、他方サブストーリーが充実してて、人間は誰でも
>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

意外やみなさんが絶賛するほどは響かなかった...ちょっと悲しい

見ようによっては、
トルコのおじいさんなんてお節介だし、バディも自殺に他人を巻き込むなんて(自殺幇助罪はイランにもあるのかな?)迷惑な
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

-

ありそうでありえない、ありえないようでありそうなストーリー
それにしてもどこからどこまでが実話なんだろう...とにかく園子温すごい、好きかといわれると好きじゃないけどすごいのは確か、そして俳優陣の演技
>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

ストーリーは普通に面白いけど、都合の良い展開や演出が多いような気も...
でも、宿屋のはると適度にゆるい金田一耕助のペアが絶妙
特にラストがいいんです!抜けてるけどできちゃう天才タイプっていう嫌味な感
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.0

フィンランドっていいとこなんだろうな〜
白夜って身体のリズムが狂うから、喜ばれるものではないみたいだけど、フィンランドのキラキラした明るい海に反射した太陽が綺麗だった

おにぎりも印象に残るけど、一番
>>続きを読む

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.0

ひゃーーーー!oasisを知っている人も知らない人も是非!特にいろいろなことに疲れちゃった人に是非見に行ってほしいです!!ライブを爆音で聴けるなんて幸せでした

ライブ音楽をファンコメントのバックミュ
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

-

見ているこちらまで催眠かけられそうな映画、何も納得できないし、怖いし、もう見ません!!!!

ウェイトレスのお姉さん、お客さんのお皿下げる時に、
食べ残しのあるお皿の上にまた食べ残しのあるお皿載っけて
>>続きを読む

泥の河(1981年製作の映画)

4.5

宮本輝作品を映像にするなら絶対螢川でしょうと思っていたけど、見終わったら映画泥の河いいんだなあ
泥の河を映像化しようと思うなんて(しかも初監督作品に選ぶなんて)渋いな〜こんなに小説の雰囲気を残して映画
>>続きを読む

けんかえれじい(1966年製作の映画)

3.0

戦争に日本が向かう直前が舞台だけど、岡本喜八監督に近いものを感じる

高橋英樹演じるキロクの変態っぷりはなかなかなんだけど、純情に感じられないこともない...

ローラー下駄が忘れられない笑

喧嘩シ
>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

4.5

定期的に小津さんの作品に返りたくなって、その度に思ってた以上の充足感がある

お節介大好きおじさまトリオは勝手すぎるんだけど、小津さん野田さん脚本陣と俳優さんたちの演技か人格(演技と人格の両方かな)の
>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

3.0

今村昌平の師匠、川島雄三監督!

喜劇99%と悲しみが一瞬

喧嘩したり、泣き叫んだり、殺人未遂をしたりするけど、別にどうってことはなく毎日が続いていくあっけらかんとした人たちの良さが滲み出てる
悲し
>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

確かに三島由紀夫は相手に敬意を払っているともいえるけど、三島由紀夫が相手への敬意を心掛けているといった意識的なことではなくて、
単純に議論を心から楽しんでいるように見えた
でも途中から何話しているのか
>>続きを読む

スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

4.0

結局愛なんて分からない
でもそもそも分かるはずなくて、こうやって足掻き続けるしかないのかも

ベッドシーンもなんだか悲しくて、お互い掴めるはずのないものを掴もうと必死な感じがした
でもこの映画こそ純な
>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.5

やっぱり4時間は長かった...
メインの話とは関係ないけど理不尽な学校とか偉そうにしてる人たちが嫌だなと思いながら耐えてたら、後半1時間か30分くらいになるとようやく主人公や周りの人たちのヒリヒリする
>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

5.0

なにこれ知らなかった名作!!!!

留守の間に突然家にやって来て毛沢東の絵を描かれたり、結婚祝いに毛沢東の肖像画貰っても、普通は嬉しくないのに、この映画の登場人物を通して見ると、微笑ましいのはなぜだ!
>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.5

日本のリメイク版のダブルフェイスを先に見てしまったから、どうしてもダブルフェイスと比較してしまう...

アンディラウが良くも悪くもかっこよすぎるんだよなあ
日本版では香川照之の怪演に魅せられた。潜入
>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

日本の比じゃないほどジメジメした香港で、それぞれが自分の与えられた生をがむしゃらに生きていて、なんだかんだみんなのことを応援しちゃう
ちょっとした偶然が奇跡なのか、それとも過去にまで尾を引いてしまう悪
>>続きを読む