よしまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

よしまる

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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.2

 90年代のキラキラしていた頃のブラピ連発にて。

 かの事故シーンだけは観ていて、全編ちゃんと観たのは初めて。当時は、こんなことができたらスタントマン絶滅問題とか、そもそも俳優要らない問題とか議論さ
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デビル(1997年製作の映画)

3.4

 ハリソンフォード55歳とブラッドピット33歳、親子くらい離れた2人によるクライムサスペンス。

 アランJパクラはマイフェイバリット5本指に入る監督さんだけれど、あまりの評判の悪さにずっとためらって
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ティファニーと朝食を(2015年製作の映画)

-

 コロンビアと言えばコカインの産地、世界最大の売春宿、みたいなイメージがあると同時に、美女の多い国とも言われるらしい。特にムラートと呼ばれる白人と黒人の混血は容姿端麗な方が多いことで有名。

 さて、
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2

 昨年リバイバル上映が話題になった90年代カルトムービーの傑作。

 生前のバスキアと「GRAY」というノイズバンドを組んでおり、所有するアナログレコードは30,000枚と言われるヴィセントギャロ。そ
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.2

 ファッションデザイナー、トムフォードの初監督作品をダニボンの007完結を記念して再鑑賞w

 「慰めの報酬」以来4作続いてダニエルクレイグのスーツとサングラスを手がけたトムフォード。あのピッチリした
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回転ドア(2014年製作の映画)

-

 回転ドアの中に閉じ込められた2人の男女。反目しあって、というか一方的に女性がヒステリックになり、男性がたしなめるという構図。

 しかもこの2人、実は出会うべき縁があり…てなお話。

 うーむ。頭も
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裏窓(1954年製作の映画)

3.9

 月に1本ヒッチコックをレビュー…しばらくお休みしてましたが2ヶ月ぶりに再会です。

 今回はヒッチコックの中でも最もヒッチコックらしい傑作と呼ばれる「裏窓」。

 とにかく評論家、映画通からの評価が
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.5

 時代が変われば価値観も変わる。現代という鏡に映してみても1ミリも共感しようのないクズ中のクズ男。当時、こんなお話のどこが人々の心を捉えたのだろう。

 ざっくりあらすじを書くと、立身出世を夢見る若者
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天井に浮かぶ彼女(2015年製作の映画)

-

 彼女、じゃなくてbest friend。

 これからsteadyな関係になりたいと思っている男性から、大好きな、でもまだそれを口にしたことのない女性へ贈るプレゼントはネバネバでとんでもないシロモノ
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パリは霧にぬれて(1971年製作の映画)

4.0

 前回レビューした「パリの灯は遠く」に続いて、こちらも「パリは霧にぬれて」と邦題にのみ「パリ」が付く。なんだかミシェルルグランが聴こえてきそうなラブロマンス風なタイトルだけれど、巨匠ルネクレマンによる>>続きを読む

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.1

 先日「恋」という映画を観てかなり惹き込まれたので、同じジョセフ・ロージー監督作品を初見。

 とにかくアランドロンがただのイケメンスターではなく、超一流のアクターであることを思い知らされる。

 ナ
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階段(2019年製作の映画)

-

 まだ若い女性監督。奨学金を得て日本の大学で映画製作を学び、本国がいかにバリアフリーで遅れているかを痛感したこともきっかけとなりモンゴルに帰って撮ったという。

 わずか12分にドラマがあり、問題提議
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キッズ・レボリューション(2014年製作の映画)

2.9

 原題は「黄金のズボンと少年」。スウェーデンで1967年に発表され、70年代にはテレビシリーズとして放映された人気小説の長編映画化だそう。内容はまったく知らないので比較のしようがないのだけれど、その時>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.2

 以前にアニメのムーミン映画のレビューでも触れたことがあるのだけれど。

 高校生の時に友人のススメで原作のムーミン7巻を一気に読破して虜になったことがある。必ずどれか一冊を持ち歩き、暇があれば適当に
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メイ(2006年製作の映画)

-

 台湾行きたーい。美味しいもん食べたーい。THE 現実逃避。

 たった3人のキャスト、舞台は観光客の多い繁華街の屋台と、雀荘w、あとは車内。わずか10分ほどの物語なのに世界観の構築が素晴らしくずっと
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.4

 ここのところ多忙を極めてレビューが追いつかない。たぶん今年はこんなペースになりそうだけれど、観るペースだけは落としたくないなぁと思う秋の夜長、DUNEもまだ観れてないというのに観たいものが続々と公開>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

 リドリースコット、実はSFよりもサンダル、甲冑、歴史ドラマのほうがハズレがない。どころか傑作揃い。80歳をとうに超えてまだこんな作品を世に送り出すとは恐るべしだ。

 ろくに予告も見ず、あらすじも知
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劇場短編マクロスF 時の迷宮(2021年製作の映画)

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 「マクロスF」劇場版の後日談。13分の短編ながら完全新作の高クオリティ。

 成長したランカ、眠り続けるシェリル、物語としては何の進展もないけれど、彼女たちがどこかの時空で生きていて歌を届けているこ
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劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(2021年製作の映画)

4.5

 ガンダムもエヴァも良いけれど、ボクの世代、やはりマクロスは別格に好きすぎる。これまでも「愛おぼ」以来、「FB7」を除いてすべて劇場封切りで観てきたので、本作も「まぁタイトルからしてLIVE中心のファ>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.0

 今石・中島コンビの「グレンラガン」「キルラキル」は全話リアルタイム時に視聴して大好物ゆえに、ゆえに、なぜか劇場で観るのをためらってしまった。俳優の起用、妙なオシャレ感、、なんとなく「レッドライン」を>>続きを読む

『ヒップ』なブランチ(2013年製作の映画)

-

 ロンドンだとなかなか美味しいものに辿り着くのは大変だろうなぁ…とよく知りもしないのに余計なお世話w

 ランチを求めてグダグダ揉めながら街をウロウロ練り歩くカップル、内容はそれだけなんだけれど。
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バレット(2012年製作の映画)

3.8

 生涯で好きな監督を挙げろと言われたらいつも10本指に入るのがウォルターヒル。
 ただし5本指には入ったことがないのもウォルターヒル。
 好きな脚本家の10本指に入るのもウォルターヒル。ただし…以下同
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

 アバンはボンドではなく別の人の過去から始まる。前2作にも負けないディテールの作り込み、映像の美しさにホッとする。

 まだ観ていない方にもぜひ観ていただきたいから、途中まではネタバレ無しで書いてみる
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ドッペルゲンガー(2016年製作の映画)

-

 スマホアプリ自慢大会、優勝は意外な人が持っていくというお話。

 アプリではなくアップって言ってた。だからappストアなのか。
 なんて今さら言ってる自分は、アプリに楽しくなさそうと診断され、知らぬ
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.4

 日本では馴染みのないデンマークの女流作家、カレンブリクセン原作の映画化。デンマークでは一時期お札の肖像画にまでなったほどの有名人で、映画「愛と哀しみの果て」の原作者でもある。

 と、ここまで前回レ
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.8

 日本では馴染みのないデンマークの女流作家、カレンブリクセン原作の「アフリカの日々」(最初の訳著は「アフリカ農場」)の映画化。デンマークでは一時期お札の肖像画にまでなったほどの有名人で、映画「バベット>>続きを読む

ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

-

 コピー機から出てきた不思議な紙。

 ブラックホールというよりドラえもんの通りぬけフープだった。たった3分で起承転結をしっかり描いてて面白い。
 SEともBGMとも区別し難い音響も効果的で良き。
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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 CSのmovie plusで録画していたけれどネタバレが怖くて「ノータイムトゥダイ」を観るまで封印❗️と決めていたのに、3日と保たず解いてしまった自分の意思の弱さw

 ダニボンの誕生から卒業までを
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.6

 前作よりサムメンデス続投で送るダニボンの集大成。さまざまな権利関係のイザコザからやむを得ず闇の組織となっていた(違w)スペクターの復活。クアンタムは何だったの??とは言わせない力づくの設定で、何もか>>続きを読む

ホテルアンバサダーへようこそ(2017年製作の映画)

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 確実に30分以上は観てると思ったのに実際は18分しかない濃密なスラップスティックコメディ。

 超一流ホテルで起きた2つの死体隠蔽工作がもたらす騒動なんだけれど、ダラダラと長い訳ではなくて、常に何か
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スターダスト(2020年製作の映画)

3.4

 「ジギースターダスト」として名実共にトップスターとなったデヴィッドボウイ。

 その前日譚とも言うべきアメリカでのプロモーションツアーを中心に、ボウイがいかにしてジギーという、宇宙からやってきたロッ
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デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

3.5

 間もなく「スターダスト」が公開されるデヴィッドボウイ。彼が亡くなってからもう5年以上も経つなんて信じられない。

 BBC制作のドキュメンタリーがアマプラにあったので鑑賞。なんとも妙な邦題だなあと思
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待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)

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 最近ちらちらとショートフィルムを観るようになったのだけれど、記録するのを忘れがちなのでしばらくタテ1列を埋めていくことにします。

 さて、アマプラで見られる短編の中でも特に星の数が多いので観てみた
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.6

 ひとりダニボン祭、3作目は50年の歴史の中で最高傑作と名高いスカイフォール。50周年だけにレビューも長いです。先にお詫びしとこw

 30代前半でアカデミー監督賞を手中にしているサムメンデスも50手
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開に合わせて、2020年2月に「ひとりダニボン祭」を開催したものの、コロナですぐに公開が延期。1年半以上の空白を経てようやく公開されることを記念して、再開して>>続きを読む

試合(2020年製作の映画)

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 サッカーの審判さんに焦点を当てたドキュメントタッチのショートフィルム。

 わずかな尺ながら、スタジアムの興奮の中で、審判がどんなことを考え、どう動き、何を決断しているかかが克明に描かれていくのを観
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