よしまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

よしまる

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スターダスト(2020年製作の映画)

3.4

 「ジギースターダスト」として名実共にトップスターとなったデヴィッドボウイ。

 その前日譚とも言うべきアメリカでのプロモーションツアーを中心に、ボウイがいかにしてジギーという、宇宙からやってきたロッ
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デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

3.5

 間もなく「スターダスト」が公開されるデヴィッドボウイ。彼が亡くなってからもう5年以上も経つなんて信じられない。

 BBC制作のドキュメンタリーがアマプラにあったので鑑賞。なんとも妙な邦題だなあと思
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待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)

-

 最近ちらちらとショートフィルムを観るようになったのだけれど、記録するのを忘れがちなのでしばらくタテ1列を埋めていくことにします。

 さて、アマプラで見られる短編の中でも特に星の数が多いので観てみた
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.6

 ひとりダニボン祭、3作目は50年の歴史の中で最高傑作と名高いスカイフォール。50周年だけにレビューも長いです。先にお詫びしとこw

 30代前半でアカデミー監督賞を手中にしているサムメンデスも50手
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開に合わせて、2020年2月に「ひとりダニボン祭」を開催したものの、コロナですぐに公開が延期。1年半以上の空白を経てようやく公開されることを記念して、再開して>>続きを読む

試合(2020年製作の映画)

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 サッカーの審判さんに焦点を当てたドキュメントタッチのショートフィルム。

 わずかな尺ながら、スタジアムの興奮の中で、審判がどんなことを考え、どう動き、何を決断しているかかが克明に描かれていくのを観
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.4

 「シャン・チー」を観たのでクレットン監督繋がり、もとい、実はブリーラーソン繋がりで初鑑賞。

 プリーの演技は抜群に素晴らしく、ウディハレルソン、ナオミワッツといった手練れの中にあっても存在感は揺る
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(1971年製作の映画)

4.0

 恋。

 なんてありふれたタイトルなんだろう!と思ってフィルマで検索してみれば「恋」と言う字を含んだ映画は数えきれず出てくるけれど、一文字で「恋」は他に邦画で2本しか見つけられなかった。先に取ったも
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良いビジネス(2017年製作の映画)

-

 武器商人と言えばサイボーグ009の黒い幽霊が真っ先に浮かぶほど古い人間でスミマセン。いや、そうは言ってもロードオブウォーとかヨルムンガンドとか、最近のも知ってますよ〜。
 逆に言えるのは昔も今も絶え
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.9

 アルゼンチンの映画、たぶん初めて。前情報だけで、なぜ遠く離れた地でホロコーストが関係するのかと疑問に思いながら見始めた。

 子供に邪険にされ家も売っぱらわれ(しかしこれひどすぎる)、孫にも翻弄され
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.8

 汐留で開催中の「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。仕事ついでに行く予定だったのに、緊急事態宣言の延長でキャンセルになりチャンスを失ってしまった。悲しい。

 んで。サーリネン親子の建築物を舞
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途切れない電話/Call Waiting(2020年製作の映画)

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 コロナなんて無ければ…。

 外に出られない子供、外で仕事のできない母親、けたたましく鳴り続ける電話。

 ただでさえ精神を削られる救急オペレーターの仕事。子育てをしながら、テレワークで働く母の姿を
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.7

 「エンドゲーム」後のMCU、マーベル・シネマティック・ユニバース。
 フェーズ3の終わりが「スパイダーマンファーフロムホーム」、続くフェーズ4の1作目が「ブラックウィドウ」。一昨年の「エンドゲーム」
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地の群れ(1970年製作の映画)

4.0

 熊井啓監督がノンフィクションタッチで描く、重くて濃ゆくて息の詰まる映画。

 だからというわけでもないけれど他愛のない戯言を大量の文字数で書き記すので面倒な方はスルーしてくださいどうせ大したこと書い
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

 あいも変わらずあらすじや設定を避けて挑むボクだけれど、この物語がダウン症の青年を描いているとはまったく知らず、見始めていくと、ん、もしかしてこれは何かの感動ポルノか?という一瞬の不安はまったく当たら>>続きを読む

石のスープ(2015年製作の映画)

-

 あれれれ?

 なんだこのホンワカあったかいスープは⁉️

 石のスープと言えば、お腹を空かした旅人が村人を騙くらかして美味しいスープにありつくという寓話だったと思ったけれど、この水彩画のタッチで描
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

 バ、バカすぎる‼️

 けれどそれ以上の褒め言葉が見つからない。

 そして言葉にして感想を述べることすら馬鹿馬鹿しくなる。あらゆるジャンルの映画を頑張ってレビューしてきたけれど、今回ばかりはお手上
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或る殺人(1959年製作の映画)

4.2

 ソールバスのアニメーション、バックに流れるのはデュークエリントンのジャズって最強のオープニングクレジット。

 最近「第十七捕虜収容所」で役者としてのオットープレミンジャーを見かけたので久々に監督作
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突然の訪問者(1972年製作の映画)

3.6

 町山UFOにて録画鑑賞。この番組を観るときは、まず本編を観てから冒頭の前説を聞き、そしてもう一度いくつかの場面をプレイバックしてから、終わりの解説を聞く、というのがマイルール。

 なので、エンドク
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疑惑(1982年製作の映画)

4.5

 larabeeさんに「砂の器」てオモロいの?って聞かれて、そりゃあもう!と言ったものの、同じ清張で彼が既にmarkしている「疑惑」のほうを観てみたら、こっちのほうが断然面白くて腰抜かしたw
 ま、好
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ヨコハマBJブルース(1981年製作の映画)

3.8

 カッコイイ絵ヅラありきで、物語はおざなりでわかりやすさなんて微塵も考えてなく場面はブツ切れ、展開も結末も思わず何でやねん!と突っ込まずにはおれないお粗末さ。いや、媚びない潔さ。

 なのに、オモロい
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同僚と(2014年製作の映画)

-

 少し前に、名作「最強のふたり」が自分には合わなくてションボリしたというレビューを書いた。これも同じように障がいを持つ者とのコミュニケーションのあり方を問うという意味では近いのかなと思う、ただしショー>>続きを読む

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.9

 月イチのヒッチコックレビュー、今月もまた月末ギリギリになってしまったw
 1ヶ月が早すぎない?自分だけ?

 さて、後期のヒッチコックはおしなべて評価が芳しくなく、本作もフィルマの点数は低め。ところ
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.8

 オードリーヘプバーン28歳、フレッドアステア58歳。たとえ親子ほどであっても恋愛に歳の差なんて関係ない!
 …とは、なれないんだよなぁ、、自分にも29歳離れた娘がいるもんで、たとえ自分が58歳になっ
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シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.7

 ダニーボイルの初監督作品を初鑑賞。猟奇モノっぽくて敬遠していたけれど、観てみればまったくグロ要素は無く、怖がりさんも安心の青春ホラー&サスペンス映画だった。

 トレインスポッティングを観た時は結構
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

 やっと観た!どころか白石和彌監督作品も初。なるほどこれは見応えあった。

 往年の東映ヤクザ映画へのリスペクトを持ちつつ現代風にアレンジ、と言えばそれでだいたい説明がついてしまい、実は観るまではもっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

 世界の5つの都市で同時刻に起きたストーリーを、時計を巻き戻してまでザッピングのように華麗に見せた短編集。
 ジム・ジャームッシュがこれまでに影響を受けたり交流があったりした映画監督や映画スターにあり
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

 まったくノーマークで、楽しそうなソンガンホのジャケットからタクシーの運ちゃんによる愉快な珍道中を想像していたら違いすぎて驚いたw
 こんなミスリードなポスターもそうそうないよね?

 韓国の民主化っ
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時代屋の女房(1983年製作の映画)

3.2

 夏目雅子の主演作の中でも彼女の魅力という点では1.2を争う、あくまで個人の見解です映画。

 いやあ、出逢ってからわずか10分ほどですっかり惹かれ合う男と女を、渡瀬恒彦と夏目雅子が熱演。森崎東監督の
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.0

 若かりし頃のシャネルを描いた小品。丁寧で美しい映画だけれど、見どころは主演のオドレイ・トトゥの一皮むけた演技くらいかな。

 貧しい幼少期から女優を目指し、2人の男に愛されて、やがてファッションの道
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ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星(1981年製作の映画)

3.4

 少しばかりネタバレになるけれど、序盤で興味の湧いたセリフを引用させていただくと。

「疑う気持ちが絶望を招き、
 勇気のないものの心に入り込む。」

 とある部隊が消息を絶ったとされる惑星の探査に乗
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(1960年製作の映画)

4.6

 カルト人気を誇るベッケル監督の遺作、ようやく観ました。
 最近フィルマの点数と自分の評価の乖離が激しく落ち込むこともしばしば笑
 しかし本作は紛れもない4.0以上の傑作でした。

 「穴」で刑務所な
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復活の日(1980年製作の映画)

3.3

 陽性者数が爆発している昨今だけれども、50年以上前に小松左京先生の書かれたSF小説のように、ウイルスが現実にこんな形で世界を脅かすとはきっと誰も想像しなかったことだろう。

 とは言っても小説は未読
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.2

 評価の高い作品をようやく観賞。フランス独特のエスプリの効いた、ハリウッドとはひと味もふた味も違うものを期待したのだけれど、、普通だったw

 原題にあるアンタッチャブル(仏語でアントゥーシャブル)の
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たちあがる女(2018年製作の映画)

4.3

 面白いなー、こういうケレン味の溢れた映画が自分にとって最も映画らしい映画。

 アイスランドが漁業から観光とアルミニウム輸出に産業をシフトさせたことで環境活動家の運動が活発になったこと、それと女性の
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.7

 個人的に当たり外れの激しいロンハワードとトムハンクス。話題性についていきそびれたまま早15年かぁ…とか思いながら初鑑賞、原作も未読。

 すごく難解なものを期待していたのだけれども拍子抜けするくらい
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