ひいさんの映画レビュー・感想・評価

ひい

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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.4

ナウシカが呼び覚ます空気がある。

懐にある何かの呼吸音が聞こえてくる。ここに名前のない答えがあると感じる。

こんなにも心がざわついて血が駆け巡るのは何故だろう。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

大学の恩師に教えていただいた映画でもあり、大好きな映画です。

この映画を観た当初、母という存在は根っから強いものなのだと思った。
当時観た時に、私の母と重なったのもある。

優しい毛布で包んでくれて
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.4

学生のときにみてウィリアムの自主性に影響を受けた。いつみても感情を思い起こすことができる。改めてこういう自主性をゆっくりとだけど、育てていきたいな。

日々つみあげてきたものたちが受けとめていただけて
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ハーモニー(2015年製作の映画)

4.4

「私の声は消えてしまったの」の後の男性の手話をみて、寂しさとユーモアは繋がっていて救いだなと、思った。寂しい時も相手を笑顔にしたいユーモアな気持ち、忘れないでいたい。

美しいものを美しいと、表現しな
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.4

夫がいる。子供がいる。家族がいる。先輩がいる。友達がいる。でも、彼女は一人だ。

一人で抱え、もう一人の自分と向き合い、生きている。

彼女を理解しようとし、手を差し伸べようとしている母の姿は印象に残
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スパ/ザ・スパ(2015年製作の映画)

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つべこべ言わず、側にいて沈黙を愛せる人が好き。たまに空気を読んで横でふざけてくれる人も好き。

天国にいる愛らしい奥さんがおじいさんを眺めているのが想像できたー

パターソン(2016年製作の映画)

4.9

アダムドライバーが家族になったような錯覚に陥るほど、この作品が日常化している。何も生み出したくない日々が続いていて、繰り返しみている景色や映画だけを目にしたい時に側にいてくれている作品。きっと、この映>>続きを読む

美女と野獣(1946年製作の映画)

3.9

うっとり、香りが漂うような映画

滑らかなカーテンとワンピースの揺れ、流暢な音楽が印象的でした

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.1

こんな風に年老いていきたいもんだ。年老いてもこういう仲良しな夫婦ってあこがれるなー

でも、思いやりと相性は大切で、なんだかんだで奥さんの言うこと聞いちゃうモーガンフリーマンがこれまたいいんだ

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.1

セリフ本もボロボロになるまで読んだ。大学の授業で観てから、ずっーーーーーっと忘れられない映画。また久しぶりに観ることができて嬉しかった。

もっともっと早くに出会いたかったと思う映画。

(2007年製作の映画)

3.4

沢山の窓があって、見ている形は一緒だけれども、そこから見える景色や空間は全く違うこと、上から見るのか下から見るのかで気持ちは変化すること。窓という視点が面白かった。

窓から彼らを見て何を感じていたん
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ブルックリン(2015年製作の映画)

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大学の一年目を思い出して、主人公に感情移入してしまった。。。。
改めて自分の大切にしたいこと、や、人と向き合うことができた姿に勇気を貰った。
目の前のことから立ち止まって考えて決断することの美しさ。許
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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今この作品を観ることができて良かった。背中を押してくれて肯定されたような気持ちになった。

「愛している」という言葉は相手に対しての欲ではなくて、自分自身の行動で現すものだと思っているから、お母さんが
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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ゴダールの解放された自由が好き。

きっと、自由の中で罪悪感が生まれる時点でその人にとっては限りなく自由ではなくって、どこかで自分を殺してる部分があるんじゃないかと思う。

でも、ゴダールの描く自由は
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