戦いさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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アメリカの田舎町のやつは好きなんだけど、ゾンビものに不慣れな上に変化球をやられたので全然分からなかった。物質主義の遺物~て言ってたけど、皆顔見知りで無個性でもないし、ベラベラ語り入ってるから逆にマジっ>>続きを読む

プラネット・オブ・ロボット(2015年製作の映画)

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眠いしなんかロボットがドンパチやってるの見よ〜と思ったらかなりもっちゃりしてて寝ちゃった。
猿の惑星だろ、見たことないけど、いや地球じゃん!と思ってたら、分かりにくいオチだった。
撮り方のせいで緊張感
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サスペリア(1977年製作の映画)

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ホラーに変な建築と音楽をぶっこむのってありなんだ。光と色もグッド。厭な静物アップもいい。見たことないもん見れた。ロケの建築もいいよな~。科学者が出てくるときの現代建築。
最後は行き方しか分かってないの
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

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オープニングからやばいな~。城がダークファンタジー?なんか昔の漫画の感じで嬉しかったんだけど、城以外はそうでもなかったな。首並べてるのいい。序盤はもちゃもちゃしてるんだけど子供が死んだくらいからよかっ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

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ジュブナイルだ。「OLD」と同じ姉弟編成で、シャマラン子供好きなんだろうなという温かさ。ガキがませてて笑う。POVなんだけど、ビデオ自体は出来上がってるし大丈夫なんだろなというのも含めちょっと引いて見>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

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変な色味と変なカットだな~と思ってたらすごい変なことになってた。最初の不穏な感じとか、他でもありそうな老化攻撃(ザ・グレイトフル・デッドだ!)とかがちゃんと変で怖いからすごい。できるギミック全部やって>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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話題作なのに見るのが遅くなったからやることは分かってたんだけど、上映中は常時薄ら笑い泣きしてたし、出たら長いメタバースの旅から帰ってきた浮遊感と着地感。帰り道は道行く人の人生を感じて、シェアハウス帰っ>>続きを読む

どら平太(2000年製作の映画)

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孤狼の血じゃん
市川崑ってこういう痛快時代劇もやってたんだ
ビックネームが多いだけにな〜
それっぽい人がそれっぽいことやってた
雷蔵見たあとだと、殺陣上手くないからあんまり写してないのかな〜と

斬る 4K版(1962年製作の映画)

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時代劇リテラシーが低いからか話はよく分からないし(お母さんの件とか)、死にそ〜と思ったら全員死ぬのだけど、異常にカメラワークがかっこよく張り詰めている。茶室のシーンも、お茶の動作がリズムを産んでいて、>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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龍一の追悼に。台詞が英語のせいであの感じが堪能できないんだけど、顔ができあがっている。一国を支配する勢いで暗躍する自分の音楽を自分で作ってるのウケる。YMOでネタとしてやってたオリエンタリズムがベタ
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無法松の一生(1943年製作の映画)

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ぼんぼんとの印象的なエピソードが、最後走馬灯のように思い出されて、いい。バンツマが大袈裟なんだけど、それがキャラクターと思い出に効いてくる。画がきまってる。本編前にこれを見て出兵していった学徒の手記が>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

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バーホーベンってまだ生きてるんだと思って見に行ったけど凄かった。ジャンル的なエロが撮りたいだけだろと妙に芯を食ってる感じ、中世の画の綺麗さと人のクズさ、コロナと陰謀論で現代に繋がるような時代固有のよう>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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2回目。だいぶ話が分かってきて、名場面来た!みたいな見方もしてたけど、まだ何言ってるか分からないところあるな。キスをクライマックスとして映画に一本の線が見えてきた。
開幕は強姦事件。加害者である朝鮮人
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

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マッドマックスを期待していくと、フェミニズムを援用し簡潔で奥深い脚本や台詞なしで雄弁に語る映像などはない。3つのエピソードや端々で示されるモチーフは結局本筋に統合されずペース配分もまちまち、抽象的な台>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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聞いてるから見たんだけど、こんな感じになっちゃったんだって驚き。「やっぱりお家が一番」で終わる映画の主人公の家がなくなってるの皮肉だ。薬と酒とエンタメとその他諸々漬けで、挙動のおかしいアダルトチルドレ>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

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主従の関係が曖昧な組織、幕末という間の時代で、「その気はない」という男たちもセクシュアリティを揺さぶられる。大島渚特有の配役で立ってるキャラのほんわかした日常の隣にすぐ死が待ち構えている。生と死のはざ>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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そんな……。スリービルボードが優しさの連鎖を描いていただけに、優しさが将棋倒しになっていくのはやるせない。本当に優しさだけが取り柄なのに。前作同様、事件の余波だけ描かれるので、実際パードリックがどれだ>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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おしゃれなラブコメだ。意味は拾わないことにします。人名のせいか設定が難しかったし、繰り返し見るもんだろうな。画面に映る全ての質感が素晴らしいという心と、音楽にスローの演出ばっかりで飽きちゃうよ〜という>>続きを読む

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

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イメージ映像が多くて、web漫画にありそうな設定押しのフワッと感。ボルテックス、常時接続してるのとか不品行だと追放されるのとかSNSっぽい。そんな中、ショーン・コネリーの獣性が光る。体毛のせいか? 現>>続きを読む

シュレック(2001年製作の映画)

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幼少期ビデオが擦り切れるほど見てたのを弟と鑑賞。ギャグと演出がいい。美女と野獣のアンサーとして決定版では。お城が「完璧な」テーマパークなのみてもディズニーへの意識がみえる。御伽噺のスジが強いるロールと>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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そんな……
凝った造形とキモ・グロをしっかりやろうとする独特の美意識。ファンタジーと戦争の融合はよく分からないんだけど、伝わるものはあるかな。抑圧的な男性性と逃避としてのファンタジーは「シェイプ・オブ
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ランボー(1982年製作の映画)

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舐めてた相手が実はグリーンベレーでした!とベトナム帰還兵ものの食い合わせが悪くどういう気持ちで見ていいのか分からなかった。サバイバルは楽しいし、街をことごとく破壊するのは連続大爆破で笑っちゃうんだけど>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

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父に「不幸だ」と嘆かれた子供時代をノスタルジックに描く。モノクロによって時間的な距離ができ、凝った構図に目が行く。カラフルな映画からは子供の限りない夢を感じ、希望がある。家族は故郷にとどまるか離れるか>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

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どこで見たのか分からないけど少し前の堺雅人が着てそうな衣装をパツパツに着ている香川照之だけで笑える。そういう違和感ギャグから最終的に堺雅人の堺雅人演技でコレコレ!ってなると、お仕着せの「役」でも馴染ん>>続きを読む

トロール・ハンター(2010年製作の映画)

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大学生がずっと浮ついているので、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのトロール版じゃんと思いながら見てたのだけど、撮影設定の都合はあるにせよハンスが大学生に助けを求める姿は、トロールハンターが何かの比喩じゃ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

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基本的には顔にも声にも表情が乏しいのだけど、背景が可愛いので見れるし、音楽がなって動いたときのギャップがいい。葛藤とか目標とかも全然なく原始的な音楽の喜びがある。ギャグも結構ツボだった。脇をしめてリコ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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バーフバリと比べると薄味かな〜とも思ったけど(そうか?)、主題歌流しながら二人が仲良くしたり殺し合ったりしてるところ盛り上がる。二人が手を繋いだとこまではオープニング。ダンスバトルで結局二人の戦いにな>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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BGMが全くなく、画面の切り替わりに驚かされ、細かい表情に目がいく。肖像画が本人より先に相手方に到着するの船荷証券みたいだ。エロイーズは姉の代わりだし、マリアンヌも警戒を解く女という立場と父の代わりの>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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音とマットの柄でキューブリック版の続編ですよーみたいな顔しながら(お母さんが寄せてるけど顔怖くない❗️)、あんまりキューブリック感なくて、妙な感じ。アル中と「シャイニング」が前面に出て、伝え聞くスティ>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

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前々から大阪ってサイバーパンクだよなーと思ってたんだけど、本家本元がもうやってんだ。ノワールな絵や日本の風景の切取り方がぽい。撮りたかったから無理にロケしてるだろ。阪急❗️なんばから梅田まで歩いてるん>>続きを読む

ガール・コップス(2019年製作の映画)

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気楽なコメディなんだけど社会問題とか画作り、アクションがちゃんとしてる。ポスター見たけどやっぱりラッシュアワーだよな。
あのミヨンを下すボスなんなの。そんな不完全な強さやジヘの未熟さ(ミヨンの伝説を目
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カルト(2012年製作の映画)

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こんな映画あるんだ。俺たちの戦いはこれからだエンドって……
ホラーなのかギャグなのか分からない感じと俗っぽいリアリティで、NEOが出てきてもギア入ったなと思うだけでバランス取れてる。ガバガバなようで伏
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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トンチキ日本の新幹線で味の濃い殺し屋が殺し合ってると嬉しい。
ずっとそんなわけないだろなんだけど、日本語の妙さとか米原とか停車時間の短さとか分かっててやってる感じがある。
新幹線が大破してるの見ると、
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

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どうしようもなくなって踊る映画だ。
主人公とジャクソンの平時と踊ってるときの顔がいい。
カメラワークのきれと話運びのコテコテさ、最後話盛り過ぎだろっていうのが韓国映画っぽい。ファクションってジャンルが
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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム(1987年製作の映画)

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オープニングが一番怖い。
最初と最後の水木しげるに頼り過ぎじゃない?
子供が酷い目に遭ってるのウケる。YMOのガキじゃん!