スラバヤさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スラバヤ

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悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス(1995年製作の映画)

5.0

最高に面白い。マシュー•マコノヒーが異常。おうむ返しのシーンめちゃくちゃ笑った。轢き殺す時の車のライト。静かな頭部破壊。レッカー車、キャンプカー、飛行機の並び。リモコン勝負。しつこすぎる追いかけっこ。>>続きを読む

時は止まりぬ(1959年製作の映画)

5.0

最初はあんなにそっけなかったのにノリノリの起床を見てから思わず笑っちゃって仲良くなるのが微笑ましい。窓越しの暗闇、停電の黒、歌が終わるまでの黒。窓越しに盗み見る視点で2人がお互いの本を盗み見るのを観る>>続きを読む

あるじ(1925年製作の映画)

4.5

妻があれやこれやこき使われていた際には鬱陶しかったヤカンや食事の小道具が夫への仕返し、切り取られた手紙に繋がる素晴らしさ。覗き見する妻をパンアップで素早く捉え、それをマッスが叩いて閉める。夫と娘の手の>>続きを読む

吸血鬼(1932年製作の映画)

5.0

本当に最初はまるで何が起こってるか分からないんだけど、吸血鬼に関する文章が紐解かれた瞬間影の兵士や農民、貴族が踊る廃墟じみた家のイメージが繋がる。鎌を持った吸血鬼。これ以降登場はしないが、錆びついたや>>続きを読む

拳銃を売る男(1953年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ポール•ムニの生気が失せた目を初の銃売りから正面で二度見ることになるが、その目の輝きはヴィットリオ•マヌンタとの交流を通して取り戻されていき、同じ輝きを持ったもの同士の奇跡的な切り返し、お父さん、に繋>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

日常動作でどんどんフィルム内の世界を広げていっている。廃棄品を捨て、食器を捨て、酒瓶を捨てる。ベンチにかかる枯葉、落ちたタバコ。最大限まで広がったらあとはアクセルかけるぜ!とばかりに音楽鳴らしまくる。>>続きを読む

グランド・キャニオンの対決(1959年製作の映画)

5.0

車上での狙撃。序盤の殺人シーンの緩慢さも良い。犯人当てもクソもなくて凄い、アクションだけが映画を繋いでる。

ガンファイターの最後(1969年製作の映画)

3.5

キャロル•オコナーの口笛が繰り返されることの感動。

殺し屋人別帳(1970年製作の映画)

3.5

終盤の乱闘シーンの収まりの良さ。傍観の視点。渡瀬恒彦と佐藤允のキザさ。ストップモーション。団巌の異様な存在感!

唐獅子警察(1974年製作の映画)

5.0

小林旭のドスに反射する光。古びた村での一騎討ちが凄い。渡瀬恒彦はのっぴきならなくなっていく姿が似合う。川谷拓三がめちゃくちゃ凶暴。

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

4.0

説明台詞、演出のくどさが悪い方向に突っ走ってる。菅原文太関連のアクションと子分、殴り込みのおかげで4.0。いや本当にくどいよ。具体的に言うと子供の扱い。夕焼けを走らせてしまうんだから。

関東テキヤ一家 天王寺の決斗(1970年製作の映画)

5.0

小池朝雄の事務所、停電後の赤い照明が凄い。文太の殴り込みに笑顔で返す小池朝雄。一騎打ちの構図も良い。めちゃくちゃ面白い。

関東テキヤ一家(1969年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

鈴木則文は演出が良いんだと言うのは分かってきた。菅原文太が地に足ついてるからか、親友の寺島達夫、弟分の待田京介と脇もばっちり。殴り込みの際に菅原文太が汐路章と一騎討ちをするんだが、逃げてく人混みが画面>>続きを読む

ジャズ・シンガー(1980年製作の映画)

4.0

放浪シーンの髭もじゃニールダイアモンド。トラックは画面前に、ダイアモンドは画面奥へ進む。ライブシーンのドス黒いシャツ、入場前の光。楽器→全体のラストのライブシーンのカッコ良さ。腕を振り上げてストップモ>>続きを読む

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

5.0

傷害恐喝の変奏とも言えるシルクハットの志賀勝がマジで怖い。中島貞夫って大体の作品に暴力マシーン的人物を入れてる。千葉真一が居酒屋を叩きのめす! 提灯は蹴ったら消える! 成田三樹夫はカス。松方弘樹は燃え>>続きを読む

戦後秘話 宝石略奪(1970年製作の映画)

5.0

これは東映のサブスクで観なきゃいけない。菅原文太が丹波哲郎を待つロングショットの夕焼け、建物のシルエット。カッコ良すぎる。八名信夫の手袋。

4匹の蝿(1971年製作の映画)

4.5

心地良い弛緩。まんまレオパルドマンな家政婦殺害シーン。ほんとにパッと消えるカップル。ラストの長い告白と、突発的な銃撃。ペキンパーに匹敵するスローモーション。探偵が赤い窓枠に囲われるショット。

王子と乞食(1977年製作の映画)

4.5

デヴィッド・ヘミングスの戦闘に入る速度が凄い。弾き飛ばされた剣を手に取るワンカット。所狭しと動く剣戟。序盤の腕踏みつけから暴力が渇ききっている。鏡のところどうやって撮ってるんだ。

ドラブル(1974年製作の映画)

5.0

撃ったケインが身を大きく動かすのに対し、撃たれたヴァーノンは冷静に体勢を立て直す。マシンの動き。上にパンした際の十字架。

トイレの花子さん(1995年製作の映画)

5.0

オープニングの川に流れる児童用帽子から最高。お見舞いに行く際の3人で並んで歩くショット。鏡に映ることの反復。緋田康人の唸り声は怖い。鎌には少しフーパーぽさを感じた。廊下を彷徨う際のスローは暗黒の鉄格子>>続きを読む

ガーメント・ジャングル(1957年製作の映画)

3.7

リチャード・ブーンが人殺しを当然の様に認めるところが良い。スムーズに敵対者を殺し、脅迫する。エレベーター殺人の簡素さ、3度駆け上がる階段、黒い車。椅子だらけの部屋で起こる殴り合いの爽快さ。フォート・ブ>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

安い悪役に安い暴力、うざいガキ。走ることを主題にしたアクションは素晴らしかった。ハリソンフォードの表情。巨漢の使い方は本当に酷い。緊張感がないのはやっぱり致命的なこと。シリーズ全体がそうだとはいえ。

デジャヴ(2006年製作の映画)

5.0

ゴーグルカーチェイスにスクリーン内スクリーン、冒頭のフェリーやジム・カヴィーゼルが乗ってる謎のボートも最高。デンゼル・ワシントンは英雄的素振りが嫌らしくなくて良い。それにしてもトニー・スコットはキチガ>>続きを読む

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

5.0

ジョン・トラボルタはずっとキチガイで背景も大して明かされていないのに、デンゼル・ワシントンと対峙した際の決着の必然性はなんなんだ。トニー・スコットの映画は面白すぎる。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

1.0

無音の演出なんかはルクレルクを見習うべきでは?巨体の悪役の使い方一つとっても酷い。

贅沢は素敵だ(1952年製作の映画)

5.0

軽妙なコメディをやりながら、ピータープレセスの佇まいや夜の路地でサスペンスまで高めてしまうのだから素晴らしい。こっそり囁いた言葉が全く聞こえていないのには笑った。終盤の公務室→エレベーターの緊張感は無>>続きを読む

サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

5.0

撃ち合いの構図と銃を真正面に向けるショットが凄すぎる。ラストの月を背後にした対峙は完璧。

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