どこを切ってもウェス・アンダーソンな映像美。美少女と、一見ダメ男だが実はなかなか出来るメガネ少年との可愛らしい恋物語。
”究極の自由”を求めて孤独な荒野に身を置く若者。ノンフィクションの物語そのものはもちろん、エディベイダーの歌が心に刺さる。この先何度も観てしまうだろうある種のシンパシー。
全ティム作品の中ではもちろん、我が生涯で好きな映画ベスト10入りするだろう作品。どこを切っても映像は美しいし繊細なセリフは心に染みるしブシェーミには爆笑だし、非の打ち所がない。心を清浄にしてくれる傑作>>続きを読む
同性愛の物語ではあるけれど、恋愛をしたことのある人間なら誰しもが通る道という意味ではとても普遍的なお話。高校生のアデルが揺れ動く自我の中成長していく様をとても繊細に描きつつ、成長しましためでたしめでた>>続きを読む
ティム・バートンに駄作なしなので当然本作も素晴らしいのですが「最高傑作」級の素晴らしさ。チョコレート工場内部の扉が開いた瞬間、あまりの美しさにめまいがします。ウンパ・ルンパ役のディープ・ロイは昔「X->>続きを読む
重厚でシリアスな作りにしびれる。イカれた役が多いゲイリー・オールドマンは好きな俳優ですが、真面目な警官役も意外に似合う。レイチェル老けちゃったなと思ったら違う女優だった。ビギンズのケイティ・ホームズの>>続きを読む
基本コメディながらずしりと響く、まさに自分が今観るべき作品でした。テーマとしては「レスラー」や「アンヴィル!」同様の、かつての栄光を取り戻さんと中年が頑張る物語ですが鬼才イニャリトゥ監督が普通に撮るは>>続きを読む
テンポ、映像、音楽どれも素晴らしく、観ていてとても気持ちのよい作品。気持ちいいなだけで終わるのかと思いきや最後にグッと持っていかれる心憎い演出。ショーン・ペンの存在感たるや。
敬愛するジャン=ピエール・ジュネ監督なので甲乙は付けがたいが「最高傑作」と言ってしまいたい程すべてが素晴らしすぎた。10歳の天才少年スピヴェットが授賞式出席の為ひとりモンタナからワシントンまで旅するロ>>続きを読む
傑作。ゲイのカップルと育児放棄されたダウン症の少年マルコ。愛情に満ち溢れた「家庭」を築こうとするが舞台は1970年代のアメリカ。三人の前に強烈な差別と偏見が立ちはだかります。アラン・カミングを始めとす>>続きを読む
OSと恋愛するというSFにもコメディーにもしやすい設定ですがそこは奇才スパイク・ジョーンズ、難しいところに落し込んで来たなという印象。現代社会に対する皮肉が強いのかと思ったが意外と普通の「恋愛」もの。>>続きを読む
人生最大のサスペンスそれが結婚。鬼才デヴィッド・フィンチャー監督による妻の失踪を軸としたサスペンス。のはずなのですが観ているうちにこれは「結婚生活」を壮大なスケールでパロったコメディーなんじゃなかろう>>続きを読む