おちゃさんの映画レビュー・感想・評価

おちゃ

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市子(2023年製作の映画)

4.2

杉咲花さんがただただすごい
時間が経っても、各シーンの残像がここまで鮮明に残っている

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.8

本当に杉並区で市民革命が起きたのか。
岸本さんの表情がどんどん変わっていくのがすごくよかった。最初は彼女自身の身につけてきた経験や知識はあっても、帰国してすぐに担がれて右も左もわからない状態やったのに
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風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.6

アナーキズムの本髄を教えてくれた伊藤野枝は恐ろしいところもたくさんあるけれどわたしの推しである。辻のような道を教えてくれる人がいて、大杉のような同志と共に生きた彼女の28年間の人生は壮絶すぎたけれど、>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.8

すばらしかった、家でみてこんなに没入して最後までみた作品久しぶりかもしれない
ラーメントッピング三つまでのシーンが愛おしい時間すぎた。
日本で育った子どもに親が取得を諦めた代わりに VISAがおりた実
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ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

3.0

宮子がすべてを受け入れる植物のようでありながら神のようで、信心をどこまで突き抜くかみたいな宗教的な辛さがずっとあるように思えた。
信者同士のまぐわりや偶像崇拝的に木彫りするほど執着から抜けられなくなる
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

タイミング的にもとても胸が痛かった
かなり展開はやいのとわかりやすさ重視している感じがあったので新海監督の作品ファンの人たちはどう思ったのか気になる
もののけとかエヴァとかいろんな名作アニメの気配があ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

ビジネスライクに、サクサクと、おかしいことなんて一つもない雰囲気で話が進んでいくのが一番怖かった。
いつもはただの挨拶の「短い間ですが」がこんなにも意味を持って怖い

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

高齢者の性に関して、「そこのみにて光り輝く」とか「岬の兄弟」でも目の当たりにしてずっと気になっている。自分たちの未来でもあるわけなので
ルールや規範からはみでる人たちがいることは確かで、やっていること
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.5

心がとってもあたたまった
こどもはもちろんだが、脇を固める大人たちすばらしかった

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

最初の展開がはやかった理由が最後にわかる。そして墜落とか生き埋めの生々しい描写がかなりトラウマになる。
みんな屈強すぎる、ナンドとロベルトがたくましすぎた

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.0

予想よりもかなり予定調和であった。プリンセスとのアンチテーゼとか、あからさまに結婚相談所の人が差別主義者だったり、色々入れてくる割になにを伝えたいのかよくわからない。舞台はよかった

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃおもしろかった。一方でこの世界の生物学的な正しさもあるっちゃあるというか、そうした方が都合の良いことはあると思う自分もいる。
お風呂の三面鏡?のシーンがめちゃこわかった。ユートピアスリラー
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.3

多様性のお手本です。みたいな作品であった。手を合わせるところはじんわりした。玉ちゃんの声がめちゃくちゃよい、、
Superflyの「やさしい気持ちで」がすごくよかった。この曲を選定した人あっぱれすぎる
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マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

3.3

レンタルショップでも探し続けて6年くらい、unextでみられたとは、、、!!
最後まで飽きないんだよなあ。エンタメとしては素晴らしいけども、やっぱ常に女性を脅威にさらす癖あるよねえ
衣装が可愛すぎる

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.0

一番大事なのは分かち合う人がいること、
そうだね。
チョコを分け合うシーンが、チャーリーとチョコレート工場の最初の方で家族で一枚のウォンカチョコを分かち合うシーンとリンクしてよかった

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.0

調理シーンきもちよくてずっとみていたい
普段を求め続けることこそ幸せなのだみたいな台詞がよかった

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.8

コントラストがえぐすぎる、そして最後の方ほんとに吐きそうになるくらいきつい。
コミュニケーションではなく主張になっていくあの感じ、、お互いの声も聞こえない、でも実は最初から聞こえてなかったのかも。
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.0

果たしてこれは平等なのだろうか
ジュリーデルピーがずっとみられる作品と思っていたのでちょっと違かった
ミコワイとむかえた夜明け、氷の上を滑り回るシーンがとても残像に残っている

アボカドの固さ(2019年製作の映画)

3.0

主人公、一生なにもかもがむりで別れる以外の選択肢なかったけども、大人といるときだけこの人は肩肘張らずにいられるんだろうなあ。根本から悪い感じではないというか人間ぽさが憎めなさがたった
見栄っ張りでプラ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

河合優実さんはどこでどんな役をやっていてもすばらしい
そこに存在するものを否定できるわけがないからこれほどまでに厄介でいろんなことが起きてしまうよねえ。0か100なんてむりだ

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.4

撮ることの加害性。でも撮らないと伝えられない現実。パナヒ監督は後者を選んで、投獄されながらも表現してきたんだろうなあ
いまここにある言葉や思いよりも、しきたりが重要視され(原理主義的な考え方?)、男だ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.9

権力と暴力をふりかざす男、そしてその男が正しいと信じて疑わない多数という構図は何回も見て来たけれど、舞台が湿地で自然を愛する主人公の生き様に見惚れてしまう作品だった。本当に憧れる、、
例え方がわからぬ
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オルカ(1977年製作の映画)

2.8

サメ映画こんなあるのにシャチ映画はないん?と母に聞いて教えてもらったシャチ映画。
知性の怖さはあるものの、サメほどの迫力はなく、恐怖が予測できてしまう。そして出演者の感情描写がめちゃテキトウ
絶対もっ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

明確な理由があってあらゆる物事が始まるわけではない。そして戦争は日常の延長線上にある。
わたしたちはこのグレーゾーンの距離の保ち方をどのようにしてつくっていけばいいのか。自分の思いだけでは成立しないい
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

作品の存在に意味があるんだろうな。キッズにもわかるようなバービーで、これだけいろんなことが渋滞するほどとにかく切り込んでいくということに。

しかし、女性と男性の対立構造も嫌だったし、最後の陥れ方が辛
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.0

ウディアレンみがすごかった
タイトルwhile we're youngのままでよかったのに。
若さによる無自覚さって恥ずかしくなってくるので、いつか恥ずかしくなるのだろうな、それか一生無自覚であり続け
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