おちゃさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.5

フランスとルクセンブルクの合作だが、ジブリのタッチにものすごい影響を受けている気がする。こどもの顔とか空の色とか。雪山と夕方の空。
屈強な男たちの物語。
山を征服って変な言葉や、征服。こうなれば現代社
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

守り、守られ、助け、助けられる

岬であの少女とマリコが重なり、マリコの遺骨でぶん殴るシーンロックすぎたけど、便箋のきらめきと骨のきらめきが重なってすごくうつくしかった。
むちゃくちゃフェミニズムな作
>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.0

なーが演技うまくなった、、というかこの役がめちゃくちゃハマり役でなんだかんだ最後全部もっていくのよね。最後の笑顔かわいすぎた。平祐奈もハマり役やったなあ、、とてもいい演技であった。
そして宿木嬢は恋を
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.0

能は、選ばれなかった者たちやしにゆく者たちの物語をひろい、かたる芸能。わび・さびが滲み出る物語は、語り口によってはこれほどまでに人々を熱狂させる。それは結局のところ、600年前から人間は自分の中にも必>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

世間はどうしてこんなにも逃してくれないのだろう

海上48hours ―悪夢のバカンス―(2022年製作の映画)

3.5

サメ映画のセオリー通りの展開。乗り物が水上バイクになるだけでスリルがまた変わる
人間模様がもっとサメとの戦いに影響するんかなと思ったがそうでもなかった
そして48時間ではなかった

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

2.8

コロンビア舞台はめちゃくちゃいいし、色合いと美術がすごくよかった。空の色も。
ディズニー特有の冒険物語でなく、家の敷地内で完結するのが今までと違うけれど、すべてがゆるくて薄口に感じたし、想定の範囲内で
>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.3

磯村勇斗の体当たり演技がわたし得すぎた。
欲望は無理やりおさえるからこそ暴発し、制御がきかなくなる。男も女もいる孤島の宗教団体で何も起きない方がおかしいだろ
撮りたい画がある感が先行したんだよなあ。カ
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

誕生日にみる映画ではなかったがおもしろかった
榛村大和みたいなひといるんだよなあ、、結果的に宗教的に支配してしまっている人

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

流れはわかるのだけれど、わからないわ。争いがなぜ終わらないのか、その間にいる存在が平和をもたらすのかはたまたその逆なのか。
アダが生まれたあと、羊のお世話しよったんかな。やっとるようには思えんやった、
>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.5

とてもみたかったアニメがEテレでみられた。
北極点を目指し遭難した祖父の船を探す少女の旅。Long wayてそういうことだったのか。。
まずこういう物語がアニメになっていることがないのでその時点でテー
>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.3

きょうかいちゃんやるなら清野菜々以外ありえんなと思っていたのでめちゃくちゃぴったりやったし、圧巻のアクション。。お前はまだ生きてるじゃないか、がすごくよかった。
ただ、会見で前作をめちゃくちゃこえたと
>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.4

2023一本目
階級の違う男女のただならぬ関係を描く物語かと思いきや、若草物語的要素が強めであった。ヴァージニアウルフの「自分ひとりの部屋」とかもでてくるし。
衣装めちゃかわいくて、アングルと映し方は
>>続きを読む

オーガズム瞑想:ワンテイスト社の実態(2022年製作の映画)

3.4

この人がカリスマなのはわかる。なんかオーラすごいし。
そして信者の女性がみんなかわいい。うつるひと選ばれとるんやろうけどさ。
女性が常に被害者というのは、身体の形の構造上まあそうだよなとは思う、でも被
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.8

やっぱりすごい。なにもかもすごい。13年前、家族とパステルのプリン食べた後みたのだが、鑑賞後これから映画というものがおおきく変わっていくんやなあって思ったのをいまでも覚えている。
けど、今回も信じられ
>>続きを読む

[窓] MADO(2022年製作の映画)

3.4

化学物質過敏症という現代病をこの作品ではじめて知った。特定の原因がわからないから更に問題を難しくする。自分としてもなんでもかんでも区分して安心しようとすることに対してファイティングポーズをとっているの>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.9

寝台列車の内装はみてるだけでたのしかった!内容は微妙
寝台列車乗りたくなった

の方へ、流れる(2021年製作の映画)

3.0

なんやろ、現代日本人男女の会話やなあと思った。無責任で、相手のテンションを伺いながらジャブ打ちして、どちらの意思もゆらいでいて、どうしようもなく希薄。でも、このゆらぎのなかでたま〜にみつかるきらめきが>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.4

ノマドにはさよならがない。またどこかでという挨拶に込められる希望と、もしかするともう二度と会えないかもというさびしさ。どちらも背負って車を走らせ、移動し続ける。ホームレスではなく、ハウスレス。思い出は>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

時代的にここまで多様性に富んだ内容だったはずがない、とか考えてしまった、、矛盾を感じてしまう
ソックスも人形になってておかしくない存在感🐈ザーグはパパやったんやないん?

サガン -悲しみよ こんにちは-(2008年製作の映画)

3.0

カジノとかヤクに浪費しまくるところとか、常に仲間と暮らす生活は共感できなかったけれど、彼女が感じていた孤独さと自由に対する執着ともいえる熱望にはとてつもなく共感できる。相反するようでもあるが、コインの>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.0

2回目
結末を知ってからみる方が面白い

---
突発性記憶喪失という奇病が蔓延するという設定、めちゃくちゃ面白い。自分を失い、過去生きていた自分を連れ戻してくれるのは、周りの人々の記憶しかないんだな
>>続きを読む

アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

3.5

Where is Anne Frank?というタイトルがすごくいい。学校、劇場、橋、いろんなところにアンネの名前が刻まれていて、隠れ家時代に住んでいた家には観光客がかわるがわる入ってくる。過去の日記と>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.5

両親との根本的な確執から、物質主義的な文明社会から離れて、最終目的地アラスカに向かって旅をする。
大自然を背景に、旅の途中で出会う人々とする会話。本当の幸せは人間関係の中だけでなく、新しい発見をするこ
>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

2.5

風変わりなヘレンは、なんの偏見もなしにフラットで、わたしの家に銃はおくなといった。ひとりで生きている女性としての強さを感じたのに、彼女の末路が辛すぎてあのシーンからみつづけるのがもういやになってしまっ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.0

英語でみたのですべてを理解できてるわけではないが、世界観の設定はめちゃくちゃすきなので、とりあえず今年中にみる

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.8

この方法じゃなくてもよかったんじゃないかと終始思ってしまう。日本人らしいなーと感じた。男性にのっからないと子育てすらままならない生きづらい日本社会が浮き彫りにされているのにそれが綺麗事になっていて、不>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

原作読んでないのでわからぬが、え?なんで?みたいなことが渋滞しており没入はできなかった、日本語でみたのもあるかもだが、、
でもクライマックスの見せ所が最高にうつくしくて何回もみなおしてしまった
展開知
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

映画好きの人々からものすごい推奨され、滑り込みでいけた。でも映画館満席やった
ゲットアウトすごくおもしろかったのでちょっと期待値が高すぎたかもしれない
ものすごい量の伏線があるが、たったひとつの答えを
>>続きを読む

フランス、幸せのメソッド(2011年製作の映画)

2.7

邦題もパッケージもミスりすぎにも程があるwwwwここまで違うの初めてみた、ma part du gâteauでよかったのに
資本主義社会の頂点のトレーダーが家政婦として底辺のシングルマザーを雇い、なん
>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

3.2

ユーロスペースでやっていて気になっていたが、ゴールデンカムイやっと読み始めたのでアイヌ文化を学ぶ三連休ということでみた。お土産屋さんで観光客が投げかける言葉とか、写真撮ってくださいとか、、少数民族文化>>続きを読む

(2022年製作の映画)

5.0

「手」は嘘をつく。金子大地のダサさ加減が絶妙にエロいなにこれ。適度なダサさってどうしてこんなにエロいんだろうか。このバランスが非常に重要。途中笑っちゃうほどエロい、指遣い、こんな生々しく興奮したの久々>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.7

最近の小学生ってこんな感じなんか。
というかスピってるアニメ最近多いな。しにかけの状況であの掛け合いはおかしいだろと思った

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.0

見せ方が極端すぎるなとは思ったが、ゴミベルトの46パーが漁業で使われる道具というのは知らなかった
太地のイルカ漁はきになっていたので海外の視点(思想強め)でみられたのはよかった、デンマークフェロー諸島
>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.7

夏帆ってどれだけダサい格好しても化粧もうすくても、隠しきれない可愛さと色気がだだ漏れしてしまっている。ただ、わざとらしい演技がみてて息苦しくなってしまった、わざとなんやろうけど。

Nighthawks In Bangkok(2012年製作の映画)

3.9

祖父の死、身の回りで起きてしまうはじめての死、まさかやってくるものであることを知らなかった。そして、幸か不幸か、愛するパートナーがいつかしぬことを知ってしまう。
死を恐れるほどの愛情を、わたしは覚えて
>>続きを読む