仮さんの映画レビュー・感想・評価

仮

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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で初見の時はなんだこれ…って思ってたけど、昨晩金ローで見た2回目は思ってたほど悪くはなかった&自分がなんだこれって思った理由がなんとなくわかったので、9年越しの感想を。

経済成長の真っ只中のAL
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

‪仕事としてクリエイターをしていると、ビジネスパーソンとしての自分とアーティストとしての自分が対立して苦しくなることがある。

アートの見識のないクライアントからの無茶振りやダメ出しだったり、クオリテ
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.9

2つの夫婦と取り違えられた子供たち、それぞれを自分にあてはめて感情移入してしまう。
親が子供を見ているように、親だって子供に見られている。

舟を編む(2013年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

アナログな仕事にこだわって、真面目に丁寧に辞書を作るお話。辞書に語句が増えるごとに成長する主人公がおもしろい。

けど。。

最後まで作業をデジタル化しない意味が見出せず…
発売する辞書自体が紙なのは
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

愛が時空を超えるSFスペクタクル。
ノーラン監督の映画はもっと緻密でクールな印象があったから、愛による奇跡みたいなお話は予想外だった。
上映時間が長すぎて途中は息切れしてしまったけど、クライマックスの
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「肉体を捨て電脳世界で生きる人間」「自由を求めスラム化した地上で暮らす人間」「自我をもった人工知能」この3者を通じて人間のアイデンティティとは何かを問う…のかと思いきや中盤の説教シーンで結論でちゃうん>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.2

家庭という檻に閉じ込められた地味な主婦が欲望に堕ちてゆく。殻を破って疾走する梨花に思わずゾクゾクしてしまう。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

スクールカーストの最上位である桐島が突然姿を消したことで右往左往する人たちの群像劇。価値観の基準を自分以外にもつことの虚しさよ…
他より優れているとか劣っているとか、プロになれるとかなれないとかそんな
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.0

とにかく弱ってる時に見たくなってめちゃくちゃ泣ける作品。
どんなに不運でも不器用でもボロボロになってでも愛を求め与え続ける姿に何度も救われるから、やっぱり松子は神さまなんじゃないかな…

インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

夜の安らぎのないアラスカの地で、
白夜の眩しさに象徴される罪の意識にジリジリと苛まれる。

自分の正義だけは踏み外さないラストにひと安心でした。これで安心して眠れる!