老師ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

老師ちゃん

老師ちゃん

映画(240)
ドラマ(2)
アニメ(0)

ロバと王女(1970年製作の映画)

3.5

カトリーヌドヌーヴの美しさもさることながら衣装や装飾品がとにかく美しい
童話の実写化と言えば今ではディズニーのイメージだがペロー童話が原作の今作や美女と野獣などフランスのものはよりメルヘンな仕立てが上
>>続きを読む

イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

4.0

ラブストーリーはあまり好きではないがLGBT作品はよく観る
それはマイノリティの人達のありきたりでない人間模様の面白みや繊細な感情描写に長けた作品が好みだったからなのだが
昨今のポリコレやらジェンダー
>>続きを読む

ボーイ(2010年製作の映画)

4.5

この映画にはタイカワイティティの魔法がかかっていて開始1秒から虜になった
出てくるキャラクター全員の一挙手一投足全てが可愛らしく愛おしく毎秒がしあわせな時間を味わえる
エンディングのおまけまで完璧に愛
>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

3.0

娯楽ムービーとしてのゾンビホラーの原点という感じ(デモンズだけどほぼ今で言うゾンビ)
工夫を凝らした特殊メイクやゴアシーンの迫力は当時の技術を考えるとかなりのクリエイティビティを感じる
一方で当時の主
>>続きを読む

マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

3.9

ほのぼのロードムービー?
とにかくアホなキャラしか出てこない
そしてアホなことしかしていないので観ていてイライラがつのりそうなものだが
不思議とグダグダ感がバカバカしさをファニーな空気感に仕立ててしま
>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

おもしろそう
という簡単な興味で観てはいけない作品だった。南北戦争に関する歴史的な背景への理解に乏しい自分にはテーマを汲み取ることが完全にはできないため非常に悔しい思いを抱きながらの鑑賞だった

しか
>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.8

にちゃん発祥の都市伝説の映画化と言うことで脇が甘々なスカスカストーリーをどのように一本の映画に昇華するのか(ひどい出来を)期待して鑑賞
どっこい中々に工夫を凝らしてうまい具合にまとめ上げてきたなと感心
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.0

お国柄なのかとにかく子供が大人に振り回されて気の毒になるお話
誰も子供の言うことをまともにとりあわない
純粋な行動原理の子供が終始行き違いで何一つ問題を解決できず徒労に終わるためストレスが積み重なり強
>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.6

映画を観たというよりも知らない人の夢の中を覗いてしまったような感じがした
綺麗なような汚いような生々しい空気感がとてもドラマティックでも日常でもあり、、、なんとも不思議な時間だった
全編生活音のみとい
>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.1

ホラーは得体の知れなさがスパイスになるので異国の作品の方が入り込みやすく
邦画ホラーはハードルが高い
今作はさらに白けやすいモキュメンタリーということで時間を無駄にする覚悟で鑑賞
序盤「はいはいハズレ
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

ラストの一言に全てを持っていかれた

冗談を言っていたシュタージが結局地下送りにされていたのには少し笑えた

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

Nintendo監修の力はすごい!
当たり前ながらマリオのゲームの世界観そのもので、マリオの新作ゲームをプレイしたら最初にある導入ムービーが始まって、、、そのままゲームを操作しないままオートプレイでエ
>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

4.5

愛爆発レビュー(とても長いです)

鑑賞中感じたのはこれは聖闘士星矢愛があるか否かで大きく満足度が変わる作品だということ

まず、聖闘士星矢の原作漫画、TVアニメ、劇場版など数多くの派生作品を見守って
>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.3

メインの登場人物にまともな人がほとんどおらず常軌を逸した物語が常軌を逸した展開を追い常軌を逸した結末を迎える

とにかくカメラワークの癖が強く、対象に寄らずにはいられない
とにかくズーム!寄っちゃう!
>>続きを読む

母の秘密(2019年製作の映画)

3.5

派手なことは特にないけど初期設定からぶっ飛んでる母と四姉妹のドラマ
短い時間に詰め込んでいるので細かい部分は端折っている感は否めないものの、登場人物の環境やキャラの見せ方はスムーズでトントンと展開して
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

庵野秀明は本当に仮面ライダー(というかベルトとサイクロン号)が好きなんだなあとビシビシ伝わってくる作品

俳優陣の使い方も今までで1番うまくいっていると好意的に鑑賞できた

浜辺美波は画面映えする美し
>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.1

おそらくシリーズ最終作であろうから細かいことは置いといて、
頭空っぽにして観れてスカッと爽快な気分になれる
観終わって「あー楽しかった!さあ!明日頑張ろう!」とエネルギーを貰える作品というのはあまりな
>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.7

77分という映画としては短い尺で老人の親が中年の自閉症の息子を介護するという難しそうなシチュエーションからどんな物語が繰り広げられるのだろうと予告を観て興味が出たので視聴
物語として始まりがあり、人物
>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.1

想像通りのクソリメイク
まずもってオリジナルが重箱の隅をついても一分の隙もない完璧な出来なので
付け足せば足すほどに蛇足感が出る
日本ぽくアレンジを加えたキャラクターや設定も違和感の嵐
20年前より悪
>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.4

とてもコンパクトに無駄なくキャラクター、セリフ、シチュエーションがまとめられていて、なおかつリアリティのあるメッセージが強く伝わってくる
もっと長尺で繊細に描いたものも観たいと思った

人が人を想うこ
>>続きを読む

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.0

原作のタッチがアニメに不向きだったのだと仕上がりを見て実感した
子供のいたずら書き程度の感じなら鉄拳のパラパラ漫画並みの動きや表情や視点の変化やカメラワークの工夫や詰めなくてはならないところがたくさん
>>続きを読む

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.5

当時の撮影技術などを考えれば画期的な挑戦の集合体のような作品であったことが汲み取れる
大まかな流れは知っていたが必要な要素以外全部捨てましたと言わんばかりに一つの無駄もなくまた追わせる隙もなくものすご
>>続きを読む

エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.8

前作で散々な目にあったのに黒幕に吠え面かかせてやると息巻いて謎解きデスゲームに乗っかっていくヒロインとそのお供のおはなし

生き残りをかけたただの運ゲーでも理不尽で面白いとは思うがとにかく息つく間もな
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

色彩が綺麗で、シーンによりコントラストも効いていて新海作品の醍醐味を味わえた
ただ、キャラクターデザインが個人的な好みと合わず最後まで背景以外の描画が受け付けなかった
キャラクター自体の設定もメインキ
>>続きを読む

ユー・ガット・サーブド(2004年製作の映画)

4.5

90年代ヒップホップカルチャーを描いたダンス映画の中でも抜群にカッコいい
とにかくオマリオンのダンスシーンが熱い
白人エキストラダンサーの質が低く序盤の対戦相手のダンスを見て
「白人てダンス下手なんだ
>>続きを読む

スクリーム(2022年製作の映画)

3.3

スクリームシリーズ最新作
90年代を感じまくるオリジナルリスペクトは素晴らしく、これぞスタブ!と叫びたくなるくらいにグッサグサなのはとても良いが全体的にゴーストフェイスとの対峙シーンがあっさりしていて
>>続きを読む

そこにいた男(2020年製作の映画)

2.9

痴情のもつれを描いたショートフィルム
ストーリーの流れは桜沢エリカや安野モヨコのようなOLマンガ的流れなのに監督さんが思う女心ってのが女流作家の描く本質的なそれとはあまりに乖離した、童貞が好む女性像そ
>>続きを読む

牛首村(2022年製作の映画)

4.0

かなり甘々な見方だけど満足度が高い
ジャパニーズホラーのキャストとしては安心安全安定感のある面々
カメラワークや画面構成がいかにも清水崇
ストーリー的なものは弟切草を彷彿とさせる、若干の物足りなさ、蛇
>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.0

ファンタジーの世界を少年少女がサバイバルする話なので設定からしてリアリティは皆無なのだが、少年少女が世界を背負って超能力で巨悪と戦ったりしない分身近さはありキャラの存在にそれぞれ思いを馳せる余地はあっ>>続きを読む

流星課長(2002年製作の映画)

3.0

しりあがり寿のマンガはビジュアルや表現のデフォルメにかなりクセがあり実写化に不向きかと思うがさすがの庵野秀明と言わざるを得ない再現度、加えて特撮っぽさやカット割に庵野節を感じるらしさがダダ漏れ
安っぽ
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

予告だけ観て、これは前情報を何も入れず観ようと決心
何が起きてどこへ向かっているのかの理解が周回遅れでやってくるような感覚だった
使い古されたネタのようで観た記憶のない新しい演出、映像表現があったりキ
>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

どんなに強引でツッコミどころが満載でも要点をおさえて説得力を持たせれば成立するというのがジェームズワン手腕大発揮により知らしめられたと思う
なにより1番リアリティがあったのが血縁のない姉妹の愛というと
>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.0

こういう宇宙を題材にしたSFディザスターパニックモノ自体がもう流行らないような気がする
駆け足な展開ながらも出来る限り登場人物のキャラクターや関係性の変化を上手に描けていると思う
終始古典王道的な展開
>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.0

アジアとホラーの相性の良さを痛感する題材
リングのような巻き込み拡散型ホラーの現代版でありつつも凶々しくじめっとした古臭い感じが非常によい

全編通して結構要らないグロ描写が多く、不快感はつのるものの
>>続きを読む