ルシフ様さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『復活のルルーシュ』もそうだったが、多分ファンサービス的に詰め込んでるんだろうな、とは思っていたものの、情報量に圧倒されたな〜。「新作カットしかないSEED」だから、そりゃテンポいいよね。
テーマ的に
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

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頑固で、いい加減で、不器用で、情に篤くて……これが香港であり、香港映画やよねえ。冷静に考えると、工房閉めると言って閉めてない夫の二重生活ぶりは結構怖いと思うのだが、ムードで押し切る。娘のドラマもいいで>>続きを読む

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

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美術全振りの「暗いジブリ」、という印象で、なんかもう一個面白いところが欲しかったなあ。「俺たちの戦いはこれからだ! ヴェスパー先生の次回作にご期待ください!」 テーマは生命なのにひたすら暗く、躍動感や>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

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おっ、アンバー・ハード、意外に出番残ってるやん! まあこの女はどうでもいいんだけど、ドルフさんもしっかり活躍したのは良かったね。あとはまあ見事に何もない映画で、悪役もしょぼいしずーっとCG眺めてるだけ>>続きを読む

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

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おーっと、また放浪したい女シアーシャが、ぼんやりSFに出てるぞお? ただまあ原作はヤングアダルト小説ではなくもうちょいしっかりしているようで、縛られることを嫌う若妻役を演じさせると敵なしのシアーシャの>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

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あまりに妥協のない事故シーンに、「ば、バヨナくん……きみという奴は……」と絶句してしまったわ。モノローグを巡る構成もらしいと言うしかない。白銀の地獄においても、助け合って生き残ろうとする人の絆の尊みを>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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終末もの、ゾンビもので使い尽くされたネタながら、韓国の住宅事情、格差と絡めて手堅くまとめている印象。地震直後の本邦にも他人事ではないな……。サプライズはないが、しっかり面白かった。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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おさだまりのルーツを探る方向に行かず、降霊の現象と、当事者のみにわかる恐怖を掘り下げたのが良かった。緊張感も切れないし、カンガルーも効いてて良いホラー。手握って霊を見るところだけはやってみたいな……。

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

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古いのが新しい!が売りだったシリーズが、十年経ってやっぱり古いものになってしまったのだな……という、ちょっと悲しいシリーズ最終作(多分)。まあ評判聞いて心配したほどつまらなくはなく、単に面白くないな…>>続きを読む

シャクラ(2023年製作の映画)

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陰謀に嵌められたドニーさんが、百対一で戦う話です。序盤の嵌められて身の潔白を云々の辺りがあまり面白くなくて眠気を誘うのだが、ドニーさんが女のためにかつての仲間と決別することを決意するくだりからその眠気>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

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冒頭が一番面白かったのだが、そこを起点に始まるスラッシャーもの。手が込んだスプラッタ描写も良かったし、まずまず楽しめた。が、クライマックス途中で地震が起きたせいで、集中できず。

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

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まずまず面白かったが、あまりにわかりやすくすべて解説されるあたり全然怖くないし、疫病イメージなど、白人の怖がるアジア像がちょっとなあ……。途上国への搾取から、主客転倒へと繋がる構成の狙いはわかるが、映>>続きを読む

仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

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なんだかますます金がかかってない印象で、おなじみの石切場など、見たような場所でしか展開しない話であった。ガッチャードの新フォームも、作りが安くないか? まあ冬映画はこんなもんか……。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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昔、母親があのドーナツをよく作っていたので、妙にツボに入ってしまった。一番商品! 競合がいない! 付加価値をつける! まさに飲食コンサルタントの言うことの正しさを証明するようなドーナツのヒットぶり。お>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

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ド直球! 骨太! 鬼を討つために修羅となるような主人公の熱演、鬼気迫る長回し……。実話ベースだけにいいことは何もないこともわかっているが、それでもそこで戦い続けるんだ、という凄み。悪意しかないキャラを>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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ちょっと体調が良くなく、いまいち入り込めなかったが、シャラメは熊並みの萌えキャラなのだな……。バートン版とはまた違う解釈で、夢を取り戻す姿を描く。チーム感がいいですね。

ナポレオン(2023年製作の映画)

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異常に戦闘で強く、大砲の使い方が上手すぎるナポレオンの大暴れ……これは織田信長の長篠の戦いみたいなことだったのかな。異様に合戦シーン撮るのが上手いリドスコ御大と相似形を描いているような……。一方で「歴>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

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歳の差ものであり筆おろしものなのだが、思ったよりかほろ苦くて、ちょっぴり物悲しい……。主演の子は、ダサく装っているが実はめっちゃイケメンだよね。格差の問題、親子関係なども程よいスパイス。とはいえ、ビー>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

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ワンシチュエーションものになる前半から、後半への変化がかなり絶妙で、舞台設定を限定した妙味が出ており、結構新しい感覚あり。一方、サスペンスが切れてアクション寄りになってからがやや長かったか……。『イン>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償 HDリマスター(2007年製作の映画)

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テレビでは総集編二回、ミーアとムウのやっつけ感、最終回作り直しなどグダグダだったが、こうしてまとめて見ると、もう少し評価されるべきだな、と思う。福田監督は絵だけで端的に演出するのが上手いので、映画は結>>続きを読む

インファナル・アフェアIII 終極無間 4K(2003年製作の映画)

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三部作完結! 昔見た時は、緊迫感を欠いて感じられたのだが、改めて見ると、中盤はサスペンスが途切れるし、同人誌的な日常描写が増えてやはり緊密さを欠く印象。とはいえ、神経症的、ホラー的な演出が異色で、面白>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

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これはいいメノーシュさんだ! 実話ベースということで、イニシェリン島より狭い村を舞台に、田舎と金、過疎を巡る争いが惨劇を呼ぶ。まあ正直、大自然の暮らしを夢見る都会人にイラつく気持ちはわかるし、旦那ちゃ>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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キャプテン・マーベル夢女子が考えたような世にもくだらない話で、サミュエル・L・ジャクソンのやる気のなさがすごかったが、まあだからこそ面白いところもあり。縄跳びとか猫とか正気とは思えない。マンガ内ルール>>続きを読む

インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)

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盛って盛っての印象が強い香港映画だが、これは本当に無駄を削ぎ落として、ワンテーマでタイトに見せ切った傑作。人は変われないのだ、ということをある意味残酷に突きつけるラストも素晴らしいな……。続編も続編で>>続きを読む

インファナル・アフェアII 無間序曲 4K(2003年製作の映画)

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劇場公開当時ぶりに見たが、後付け前日譚と思えぬ圧倒的な完成度にまたびっくりするね。後々の因縁の発端を超豪華キャストで描きながら、「潜入」という毒がじわりと効いてくるシリーズの骨子を外さない。お話自体は>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

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まずまず面白かったが、こういう「都市伝説はホントだった!」系ホラーとして、「はいはい、都市伝説、都市伝説」と言われないだけのでっちあげはしてほしかったところ。こいつら何食ってんの、とかな……。デトロイ>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火 HDリマスター(2006年製作の映画)

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いよいよ後半戦に突入ということで、VSデストロイ、キラVSシン、アスラン脱走、ヘブンズベース攻略戦からオーブ戦の途中まで……見せ場多すぎや! ここまでは上手くダレ場をカットしてたが、初めてちょっともっ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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『ジュブナイル』以来に山崎貴映画を見たわけだが、こんなにひどいのか。無駄な説明台詞、大仰な表情に絶叫、開始10分で辟易してしまった。内容もミリオタの始末に負えないところを煮詰めたようで、民間の技術で命>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

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「ザ・配信」といった趣すら感じる、ディテールに振り切った映画で、さすがのフェティッシュさですね。色々とハイテクも駆使しつつも、結局は手がかりをたどって鉛玉をぶち込みにいくのだ、というクラシックさ。何か>>続きを読む

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

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ご当地の情勢などを踏まえて、荒唐無稽になりすぎず真面目に作ってある……んだろうが、まあそれが面白さと結びつくかというとそうでもないわけで、かなり寝てしまった……。渋めに決まっているカットなどもあり、悪>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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ひさしぶりにこんな長い映画を見たぜ……とは言うものの、空っぽな悪を演ずるデカプーのマジに中身ゼロな感じ、時折挟まれる抒情的なカット、劇伴少なめ、起伏も少ないのにビンビンに持続し続ける緊張感など、さすが>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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スターウォーズと触手の大好きな、ギャレス君の新作……ということで、東洋の良さげなイメージ引っ張りすぎ感を感じつつも、ベタに振り切ってて面白く見られた。気持ちよくお約束を満たしてくれた感に、大満足である>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣 HDリマスター(2006年製作の映画)

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第二幕はミネルバVSオーブの二連戦まで。なんともフラストレーションが溜まる展開が続くが、だからこそめちゃくちゃ面白い。ついダメなことを口走ってしまうアスランだが、本当にダメな奴だな……。

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

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作中の日本語表記は「オッス駅」になっていて、うーむ、確かに『オッス駅お化け』では、意味が変わってしまうな、と思った次第……。井戸が出てきて、呪いを移せて……ってあまりに『リング』セルフパロディが過ぎな>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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イタリアの風光明媚な港町を舞台に、暴力の嵐が吹き荒れる! 人々の暖かさと平穏さ、それに対するマフィアの暴虐のギャップよ……そしてそこに彷徨い込んだ一人の男の正体は……。バイオレンス度が増し、ホラー演出>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界 HDリマスター(2006年製作の映画)

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やっぱり4本あると構成にも余裕あって、その上でだれずにタイトな印象。もちろん、ルナマリアのアスランへの好意とか、バッサリカットされている要素もあるが……。シンの覚醒、キラの再起、アスランの帰還で締める>>続きを読む